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アメリカン・スナイパー : ニュートラルな視点で観てほしい作品。2015年02月22日 15:35

アメリカン・スナイパー
 今日の広島は雨、憂鬱ですよねぇ。私の仕事は大工さんほどではないですが、結構天候に左右される仕事。そんなわけで、急遽休みになってしまいました。その分、明日は忙しくなるのですが、今日こそは映画館に足を運んできましたよ。だって、随分前から楽しみにしてた作品が公開されましたから…。
【題名】
アメリカン・スナイパー

【製作年】
2014年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス(ブラッドリー・クーパー)。その任務は“どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること”。狙撃精度の高さで多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるまでになる。しかし、敵の間にもその腕前が知れ渡り、“悪魔”と恐れられるようになった彼の首には18万ドルの賞金が掛けられ、彼自身が標的となってしまう。一方、家族はクリスの無事を願い続けていた。家族との平穏な生活と、想像を絶する極限状況の戦地。愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせる。過酷なイラク遠征は4度。度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでゆく……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「アメリカン・スナイパー」は、アメリカ軍史上最強の狙撃手と言われた故クリス・カイルの自伝を映画化したヒューマンドラマです。米軍史上最強とうたわれた狙撃手クリス・カイル役には、「ハングオーバー!!! 最後の反省会 」のブラッドリー・クーパー。クリスの妻であるタヤ・カイル役には、「ニューイヤーズ・イブ」のシエナ・ミラー。監督は、「グラン・トリノ」のクリント・イーストウッド。

 公開前から、とても楽しみにしていた一本。巨匠・クリント・イーストウッドが、戦争映画を撮るわけですから、期待しないわけないでしょう。でもねぇ、観終わった後に感じたのは、面白かったとか、残念だったとか、そういった次元のものではありませんでした…。

 では何を感じたのか、それはこのブログを始めてから最も衝撃を受けた作品だということ。主人公のクリス・カイルは、アメリカ軍最強部隊であるシールズの隊員の中でもずば抜けた戦歴を誇る生きた伝説といえる人物。そんな完全無欠の彼は、アメリカという国の番犬になるためにシールズへ入隊した。そう、彼が守ろうとしているのは、世界平和とか、家族とかではなく、”アメリカ”なのです。また、カイルのアラブ人に対する態度は、とても軽蔑的なもので対等な人間としてみていません。つまり、実在の人物であったにも関わらず主人公を美化することなくリアルに描いているのです。そこに、現代アメリカの中東政策に関する矛盾点をイーストウッドが指摘しているように感じてなりませんでした。確かに、本作に関しては、扱う題材が題材だけに様々な意見があるようです。また、それぞれが自分たちに都合のよいように解釈し、解釈の違う相手を非難してるようもあります。しかしながら、個人的には、本作の底流に流れている普遍的テーマを戦争の理不尽さであり狂気であると感じましたよ。そんな映画をアメリカでは保守派で通っているクリント・イーストウッドが撮ったのだから大変意義深い作品だと思いましたね。同じ、保守派でも平和ボケの童貞ネトウヨくんたちとは、次元が違うということでしょう。

 そして、非情に疲れる作品でもありました。とにかく、画面から伝わってくる緊張感が半端ない。主人公は狙撃兵だから一般の兵士よりは安全な場所に陣取っているのですが、その任務は余りにも過酷。カイルがスコープを通して捕らえる敵は、武器を持った男だけではないのです。それは、女性だけでなくRPGをまともに抱えることもできないような幼い子供まで含まれています。1秒でも狙撃が遅ければ仲間が死ぬことになる、そんなぎりぎりの心の葛藤が映像として完璧に表現されていました。これは、クリント・イーストウッドの監督としての力量だけでなく、ブラッドリー・クーパーの役者としての力量も素晴しいからこそ、なせた業でしょう。

 このように「アメリカン・スナイパー」は、巨匠・クリント・イーストウッドの神がかり的な才能に感服さざるを得ない作品となっております。但し、そのあらすじは暴力の連鎖を描いた救われないものなので、その辺を理解して観賞されるのがよいかと。では、本日はこの辺で マタネ─゚+。d(`ゝc_・´)゚+。─ッ♪ 。


