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駆込み女と駆出し男 : あらすじまで駆け込み2015年05月30日 21:37

駆込み女と駆出し男
 口永良部島の火山噴火、凄かったですねぇ。そして、BSでサンフレッチェの試合観ていたら、小笠原諸島西方沖でM8.5の地震。南海トラフに備えて、防災グッズなどでも用意しておかないといけないかな。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
駆込み女と駆出し男

【製作年】
2015年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 鎌倉にある東慶寺は、江戸幕府公認の駆込み寺だった。離縁を望む妻がここに駆け込めば問題解決に向け動く拠り所だった。駆け込んだからといってすぐには入れず、まずは御用宿で仔細の聞き取りがされる。御用宿の柏屋に居候する医者見習い兼駆出しの戯作者・信次郎(大泉洋)は柏屋の主人・源兵衛(樹木希林)とともに、様々な事情を抱えた男女のもつれをほどき、女たちの再出発を支えていく。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「駆込み女と駆出し男」は、井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案にした人情時代劇です。東慶寺の御用宿である柏屋に居候する医者見習い兼駆出しの戯作者・中村信次郎役には、「トワイライト ささらさや」の大泉洋。駆込み女の一人である鉄練りじょご役には、「DOG×POLICE 純白の絆」の戸田恵梨香。駆込み女の一人であるお吟役には、「一命」の満島ひかり。駆込み女の一人である戸賀崎ゆう役には、「恐竜を掘ろう」の内山理名。東慶寺の院代である法秀尼役には、「劇場版ミューズの鏡 マイプリティドール」の陽月華。柏屋の主人・源兵衛役には、「ツナグ」の樹木希林。監督/脚本は、「わが母の記」の原田眞人。

 笑えて泣ける映画、良いですよねぇ。お涙頂戴映画と違って、押し付けがましさを感じないわけです。本作を観て泣けたわけではありませんが、清々しい気持ちにさせてもらったのは確かです。

 とにかく、映画全体のイキフンが良かったですよ。物語の中心になるのは、デキの悪い旦那から東慶寺に逃げてきた女性たち。そこにいる女性たちは皆、辛い過去を経験したものばかり。しかし、本作がフォーカスしているのは、女性たちの過去ではなく現在なわけ。つまり、東慶寺に駆け込んだ時点で辛い過去がリセットされ、新しい女性に生まれ変わっているんですよね。こんなところが、清々しい気持ちにさせてくれるんでしょうねぇ。

 演者の好演も光っている作品でした。特に、主演の大泉洋。あの「男はつらいよ」で映画ファンを唸らせた渥美清独特の”一人語り”にも劣らない素晴しいものでした。惚れ惚れしちゃいましたよ。そして、意外に良かったのが、東慶寺の院代である法秀尼を演じた陽月華。生まれのよさから来る気品、修行によって培われた凄み、余りにも俗世間から離れた生き方をしてきたことによる滑稽さ(可愛らしさ)、完璧に演じていましたね。とにかく、この二人を始め、皆さん素晴しい演技でした。

 しかし、残念なのがあらすじ。東慶寺を取り潰そうと南町奉行の鳥居耀蔵がスパイまで送り込むのですが、余りにも駆け込み過ぎ。これには、呆気に取られましたよ。江戸っ子だから、ちょっちょいのちょいというわけにはいかんでしょう、全く。

 このように「駆込み女と駆出し男」は、笑って清々しい気持ちになれる人情時代劇の秀作です。決して派手さはありませんが、映画らしい特別な映像も味わえる一本ですよ。では、本日はこの辺で またねぇ(・ω・)ノ▽ 。


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蜩ノ記 : 武士道の奥深さを感じられる作品2014年10月06日 21:01

蜩ノ記
 超残念!!、結局2位も確保できないとは…。はい、広島カープのことです。確かにベテランは頼りになりませんが、若手は12球団でもトップレベルの戦力だと思います。まあ、首脳陣があれですから、こんなものなのですかね。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
蜩ノ記

【製作年】
2014年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 郡奉行だった戸田秋谷(役所広司)は藩主の側室との不義密通および小姓を斬り捨てたことにより10年後の切腹とそれまでの間に藩の歴史である藩主・三浦家の家譜を編さんし完成させるよう命じられる。それから7年後、刃傷沙汰を起こしてしまったものの家老・中根兵右衛門の温情により切腹を免れた檀野庄三郎(岡田准一)は、幽閉中の秋谷の監視役を命じられる。監視の内容は、藩の秘め事を知る秋谷が7年前の事件を家譜にどう書くか報告し、秋谷が逃亡のそぶりを見せた場合には妻子ともども始末するというものだった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「蜩ノ記」は、第146回直木賞に輝いた葉室麟の時代小説を映画化した作品です。過去の不義により10年後の切腹と藩の歴史である藩主・三浦家の家譜を編さんを命じられた戸田秋谷役には、「渇き。」の役所広司。幽閉中の秋谷の監視役を命じられた檀野庄三郎役には、「永遠の0」の岡田准一。秋谷の娘である戸田薫役には、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」の堀北真希。秋谷の妻である戸田織江役には、「ぼくたちの家族」の原田美枝子。家老の中根兵右衛門役には、「日輪の遺産」の串田和美。監督は、「明日への遺言」の小泉堯史。

