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日本のいちばん長い日 : 歴史が動く瞬間を捉えた名作2015年09月30日 10:06

日本のいちばん長い日
 本日は、お盆休みに観た映画第3弾のこちらになります。
【題名】
日本のいちばん長い日

【製作年】
2015年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 1945年7月、戦局が厳しさを増す中、日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言が発表された。連日閣議が開かれ議論に議論が重ねられるが、降伏かそれとも本土決戦か結論が出ないまま8月に突入。広島、そして長崎に原爆が投下され『一億玉砕論』の声も上がる中、日本最大の決断がくだる。しかし降伏に反対する若手将校らは玉音放送を流させまいとクーデターを企て皇居やラジオ局占拠に向け動きはじめる……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「日本のいちばん長い日」は、混迷極める太平洋戦争末期の日本において国の行く末を模索する人々の姿を描いた、半藤一利のノンフィクション小説を映画化した作品です。鈴木内閣の陸軍大臣である阿南惟幾役には、「蜩ノ記」の役所広司。天皇陛下役には、「おくりびと」の本木雅弘。鈴木貫太郎首相役には、「藁の楯 わらのたて」の山崎努。監督/脚本は、「駆込み女と駆出し男」の原田眞人。

 太平洋戦争末期、現実的な思考を持った政治家・軍人は、本当に国家の行く末を心配していたのではと思います。戦局は日々悪化し若者の命が全線で失われるだけでなく、日本国土に対する無差別爆撃が女性や子供の命まで奪っている。正に、国家滅亡の危機ですよね。こういった状況の中、どのような経緯で終戦を迎えたのか。本作は、歴史の真実を描き出そうとする原田眞人監督の熱い思いが伝わる作品となっておりました。

 先ずは、陸軍大臣の阿南惟幾がとても魅力的に描かれていました。表面的には「抗戦派」を装っておりながら、陛下の真意を汲み終戦へと向かわせた、帝国陸軍の信義の人。和平が決まってからは、介錯無しで切腹することで、陸軍若手将校のクーデーター計画も抑え込みました。日本を救ってくれた英雄の中の英雄ですね。そんな阿南惟幾を、役所広司が見事に演じていました。

 さらに、見事だったのが原田眞人監督の演出。半端ない緊張感が最後の最後まで貫き通され、観ていて良い意味で疲れてしまいましたよ。当時の追い詰められた日本人が叡智を絞り出しどのように国難を乗り切ろうとしたのか、右巻きの人にとっても左巻きの人にとっても共感できる作りになっていたのもGoodでした。

 少し映画の話題から離れますが、以前より疑問に感じていたことがありました。それは、陛下の御聖断により終戦へと舵が切られたのに、何故戦争に反対であった陛下が陸軍の暴走を止めることができなかったのか。でも、本作を観ることによって、その疑問は払しょくされました。と同時に、陛下がいかに大日本帝国憲法を大切に考えられていたのか認識させられました。個人的には普通の国になって欲しいけど、今の姑息なやり方は間違いだと思いますよ、安倍総理。あなたのせいで、憲法改正はかなり遠のいたと思います。

 このように「日本のいちばん長い日は、扱っている題材、俳優陣の迫真の演技、それに原田眞人監督の才気がリンクしシナジー効果を醸し出した至極の名作となっております。既に劇場での上映は終了していると思いますが、来年の夏にでもDVDで観賞されたらよいかも。では、本日はこの辺で マタネー!!.....((((((○゚ε゚○)ノ~~   |出口| 。


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ハイネケン誘拐の代償 : ハイネケンよりバドワイザー。2015年06月15日 18:48

ハイネケン誘拐の代償
 広島カープ、交流戦を何とか5割で切り抜けました。しかし、セリーグはパリーグの2軍のような成績でしたね。こんなだから、今一調子に乗り切れない広島カープも首位と4.5ゲーム差。ペナント再開が待ち遠しいですよ。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
ハイネケン誘拐の代償

【製作年】
2015年

【製作国】
ベルギー、イギリス、オランダ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
だめだめ!