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フューリー : 戦争映画の新たなる王道2014年12月01日 22:09

フューリー
 土日は、山陰に久々の旅行に行ってまいりました。第一目的は、もちろん蟹とお酒とコンパニオン。楽しかったですなぁ。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
フューリー

【製作年】
2014年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 1945年4月、第二次世界大戦下。ナチス占領下のドイツに侵攻を進める連合軍の中にウォーダディー(ブラッド・ピット)と呼ばれる米兵がいた。長年の戦場での経験を持ち、戦車部隊のリーダー格存在である彼は、自身が“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車に3人の兵士と共に乗っていた。ある日、ウォーダディーの部隊に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)が副操縦手として配属される。だが彼はこれまで戦場を経験したことがなく、銃を撃つこともできない兵士であった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「フューリー」は、たった一台の戦車で300人ものドイツ軍に戦いを挑む5人の男たちの姿を描いた戦争ドラマです。“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車の戦車長でウォーダディーと呼ばれるドン・コリアー役には、「ワールド・ウォー Z」のブラッド・ピット。“フューリー”の乗員でバイブルと呼ばれているボイド・スワン役には、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のシャイア・ラブーフ。“フューリー”に配属された新兵のノーマン・エリソン役には、「ノア 約束の舟」のローガン・ラーマン。監督・脚本は、「エンド・オブ・ウォッチ」のデヴィッド・エアー。

 シャーマンM4中戦車、ガンダムでいえばジムのような存在といえばよいでしょうか。ドイツ軍には少数とはいえ重装甲で攻撃力の高いティガーⅠとⅡ、バランスの取れた傑作戦車であるパンター、ドイツ軍の中では雑魚ながらもシャーマンM4より強いⅣ号戦車のF2型以降のシリーズ、つまりシャーマンM4中戦車は自分よりも強い敵としか勝負できない残念な戦車だったわけ。乗りたくないよねぇ、こんなの。でも、主人公たちが乗っているのは、この残念感が半端ないシャーマンM4。だからこそ、本作が手に汗握る戦争ドラマになったのだと思いますよ、マジで。

 本作の主人公は、“フューリー”の戦車長であるウォーダディー。そして、物語としては新兵であるノーマン・エリソンの兵士としての成長物語となっている。ウォーダディーは戦争が悲惨で理不尽であることをノーマンに教え込んでいく。その教えの中には、平和ボケの我々には想像すらできない内容まであるわけ。しかし、一般のドイツ市民には、敬意を持って接するウォーダディー。ノーマンはそんな彼をしっかりと見て、戦場でいかに行動すべきかを学んでいくのです。だからこそ、絶望的な任務をウォーダディーと共に遂行することを決心したノーマンの行動に観る者は熱いものを感じられるのでしょう。そして、最後にノーマンが助かった理由も文句なしの展開。完璧でしたよ、デヴィッド・エアーの脚本は。

 また、映像も逸品でした。機銃により頭が吹っ飛ぶ兵士、戦車に生きたまま踏み潰される兵士、車に跳ねられた動物のように薄くなるまで踏み潰された遺体、どれも単にキモイだけでなく、戦争が悲惨で理不尽であることをリアルな映像で伝えてくれます。掲示板の書き込みだけは威勢のよいネトウヨのおバカさんたちも、これがリアルな戦場だと認識した上で責任を持った書き込みを心がけて欲しいものです。

 演者の中でピカイチの光を放っていたのは、主人公のウォーダディーを演じたブラッド・ピット。正直、ここまでのオーラを放っている彼は初めてでした。ぶっちゃけ、ウォーダディーを彼が演じていなかったら、ここまで説得力のある作品にはならなかったと感じます。ブラッド・ピットにも、何か感じるものがあったのかもしれないですね。

 このように「フューリー」は、リアルな戦場の破壊的映像に興奮できるだけでなく、戦争の悲惨さと理不尽さを学ぶこともできる戦争ドラマの逸品です。中学生の頃、課外授業で「プラトーン<特別編> [DVD]」を観る機会がありましたが、本作も今時の子どもたちにこそお勧めしたい映画でもあります。では、本日はこの辺で ゚+。:.゚p《☆вУё ВуЁ☆》@'∀`)ノシ゚.:。+゚ 。