 先日紹介した「柘榴坂の仇討」、武士道を描いたなかなかの作品でした。そして、本作も同じく武士道を描いた時代劇の良作でしたよ。

 先ずは、登場人物がとても魅力的でした。役所広司演じる戸田秋谷、岡田准一演じる檀野庄三郎、戸田秋谷の家族…、皆が凜として自分の信じる道を精一杯生きてるんですよねぇ。また、どちらかといえば悪党キャラの中根兵右衛門にしても、ギリギリのところで背筋の伸びた生き方をしてるわけ。年代や性別、身分に関係ないわけだから、様々な層の人間が共感できますよね。逆に、クズってる人物も登場します。それは、百姓連中。代官を後からだまし討ちするは、自分だけ逃げ息子が身代わりになっちゃうは、どうしようもないですなぁ。とにかく、彼らには全く同情できません。でも、この描き方は作品としては失敗しているような気がしないでもないですが…。

 あらすじは、全体的に面白く仕上がっていました。特に、三浦家の家譜編纂の進捗と秋谷が切腹を命じられた真相が明かされる部分がリンクしていくとこなんか良かったですよ。この辺は、原作は未読ですが、素材の良さを感じられるものでした。但し、全体的には少し眠くなるような内容であったのも事実。素材の良さに助けられてばかりで、素材の良さを活かせてない気がしましたね。

 このように「蜩ノ記」は、所々で詰めの甘さを感じられるものの、概ね満足度の高い作品となっております。まあ、個人的には「柘榴坂の仇討」の方が良いと感じましたけど。では、本日はこの辺で (☆ΘÅ)ьчёьчё(ÅΘ★) 。


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柘榴坂の仇討 : 武士道の本質を描いた作品2014年09月28日 15:54

柘榴坂の仇討
 兵庫県議会、またまた面白い奴が出てきました。全力疾走じじいとは、やってくれるではありませんか。お笑い大国・大阪のお隣でもあるし、今後とも目が放せないですね。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
柘榴坂の仇討

【製作年】
2014年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 安政七年三月三日、江戸城桜田門外で大老の井伊直弼(中村吉右衛門)が襲撃され殺害される。主君を守り切れなかったことを悔やんでも悔やみきれない彦根藩士・志村金吾(中井貴一)のもとに、仇を討てとの藩命が下る。明治の世になり時代が大きく変わっても武士としての矜持を持ち敵を探し続ける金吾。一方水戸浪士・佐橋十兵衛(阿部寛)は井伊直弼殺害後、俥引きに身をやつし孤独の中に生きていた。そして明治六年二月七日、仇討禁止令が布告される……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「柘榴坂の仇討」は、歴史小説から現代劇まで幅広いジャンルを手掛ける浅田次郎の短編小説を映画化した作品です。大老・井伊直弼の近習であった志村金吾役には、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」の中井貴一。井伊直弼襲撃犯の一人であった佐橋十兵衛(直吉)役には、「テルマエ・ロマエII」の阿部寛。金吾の妻である志村セツ役には、「鍵泥棒のメソッド」の広末涼子。監督は、「沈まぬ太陽」の若松節朗。

 最近の時代劇は、バリエーションが豊かになったものですね。先日紹介した「るろうに剣心」が圧倒的スピードの殺陣で観る者を魅了するのに対し、本作は殺陣はあるものの物語の中心は武士の誇りと妻との愛情を描いたヒューマンドラマといったところ。でもね、この2作品に関しては、根っこの部分では共通するメッセージを含んでいると個人的には思いました。それは、”生きる”ということです。

 「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という有名な一節があります。いわゆる武士としての心得について述べられた「葉隠」という書物の中で述べられた一節です。この一節には、大きく2つの意味が込められていたそうです。先ずは、この一節に書かれている通り、生きるか死ぬかの場合は、必ず死ぬほうを選択するということ。特に戦時中は、こちらの意味のみ重要視されたため、未だにこのように解釈されることが多いと思われます。そして、もう1つの意味は、人間死ぬ気で活路を見出せば自ずと道が開けるといくということ。本作の序盤でも、井伊直弼が同様の事を我々にも理解しやすい言葉で説明してくれています。また、昔の武士は無駄に死ぬことを犬死と言ってましたからね。こちらの方が、現代人の我々にはしっくりときます。この解釈の変化こそ、この2作品を生んだのかもしれないですね。