【あらすじ】
 1983年、オランダ・アムステルダム。大ビール企業「ハイネケン」の会長、フレディ・ハイネケン(アンソニー・ホプキンス)が何者かに誘拐された。世界でも指折りの大富豪であるハイケネンの誘拐は世間を驚かせ、警察も巨大組織による犯行を疑う。だが、その真犯人は、犯罪経験のない幼なじみの5人の若者であった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ハイネケン誘拐の代償」は、世界的なビールメーカー・ハイネケンの経営者が誘拐された実在の事件を基に映画化した作品です。ハイネケンの経営者であるフレディ・ハイネケン役には、「マイティ・ソー ダーク・ワールド」のアンソニー・ホプキンス。誘拐犯グループのリーダーであるコル・ヴァン・ハウト役には、「アップサイドダウン 重力の恋人」のジム・スタージェス。誘拐犯グループの一人であるヴィレム・ホーレーダー役には、「崖っぷちの男」のサム・ワーシントン。監督は、「ミレニアム2 火と戯れる女」のダニエル・アルフレッドソン。

 映画館で流れていた予告編、なかなか良かったんですよ。だから、それなりに期待して観に行ったわけ。でもねぇ、どんどん尻すぼみしていって、最後には「何~だ、こんなラストね。」みたいな感じになってたんですよね。

 演者の皆さん、流石に上手かったですよ。主演のアンソニー・ホプキンス、誘拐されるという窮地に追い込まれながらも、犯人グループを自分のペースに巻き込む狡猾な老人を見事に演じていました。また、誘拐犯グループを演じているジム・スタージェスやサム・ワーシントンもそつのない演技。彼等を含め皆さん、良い演技をしていました。

 但し、あらすじ的には超Bad!!なつくりでした。何というか、どんどん尻すぼみしちゃうわけ。実話を基にしているから致し方ないところはあるのだろうけど、これでは観ている方はしらけちゃいますよ。最後のオチも想定される中で、一番つまらない結末なんだもの。正直、フレディ・ハイネケンを何故アンソニー・ホプキンスが演じたのか、私には理解できませんでした。

 このように「ハイネケン誘拐の代償」は、サスペンス作品としてがっかりなオチを見せてくれる作品となっております。まあ、こんな時はバドワイザーでも飲みましょうかね。では、本日はこの辺で |*’I'|ノ゚+。*゚+。さぃなら~。+゚*。+゚ 。


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アメリカン・スナイパー : ニュートラルな視点で観てほしい作品。2015年02月22日 15:35

アメリカン・スナイパー
 今日の広島は雨、憂鬱ですよねぇ。私の仕事は大工さんほどではないですが、結構天候に左右される仕事。そんなわけで、急遽休みになってしまいました。その分、明日は忙しくなるのですが、今日こそは映画館に足を運んできましたよ。だって、随分前から楽しみにしてた作品が公開されましたから…。
【題名】
アメリカン・スナイパー

【製作年】
2014年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス(ブラッドリー・クーパー)。その任務は“どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること”。狙撃精度の高さで多くの仲間を救ったクリスは “レジェンド”の異名を轟かせるまでになる。しかし、敵の間にもその腕前が知れ渡り、“悪魔”と恐れられるようになった彼の首には18万ドルの賞金が掛けられ、彼自身が標的となってしまう。一方、家族はクリスの無事を願い続けていた。家族との平穏な生活と、想像を絶する極限状況の戦地。愛する家族を国に残し、終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせる。過酷なイラク遠征は4度。度重なる戦地への遠征は、クリスの心を序々に蝕んでゆく……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「アメリカン・スナイパー」は、アメリカ軍史上最強の狙撃手と言われた故クリス・カイルの自伝を映画化したヒューマンドラマです。米軍史上最強とうたわれた狙撃手クリス・カイル役には、「ハングオーバー!!! 最後の反省会 」のブラッドリー・クーパー。クリスの妻であるタヤ・カイル役には、「ニューイヤーズ・イブ」のシエナ・ミラー。監督は、「グラン・トリノ」のクリント・イーストウッド。