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ローン・サバイバー : 仲間のため、神のため…。2014年03月22日 19:34

ローン・サバイバー
 三連休いかがお過ごしですか。今日は、忙しいと思いきや、以外にたしたことなかったので、以前から期待していたこの作品を観てまいりました。
【題名】
ローン・サバイバー

【製作年】
2013年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 2005年6月、国際テロ組織アル・カイーダの重要工作員の暗殺を狙ったレッド・ウィング作戦のため、アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズはアフガニスタンに赴く。4人の隊員が山岳地帯で偵察をしていた際、ある判断が200人超のタリバン兵から攻撃される状況を呼んでしまう。絶体絶命の状況下、崖から転がり落ち全身負傷しながら自分と仲間を信じて行動する4人。生死を分ける選択に次々と迫られる過酷な場に立ち向かっていくが…
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ローン・サバイバー」は、ネイビー・シールズ創設以来最大の惨事といわれている”レッド・ウィング作戦”を映画化した戦争アクションです。ネイビー・シールズ隊員で”レッド・ウィング作戦”で唯一の生き残りであるマーカス・ラトレル二等兵曹役には、「テッド」のマーク・ウォールバーグ。マーカスの上官であるマイケル・マーフィ大尉役には、「ジョン・カーター」のテイラー・キッチュ。同じくネイビー・シールズ隊員でマーカスと共に偵察に従事していたマシュー・アクセルソン役には、「メカニック」のベン・フォスター、ダニー・ディーツ役には、「ダーケストアワー 消滅」のエミール・ハーシュ。アラブの掟に従いマーカスを助けたグラーブ役には、「ゼロ タウン 始まりの地」のアリ・スリマン。監督・脚本は、「バトルシップ」のピーター・バーグ。

 戦争映画好きの私としては、公開前から超期待していた一本。でも、そんな私の期待をあっさりと裏切ってくれる超素晴らしい作品でしたよ。以前紹介した「ネイビーシールズ」と嗜好は異なりますが、戦場のリアルな緊張感が味わえるサイコーの戦争アクションとなっていました。でも、本作が素晴らしいのは、観る者の心を熱くさせる”男”たちの物語になっているところなのです。

 先ずは、緊張感MAXの銃撃シーン。タリバン兵に包囲されたシールズ隊員は、確実にタリバン兵を仕留めていきます。ですが、タリバン兵の放つ銃弾も、少しずつシールズ隊員を傷つけていくわけです。そして、追い詰められたシールズ隊員は、崖を飛び降りるます。その状況がとてもリアルか丁寧に描かれており、観ている我々もシールズ隊員のように消耗していきます。これぞ、戦争映画の王道といった作りになってますよ、リアルガチで。

 演者の演技もキレッキレでした。彼らが演じていたのは、国のために死んでいった実在の人物です。だからこそ、彼らの尊厳を守るために、自分が出来るサイコーの演技をしたのではないでしょうか。そして、そのサイコーの演技をカメラに収めたピーター・バーグ、相変わらず良い仕事をしますねぇ。

 しかしながら、この映画に熱いものを感じるのは、ここまで述べてきたことではありません。それは、自分以外の人間のために命を賭ける献身的な人間の姿なのです。しかも、自分以外の人間とは、家族や恋人ではありません。それは、戦場という極限状態に置かれた戦友を助けるための献身的行動なのです。「お前が俺を命がけで守ってくれるから、俺もお前を命がけで守る。」といったことを、4人のシールズ隊員は自分の命が尽きるまで貫き通すのです。そして、全ての仲間が死に一人になったマーカス・ラトレル、彼を救ったのは他のシールズ隊員ではなくアフガニスタンの山岳民族でした。この山岳民族は戦友でもない外国人のために、命を賭けてタリバンと戦うことになります。この展開はあらすじ的に意外性があるだけでなく、タリバンの銃弾に倒れる山岳民族のことを思うとこみ上げてくるものがありました。しかも、この映画で映像になっていることは実話なのです。何だかもう、日本人の良識を凌駕しているとしか言いようがありません。

 このように「ローン・サバイバー」は、命を賭けて戦う男の姿を描いた戦争アクション映画の逸品です。個人的には、今年観た映画の中で今のところNo.1の作品です。では、本日はこの辺で ヾ(O*´∀`*(バ)(イ)(バ)(ィ).+゚*。:゚+ 。