 で、本作の個人的評価なのですが、何というか、”超おすすめ!!”まで、もう一息の”おしい”作品でした。先ず最高によかったのが、主人公の志村金吾を演じた中井貴一と佐橋十兵衛(直吉)を演じた阿部寛の演技。2人とも人としての幸せを完全に捨て去り、ただ死ぬために生きるという悲しい男を見事に演じていました。でも、この2人より良かったのが、金吾の妻であるセツを演じた広末涼子。セツが不幸なのは、時代が明治に変わったにも関わらず、実質的には意味のない仇討ちにこだわっている金吾のため。これこそ、完全に金吾の我がままなのです。そんな夫を支えるセツは、誰もが同情すると同時に応援したくなる存在でした。

 しかし、残念だったのがあらすじ。全体的には良かったのですが、伏線の張り方と回収が安直すぎるたんですよね。大好きな殿(井伊直弼)が生前に語っていた言葉を聞いていた金吾、愛する妻を犠牲にしている金吾、にも関わらずこだわっていた仇討ちを止めたのが椿の花とは…。凡人の私には想像すらできないが、仇討ちを止めるに納得できる別の何かが欲しかったですね。

 このように「柘榴坂の仇討」は、あらすじに”おしい”部分があるものの、中井貴一、阿部寛、広末涼子の名演が光る作品となっております。になみに、本作一番のお勧めシーンは、金吾と十兵衛の殺陣ではなく、ラストで金吾がセツの手を優しく握るシーンです。では、本日はこの辺で ьчёьчё━━━ヽ(○´Д`○)ノ━━━ьчёьчё 。


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るろうに剣心 伝説の最期編 : ありがとう、剣心!2014年09月14日 19:45

るろうに剣心 伝説の最期編
 広島カープ、今日の負けで奇跡の逆転優勝はなくなりましたね。でも、このリベンジはCSできっちり果たしてほしいものです。ちなみに、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
るろうに剣心 伝説の最期編

【製作年】
2014年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられ“最強”の伝説を残した男・緋村剣心(佐藤健)は、新時代を迎え、神谷薫(武井咲)ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っていた。そんなある日、剣心は新政府から、剣心の後継者として“影の人斬り役”を務めた志々雄真実(藤原竜也)を討つよう依頼される。志々雄は新政府に裏切られ焼き殺されたはずだったが、奇跡的に復活、京都で戦闘集団を作り上げ日本征服を狙っていた。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「るろうに剣心 伝説の最期編」は、週刊少年ジャンプに連載された和月伸宏の同名コミックを佐藤健主演で実写映画化し、大ヒットを記録したアクション作の続編となる2部作の後編となる作品です。かつて“人斬り抜刀斎”と呼ばれ恐れられた男である緋村剣心役には、前作から引き続き佐藤健。シリーズのヒロインである神谷薫役にも、前作から引き続き武井咲。元御庭番衆で剣心を付狙う四乃森青紫役には、「清須会議」の伊勢谷友介。元・新選組三番隊組長で警官の斎藤一役には、「脳男」の江口洋介。都で戦闘集団を作り上げ日本征服を狙う志々雄真実役には、「MONSTERZ モンスターズ」の藤原竜也 。十三代目飛天御剣流継承者で緋村剣心の師匠である比古清十郎役には、「そして父になる」の福山雅治。監督は、前作から引き続き大友啓史。

 本作の感想を一言で言えば、期待値を裏切らない素晴らしい作品だということ。前作でハードルをとてつもなく上げているにも関わらず、ここまで楽しませてくれるとは…、製作陣、演者の皆さんに感謝感謝なのであります スペシャル感謝!!....._〆(・∀・*)ノ 。

 殺陣を中心としたど派手なアクションシーン、これはシリーズ最高傑作といってよいのでは。日本人でなければ撮ることの出来ない殺陣、これを存分に魅せてくれました。この殺陣を観て特に感じた事は、やはり演者が役作りへ真摯に向き合っているところではないでしょうか。下手をすると、クオリティーの高いコスプレになる危険をはらんだ役柄を完璧に消化し、切れ味鋭い殺陣で観る者を魅了するわけですから。佐藤健、藤原竜也、伊勢谷友介、江口洋介、神木隆之介、青木崇高、彼らのプロ根性に感謝ですよ、全く。中でも前作と本作を通じての個人的MVPは、志々雄真実を演じた藤原竜也。狂気の中に隠された悲しき運命を背負う男、説得力のある演技でした。藤原竜也は、また一つ高みに登ったようですね。