 公開前から、とても楽しみにしていた一本。巨匠・クリント・イーストウッドが、戦争映画を撮るわけですから、期待しないわけないでしょう。でもねぇ、観終わった後に感じたのは、面白かったとか、残念だったとか、そういった次元のものではありませんでした…。

 では何を感じたのか、それはこのブログを始めてから最も衝撃を受けた作品だということ。主人公のクリス・カイルは、アメリカ軍最強部隊であるシールズの隊員の中でもずば抜けた戦歴を誇る生きた伝説といえる人物。そんな完全無欠の彼は、アメリカという国の番犬になるためにシールズへ入隊した。そう、彼が守ろうとしているのは、世界平和とか、家族とかではなく、”アメリカ”なのです。また、カイルのアラブ人に対する態度は、とても軽蔑的なもので対等な人間としてみていません。つまり、実在の人物であったにも関わらず主人公を美化することなくリアルに描いているのです。そこに、現代アメリカの中東政策に関する矛盾点をイーストウッドが指摘しているように感じてなりませんでした。確かに、本作に関しては、扱う題材が題材だけに様々な意見があるようです。また、それぞれが自分たちに都合のよいように解釈し、解釈の違う相手を非難してるようもあります。しかしながら、個人的には、本作の底流に流れている普遍的テーマを戦争の理不尽さであり狂気であると感じましたよ。そんな映画をアメリカでは保守派で通っているクリント・イーストウッドが撮ったのだから大変意義深い作品だと思いましたね。同じ、保守派でも平和ボケの童貞ネトウヨくんたちとは、次元が違うということでしょう。

 そして、非情に疲れる作品でもありました。とにかく、画面から伝わってくる緊張感が半端ない。主人公は狙撃兵だから一般の兵士よりは安全な場所に陣取っているのですが、その任務は余りにも過酷。カイルがスコープを通して捕らえる敵は、武器を持った男だけではないのです。それは、女性だけでなくRPGをまともに抱えることもできないような幼い子供まで含まれています。1秒でも狙撃が遅ければ仲間が死ぬことになる、そんなぎりぎりの心の葛藤が映像として完璧に表現されていました。これは、クリント・イーストウッドの監督としての力量だけでなく、ブラッドリー・クーパーの役者としての力量も素晴しいからこそ、なせた業でしょう。

 このように「アメリカン・スナイパー」は、巨匠・クリント・イーストウッドの神がかり的な才能に感服さざるを得ない作品となっております。但し、そのあらすじは暴力の連鎖を描いた救われないものなので、その辺を理解して観賞されるのがよいかと。では、本日はこの辺で マタネ─゚+。d(`ゝc_・´)゚+。─ッ♪ 。


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長州ファイブ : 人選は大河ドラマよりGood!2015年01月27日 16:18

長州ファイブ
 年明けから結構忙しく、更新が遅れております。まあ、私の趣味でやっているブログなので許してください。では、本日紹介する作品は、こちらになります。
【題名】
長州ファイブ

