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チャッピー : これぞ、ブロムカンプ・ワールド2015年05月28日 17:45

チャッピー
 広島カープ、なかなか波に乗れないですね。原因は中継ぎ・抑えというのは、素人の私にでも理解できます。この際、好投してる割に勝ち星に恵まれない大瀬良君に抑えをやってもらうのはどうなのかな。手遅れになる前に、首脳陣の決断を信じるのみです。では、本日紹介する作品はこちらになりんす。
【題名】
チャッピー

【製作年】
2015年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 2016年.犯罪多発都市、南アフリカ・ヨハネスブルグ。ロボット開発者のディオン(デーヴ・パテル)は、学習機能を備えたAI(人工知能)を搭載した世界でただ一体のロボットを極秘で製作。“チャッピー”と名付けられたそのロボットを起動させると、まるで子供のように純粋な状態であった。だが、チャッピーはディオンとともにストリートギャングにさらわれ、そのAIにはギャングによって生きるための術が叩き込まれていく。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「チャッピー」は、「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督が、自身の出身地である南アフリカのヨハネスブルグを舞台に描くSFアクションです。AI(人工知能)を搭載した世界でただ一体のロボットであるチャッピーをモーションキャプチャーで演じたのは、「エウロパ」のシャルト・コプリー。チャッピーの生みの親であるエンジニアのディオン・ウィルソン役には、「チェリーについて」のデブ・パテル。ディオンのライバルでもあるエンジニアのヴィンセント・ムーア役には、「ウルヴァリン:SAMURAI」のヒュー・ジャックマン。チャッピーの育ての親となるギャングのニンジャ役には、ラップレイヴグループのディー・アントワードでリード・ラッパーを担当するニンジャ。同じくチャッピーの育ての親であるヨーランディ役には、ディー・アントワードの、サイド・ラッパーを担当するヨーランディ・ヴィザー。

 ニール・ブロムカンプといえば、他の映画人とちょっと違った切り口を持った方だと思っております。コンピューターやロボットのAI物は昔から多くの作品で描かれていたけど、AIに対しては否定的な作品が大半を占めていると思います。しかし、本作はちょっと違うんですよね。どちらかといえば、人間が性悪説でAIは性善説のような描かれ方でした。しかも、AIをインストールされたロボットは、まさかの赤ちゃん始まり。これだと、観ている方はチャッピーに愛着わきますよね。この辺も上手いと思わされました。流石のニール・ブロムカンプといったところでしょうか。

 SF作品に重要な映像も中々でした。あらすじの都合上、アクションシーンは決して多くはないのですが、手抜きのない迫力あるものに仕上がっていました。そして、何といっても良かったのが、意外な結末となったあらすじ。伏線も分かりやすく張ってあるので驚愕というほどではありませんが、観る者に様々なことを考えさせる結末でした。

 但し、肝心なところでツッコミどころがあったのも事実。それは、チャッピーを始めとするロボット警官隊を開発した武器製造会社のエンジニア・デオンのセキュリティー。ディオン・ウィルソンが簡単にキーを持ち出せるなんて、どうかしてるよな。それが原因でロボット警官隊が全てダウンするわけだし。普通は、二重三重にセキュリティーを確保しているはずですけどね。

 このように「チャッピー」は、ニール・ブロムカンプの鋭い着眼点が光るSFアクションの秀作です。オチもユニークだし映像も中々の作品なので、映画館で観ても損はないと思いますよ。では、本日はこの辺で マタネ♪ヾ(゚-^*)≡(((((((*゚-)ノ |EXIT 。


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_ Akira's VOICE - 2015年05月28日 17:54

そうだロボットになろう。
 

_ 映画雑記・COLOR of CINEMA - 2015年05月28日 18:24

『チャッピー』CHAPPIE監督・脚本 : ニール・ブロムカンプ出演 : シャールト・コプリー、デヴ・パテルヒュー・ジャックマン、シガーニー・ウィーヴァーディー・アントワード(ニンジャ、ヨーランディ)

_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2015年05月28日 19:17

公式サイト。原題:Chappie。ニール・ブロムカンプ監督。シャールト・コプリー、ヒュー・ジャックマン、シガーニー・ウィーヴァー、デヴ・パテル、ヨーランディ・ヴィザー。同じロボ ...