 あらすじも、観る者を飽きさせない素晴らしいものでした。特に本作では「自分が生きる」ことが根底に流れており、あらすじ全体に深みを与えるものになっていました。また、そのことが緋村剣心の強さにも繋がっており、あらすじ全体に説得力を与えるものにもなっていました。但し、若干の残念感があったのもあらすじ。それは、瀬田宗次郎以外の十本刀があまりにも雑魚キャラな件です。これでは、十本刀の意味がないような気がします。上映時間が長くなってもよいから、それぞれに見せ場が欲しかったですね。

 このように「るろうに剣心 伝説の最期編」は、ファンの期待を裏切らない剣客エンターテイメントの逸品となっております。但し、前作を観ていないと完全に置いてけぼりになる作品なので、そこだけはご注意を。では、本日はこの辺で (○´ω`)ノ ゚+。:.゚゚ьчё-ьчё.:。+゚ ヽ(´Д`○) 。


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るろうに剣心 京都大火編 : 前作を凌ぐ傑作映画!!2014年08月06日 11:11

るろうに剣心 京都大火編
 朝日新聞、右翼の方、共に香ばしいですなぁ。慰安婦問題に関しては、肯定も否定もできないですよ。お互い、冷静になるべきだと思いますが。まあ、こんなことは置いておいて、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
るろうに剣心 京都大火編

【製作年】
2014年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられ“最強”の伝説を残した男・緋村剣心(佐藤健)は、新時代を迎え、神谷薫(武井咲)ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っていた。そんなある日、剣心は新政府から、剣心の後継者として“影の人斬り役”を務めた志々雄真実(藤原竜也)を討つよう依頼される。志々雄は新政府に裏切られ焼き殺されたはずだったが、奇跡的に復活、京都で戦闘集団を作り上げ日本征服を狙っていた。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「るろうに剣心 京都大火編」は、週刊少年ジャンプに連載された和月伸宏の同名コミックを佐藤健主演で実写映画化し、大ヒットを記録したアクション作の続編となる2部作の前編となる作品です。かつて“人斬り抜刀斎”と呼ばれ恐れられた男である緋村剣心役には、前作から引き続き佐藤健。シリーズのヒロインである神谷薫役にも、前作から引き続き武井咲。元御庭番衆で剣心を付狙う四乃森青紫役には、「清須会議」の伊勢谷友介。元・新選組三番隊組長で警官の斎藤一役には、「脳男」の江口洋介。都で戦闘集団を作り上げ日本征服を狙う志々雄真実役には、「MONSTERZ モンスターズ」の藤原竜也 。監督は、前作から引き続き大友啓史。

 前作を観た時から、次回作に大きな期待を抱いておりました。あのキレッキレの殺陣は、今まで観ていた水戸黄門や桃太郎侍などの時代劇の概念を軽く凌駕していましたからね。でも、本作を観て先ず感じた事は、殺陣のレベルどうこうではなく、原作をも遥かに凌駕した日本独自の剣客エンターテイメントとして身震いするような完成度となってなっていたことでした。

 先ずは、主人公の緋村剣心を演じた佐藤健。前作にも増して、そのはまり度は神レベルといってよい完成度。雑魚相手でも、その殺陣はしびれるレベルでした。また、剣心のライバルといってよい志々雄真実を演じた藤原竜也も素晴らしかった。全身を包帯で巻かれた役柄ですから、演技の中心になるのは”声”と”目”。その限られた中で、志々雄真実というウルトラど変態野郎を完璧に演じていました。この二人を中心にしてからの、伊勢谷友介、江口洋介、神木隆之介、青木崇高、田中泯等の面々もキレッキレの演技でした。こうなってくると、一人だけ次元の違う演技をしている武井咲が可哀相になりましたよ、マジで。

 圧倒的スピードの殺陣、明治初頭の混沌とした中にも活気のある街、志々雄真実の狂気ともいえる世界感、逸品の映像でした。前作の成功で大きくなった制作費を見事に消化(昇華)していますね。これには、大友啓史監督をはじめとする製作陣の心意気を感じました。

 但し、本作は2部作の前編。こんな扱いだと消化不良の終わり方になるのが常。確かに、あらすじだけをみれば、そんな感じかもしれません。十本刀の中で剣心とけりがついたのは、“刀狩”の張のみ。四乃森蒼紫にいたっては、剣心と剣を交えてもいない状態。でもね、観終った後の満足感は、そんなことを全く感じさせないんですよねぇ。しかも、最後の最後に福山雅治の登場。後編の公開も、今から楽しみでなりません。

 このように「るろうに剣心 京都大火編」は、傑作であった前作をも上回る剣客エンターテイメントの逸品となっております。美味しいところを全て残してこのデキですから、後編ではどれだけ楽しませてもらえるのでしょうか。では、本日はこの辺で (☆´・ω・`)⊃ ゚+。:.゚ばぁぃばぁぃ゚.:。+゚ ⊂(`・ω・´○) 。


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