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ソルジャーズ・アイランド : 「安心安全な戦争体験」って何よ?2014年03月05日 09:53

ソルジャーズ・アイランド
 ウクライナ危機、どうやら最悪の事態だけは避けられそうですね。しかしながら、プーチン大統領は流石です。最悪の事態を避けながらも、当初の目的を見事に達成していますからね。日本の政治家にも、彼のようなしたたかさと実行力を持った人物がいればと思うのですが。ちなみに、本日紹介する作品は、最悪の事態を避けられなかったこちらになります。
【題名】
ソルジャーズ・アイランド

【製作年】
2012年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超だめだめ!!

【あらすじ】
 2008年、アフガニスタン。アメリカ軍特殊部隊で全ての作戦を犠牲者ゼロで遂行するクレイグ(クリスチャン・スレイター)の部隊は“タリバン”のアジトへ潜入捜査を行っていた。だが、アジト内でなぜかCIAと遭遇、軍部からは作戦中止と撤退を命じられるも、命の危機に立たされた仲間を救出したクレイグは軍を不名誉除隊させられる。2012年。民間の傭兵となっていたクレイグに、黒海に浮かぶ小さな島の住民から仕事が舞込む。その島は巨額の利益が見込める“レアメタル”の宝庫で、諸外国、投資家ら利権を狙う様々な組織から狙われ、無政府状態となっていた。なかでも、独自武装を行ったルポ大佐の組織により島民は壊滅状態。しかもその組織をサポートしているのがあのCIA関係者であった。彼らに恨みを持つクレイグは、危機迫る島を救出するため、島民の考えた“究極の作戦”を引き受ける。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ソルジャーズ・アイランド」は、戦争のプロに伴われ暇つぶしに戦争に参加した大富豪たちの奮闘を描いた戦争アクションです。元アメリカ軍特殊部隊の隊員で現在は民間の傭兵になっているクレイグ役には、「アローン・イン・ザ・ダーク」のクリスチャン・スレーター。大富豪隊員の一人であるロシアの鉄鋼王・ジョン役には、「サイレントヒル:リベレーション3D」のショーン・ビーン。大富豪隊員の一人で武器商人のグリモー役には、「ピラニア 3D」のヴィング・レイムス。監督は、マキシム・コロスティシェフキー。

 何の予備知識もないまま、本作を観てしまいました。私としては、戦争映画だと思っていたわけです。ところが大変な勘違いでした。ここは例のごとくギレン・ザビ閣下に演説してもらいましょう。「あえて言おう、カスであると」。

 つまり、本作は何ともクオリティーの低い作品だったのです。戦争映画とか、ジャンル以前の問題。例のごとく一杯やりながら観てる私は、二度意識を失ってしまいました。こんな汚れ仕事を断れないようでは、クリスチャン・スレーターが一線で活躍することは極めて厳しいといわざるを得ないですね。

 とにかく、序盤から映像がチープなのです。緊張感皆無のアクション、大富豪たちがゲーム感覚で「安心安全な戦争体験」に参加する設定、絵に描いたような悪役たち、真剣に仕事をやっているのか疑いたくなりましたよ。特にドイヒーだったのが、目的の島に上陸するシーン。高速ボートで移動中に悪党たちに待ち伏せされるのですが、このシーンの何ともしょぼいこと。ここからは、完全に笑えないコメディー映画として観ていましたよ。

 このように「ソルジャーズ・アイランド」は、観ると腹立つクソ映画の見本のような作品です。本作を意識を失わないで観るようになるには、相当な鍛錬が必要なのではないでしょうか。では、本日はこの辺で (⊃∀⊂)イナイイナイ- ∩・∀・)ノシ バイバァイ★ 。


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永遠の0 : 人を愛すること、時代を繋いでいくこと…。2013年12月21日 21:56

永遠の0
 私の年になると、師走は何故か落ち着きません。仕事の方は峠を越しているのですが、何なんでしょう。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
永遠の0