【製作年】
2006年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 尊王攘夷の気運が高まる1862年12月。品川御殿山に建設中のイギリス公使館の焼き討ちを果たした一党の中には、長州の若き志士である山尾庸三(松田龍平)、志道聞多(北村有起哉)、伊藤俊輔(三浦アキフミ)等がいた。数日後、彼らは佐久間象山(泉谷しげる)の薫陶を受け、イギリスを始めとした西欧列強から日本を守る為にはむしろ「敵」である彼らから多くを学ぶべきであると悟るに至り、イギリスへ渡る事を決意する。海外渡航は幕府により厳固に禁じられていたが、長州藩主・毛利敬親(榎木孝明)から黙認の言質と援助を取りつけ、航海術に長けた野村弥吉(山下徹大)、噂を聞きつけた遠藤謹助(前田倫良)を仲間に加えた五人は密航へ向けて動き出した。前代未聞のこの目的を遂げる為には「“侍”であることすら捨てる」と覚悟を決めて髷を切り落とした五人は、1863年5月、死罪覚悟で帆船チェルスウィック号に乗り込んだ。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「長州ファイブ」は、海外文化を日本から排除しようとする“尊皇攘夷”の意識が高まる中、異国の文化を学ぶために海を渡った男たちの青春群像劇です。後に“日本工学の父”と呼ばれる山尾庸三役には、「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」の松田龍平。後に、”日本の鉄道の父”と呼ばれる野村弥吉(後の井上勝)役には、「真夜中のマーチ」の山下徹大。明治時代に政治家として大成した志道聞多(後の井上馨)役には、「半次郎」の北村有起哉。初代内閣総理大臣となる伊藤俊輔(後の伊藤博文)役には、「感染列島」の三浦アキフミ。後に造幣局で才を発揮することとなる遠藤謹助役には、「津軽百年食堂」の前田倫良。監督・脚本は、「半次郎」の五十嵐匠。

 歴史は勝者が創るわけですから当然といえばそれまでですが、明治維新の英傑たちは必要以上に持ち上げられていると考えております。ぶっちゃけ、彼らのしたことは徳川幕府から権力を簒奪したこと、それ以上でもそれ以下でもない。でも、本作は、そんな私が観ても素直に”良い”と思える作品となっておりました。それは、主人公が伊藤博文や井上馨ではなく、“日本工学の父”と呼ばれる山尾庸三であったからだと思います。

 そう、本作は主人公が意外であっただけでなく、あらすじも意外な作品でした。まあ、今年の大河ドラマの主人公は興味が薄れるほど(ほぼ一般人)の意外性がありましたが。でも、その意外性が、作品のクオリティーを高めているといってよいデキなのです。それもそのはず、主人公の山尾庸三は“日本工学の父”と呼ばれるだけあって、物作りを学んでいくのです。西洋の政治の仕組みを学ぶのと違い、我々のような一般的な人間にとって一番身近であり、国を富ますために一番必要なことを勉強しているわけです。そこで彼が経験するのも人種(日本人)だけでなく障害者や女性への差別であったり、勤勉に働くことにより周囲から信頼を得たり、幸薄い美しい女性との恋物語であったりするわけです。この映画を観て、少しだけ明治維新が身近に感じられるようになりましたよ。

 また、この映画を作るキャストやスタッフの熱い気持ちを感じられる作品でもありました。本作が作られた年代は、日本が一番元気のない頃。こんな時に作られた映画だからこそ、原点回帰をすることで少しでも活気を取り戻そうとする心意気が感じられました。こういうのって、何だかよいですよね。

 このように「長州ファイブ」は、意外な人物が主人公になることで一味違った明治維新の英傑の姿をみれる作品となっております。今の日本人に欠けている貧欲なまでの知識の吸収、このことが現代日本の長期的な低迷の原因だと感じましたよ。では、本日はこの辺で |○ΘДΘ|⊃○o。βyёβyё。o○⊂|ΘωΘ●| 。


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神様はバリにいる : 映画始めにサイコーの作品!!2015年01月18日 17:40

神様はバリにいる
 今年に入り、なかなか映画を観る機会がありませんでした。そんな中で選んだのが、本日紹介する作品。こんな作品を今年の映画始めに選ぶなんて、今年は去年以上に良い一年になりそうです。では、どうぞ。
【題名】
神様はバリにいる

【製作年】
2014年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 婚活ビジネスに失敗し借金を背負った元起業家の祥子(尾野真千子)は、失意の中訪れたインドネシアのバリ島で、自称“爽やか”で謎めいた日本人大富豪のアニキ(堤真一)と出会う。見るからに胡散臭そうな風貌のアニキであったが、眼科医のリュウ(玉木宏)を始め、バリ島のお年寄りから子供まで様々な人たちから慕われていた。とにかく人生をやり直したいと願う祥子は、藁をもつかむ思いで、アニキのもとで成功の秘訣をマスターするための人生哲学を学ぶことにする。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「神様はバリにいる」は、単身でインドネシアのバリ島へ渡って起業し大富豪になった丸尾孝俊との出会いなどを、著者の体験をもとにつづられたヒューマンコメディーです。大富豪のアニキ役には、「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」堤真一。婚活ビジネスに失敗した元企業家の照川祥子役には、「そして父になる」の尾野真千子。アニキを慕う眼科医のリョウ役には、「幕末高校生」の玉木宏。ナオトの元恋人である香奈役には、「白ゆき姫殺人事件」の菜々緒。照子のストーカーからアニキの子分になった杉田役には、「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」のナオト・インティライミ。監督は、「体脂肪計タニタの社員食堂」の李闘士男。

 金回りの良い人、皆さんの身近な人にも何人かいるはずです。自分で事業を起こした者、親の財産を引き継いだ者、どのように金を得たかは人それぞれです。でもねぇ、金回りの良い奴に限って、悪い奴はいないわけです。少なくとも私の周りにいる金回りの良い奴は、善人と悪人のどちらに属するかといえば確実に善人側に属しています。そう、神様は絶対に善人のことを愛していらっしゃいますからね。

 先ずは、本作が実在の人物を題材にしているところが何とも観る者を励ますのです。アニキの登場時は、それこそ胡散臭さ全開。でも、何となく憎めないわけ。その辺が神様に好かれる理由なのでしょうが、こんな人だったら誰だって好きになっちゃいますよ。そんな実在の丸尾孝俊氏を、堤真一は相変わらず魅力的に演じていましたねぇ。また、アニキの周りにいる連中も、とっても素敵な面々なわけ。尾野真千子演じる照川祥子、玉木宏演じるリョウ、魅力的な人には素敵な面々が集まるわけですよね。ナオト・インティライミ演じる杉田なんて、いわゆるストーカー。でも、そんな杉田でさえ、間の悪さで周りの人たちを和ませるわけ。もう、サイコーに素敵やん!。

 あらすじも、ぴか一でしたよ。本作は基本的にコメディー作品。でもねぇ、泣かせるわけですよ。そして、その泣かせ方がサイコーなわけ。いわゆる邦画で泣かせるといえば、男女の愛、親子愛、そんなところでしょうか。しかし、本作が凄いのが人間愛で泣かせるところ。これは、意外性があって良かったなぁ。しかも、泣かせながら、その近くに笑いを用意してますからね。脚本の森ハヤシ氏、サイコーに凄いじゃないですか。

 そして、本作の隠し味というか、スパイスになっているのがアニキの格言。アニキが祥子に対しドヤ顔でいう人生成功の秘訣は、どんなアホでも理解できる優しい言葉で語られています。それは、あらゆることに感謝し、あらゆる縁を大切にする、そして超ポジティブに生きること、個人的にはこんな風に解釈しました。中でも個人的に好きだった格言は、「失敗した時こそ、笑え」でした。これを実践するのは容易ではないでしょうが、これからの人生で貫き通していきますよ、マジで。

 このように「神様はバリにいる」は、思いっきり笑えるだけでなく、きっちりと泣かせてくれるヒューマンコメディーの傑作です。今年始めて観た映画が、こんなに素晴しかったことを感謝感謝です。では、本日はこの辺で (●゚ω゚)ノジャ、マタ!! 。


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