【製作年】
2013年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 2004年。佐伯健太郎(三浦春馬)司法試験に落ち失意の日々を過ごしていた。祖母・松乃が他界し葬儀に参列するが、そこで祖父・賢一郎(夏八木勲)とは血がつながっていないことを知る。血縁上の祖父は、松乃の最初の夫で、太平洋戦争時に零戦パイロットとして出撃、終戦間近に特攻隊員となり散った宮部久蔵(岡田准一)という人物だった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「永遠の0」は、百田尚樹の同名ベストセラー小説を映画化した作品です。海軍一の臆病者といわれた凄腕のパイロットである宮部久蔵役には、「図書館戦争」の岡田准一。宮部久蔵の血の繋がった孫である佐伯健太郎役には、「キャプテンハーロック」の三浦春馬。久蔵の妻である松乃役には、「謝罪の王様」の井上真央。久蔵の部下である井崎役には、「ポテチ」の濱田岳と「東京家族」の橋爪功。久蔵をライバル視する景浦役には、「アウトレイジ ビヨンド」の新井浩文と「47RONIN」の田中泯。学徒出陣兵として久蔵に航空機乗りの基礎を教わった武田役には、「あなたへ」の三浦貴大と「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」の山本學。武田と同じく学徒出陣兵として久蔵に航空機乗りの基礎を教わった大石役には、「清須会議」の染谷将太。健太郎の姉である慶子役には、「ゲゲゲの女房」の吹石一恵。健太郎の母の清子役には、「真夏の方程式」の風吹ジュン。健太郎の祖父の賢一郎役には、「脳男」の夏八木勲。監督は、「ALWAYS 三丁目の夕日'64 」の山崎貴。

 素晴らしい作品で、とても感動できました。映画館でここまで泣けたのは、「蒲田行進曲」以来かもしれない。それは、全てにおいて押し付けがましさがないため、素直な気持ちになれたからだと思います。例えば、本作のあらすじは戦争の悲惨さを訴える反戦をテーマにしたものでもなく、現在の右傾化する時代を反映したようなものでもないのです。右や左の思想を持った人が観ても、双方が感動できるようなニュートラルな視点で描かれているのです。そこには、日本の戦争映画にありがちな、監督の思想を押し付けるいやらしさが全く感じられなかったんですよねぇ。

 では、本作は何を観るものに伝えたいのか、その肝心なところは本作では語られていません。それを語るべき夏八木勲演じる賢一郎は、劇中でも言葉にできないと語っております。観た人それぞれが、感じればよいということなのでしょう。個人的には、人を愛することの大切さ、時代を繋いでいくことの大切さ、というメッセージを受け取ったような気がします。つまり、本作は戦争という時代を舞台にした骨太のヒューマンドラマなのです。

 そして、何よりも良かったのが、演者の素晴らしい演技と、その演技を洩らさずカメラに収めた監督の演出力でしょう。主演の岡田准一を始め、全ての演者が文句の付けようのない演技をしていました。そんな中でも個人的MVPは、田中泯演じる現代の景浦が特攻を志願した久蔵を無事に敵艦に送り届けようとした決心を語るシーン。これは、素晴らしい演技とかを超越したもので、リアルガチで鳥肌物でした。そして、その鳥肌物の演技をきっちりと観る者に伝える山崎貴監督も凄かった、何か波長がかみ合ったとでもいうのでしょうか。とにかく、泣けて泣けてしょうがなかったですよ。

 でも、本作が素晴らしいのはこれだけではありません。何気に、映像も素晴らしいのです。敵艦を襲う艦攻や艦爆の映像だけでなく、空戦を戦う主役の零戦、サイコーでした。先日、本ブログでも紹介した「風立ちぬ」と併せて零戦ブームが来ているというのも頷けます。しかしながら、本作で唯一のツッコミどころも主役の零戦の映像にあります。一部、どう見ても模型ですよね、と思われるクオリティーの低いシーンがあるんですよ。出来る技量を持ったスタッフを集めているわけですから、手を抜いて欲しくなかったなぁ。

 このように「永遠の0」は、今年映画館で観た邦画の中で文句なく一番の作品となっております。これをジャーニーズが主演だからとほざく方々は、本作を観てから文句いってもらいたいものです。では、本日はこの辺で ヽ(●´Д`●)ノ【。*†*。☆ВчёВчё☆。*†*。】ヽ(○´Д`○)ノ 。


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