_ 新・辛口映画館 - 2015年05月28日 22:24

 映画comさん主催「『第9地区』萌え萌え男子限定独占試写会」に招かれた。客席は満席だ。映画上映前に赤ペン瀧川氏による公開「映画添削」イベントが行われた。

_ ペパーミントの魔術師 - 2015年05月29日 14:26




AIが搭載されて、人でないものが自分の意思をもったとたんに限りなく人間に近づいていく。
・・・ところが人の創りしものなんだけども頭がごっつええもんだから
最終的にはその先をいくのな。

ちょこっとネタバレになってしまいますが、ラストで”黒い羊”は「3人」に...

_ 時間の無駄と言わないで - 2015年05月30日 00:43

全体から溢れる既視感が半端ない。
ストーリーもデザインも台詞回しも何処かで見たコトあるやつ。
そもそも「第9地区」からこっちずっと同じコトやってる人だし。

既視感塗れ ...

_ 象のロケット - 2015年05月31日 10:15

2016年、犯罪多発地区の南アフリカ・ヨハネスブルグ。 兵器企業テトラバール社の開発者である青年ディオンは、自分自身で“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を、上司に無断でロボットに搭載する。 ところが、ディオンとそのロボット“チャッピー”は、ストリート・ギャングに誘拐され、まっさらな状態のチャッピーは、ギャングの“子ども”として育てられる。 やがて、チャッピーは“人類の敵”として狙われることに…。 SFアクション。

_ こねたみっくす - 2015年06月01日 18:29

チャッピーが可哀想だ。
子供は親を選べないどころか、人格を形成する年頃に出逢う大人も選べない。それがどんなに重みのあることかを痛感させられる映画でした。
子供の人生はほ ...

_ だらだら無気力ブログ! - 2015年06月02日 00:07

これは非常に面白かった。

_ Subterranean サブタレイニアン - 2015年06月06日 07:01

監督 ニール・ブロムカンプ 主演 シャールト・コプリー 2015年 アメリカ/メキシコ/南アフリカ映画 120分 SF 採点★★★★ 「こんな環境じゃ、やる気も出ねぇ!」と不平不満を漏らす方っていますよねぇ。私も“やれと言われるとやりたくない”って性質なので分…

_ ディレクターの目線blog@FC2 - 2015年06月07日 05:55



映画 『チャッピー』 (公式)を先日、劇場鑑賞。採点は ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら80点にします。









ざっくりストーリー


2016年、凶悪犯罪多発地区、南アフリカのヨハネスブルグの治安は、兵器会社製造の警察ロボットによって何とか保たれていた。研究所のロボット開発者・ディオン(デーヴ・パテル)は社に極秘で、感...

_ 我想一個人映画美的女人blog - 2015年06月07日 23:25



「第9地区」「エリジウム」のニール・ブロムカンプ監督の3作目。
警察の戦闘用に開発された人工搭載の学習型ロボット“チャッピー”
たまたまギャングに育てられることになったチャッピーの成長の行方、
人間の欲望と思惑に翻弄される彼を待ち...

_ 笑う社会人の生活 - 2015年06月16日 08:42

6日のことですが、映画「チャッピー」を鑑賞しました。

2016年 南アフリカ。ディオンは世界初 自身で考え 成長するロボット チャッピーを開発するがストリートギャングにチャッピーごと誘拐されてしまう
ギャングとしての生き方を学び、成長していくチャッピー そんな...

_ 銀幕大帝α - 2015年09月25日 23:36

CHAPPIE
2015年
アメリカ/メキシコ/南アフリカ
120分
アクション/SF
PG12
劇場公開(2015/05/23)



監督:
ニール・ブロムカンプ
『エリジウム』
製作:
ニール・ブロムカンプ
脚本:
ニール・ブロムカンプ
出演:
シャールト・コプリー:チャッピー
デヴ・...

_ いやいやえん - 2015年10月03日 10:22

【概略】
2016年―犯罪多発地区、南アフリカ ヨハネスブルグに世界で唯一の“感じ、考え、成長する”AI(人工知能)を搭載したロボットが誕生。彼の名はチャッピー。起動したばかりのチャッピーは真っ新でまるで子供のようだが、彼の余命はたった5日間しかない。ギャングにさらわれたチャッピーは、ギャング式の生きる術を覚え加速度的に成長する。
SFアクション



犯罪が多発するヨハネスブルグで心も知能も人間のように成長するロボットが犯罪組織に巻き込まれ、そこでの経験を元に成長する姿を描いた作品。まるで子育てシミュレーションのような展開が続きます。無邪気な子供が犯罪に手を染めやむを得ず悪に染まっていく姿の痛々しさに複雑な想いを抱かされる。生育環境ってすごく大事。
この監督の「第9地区」は好きなんですが「エリジウム」はダメで、どうもこの監督はむらがあるというか、雑な部分を多く感じます、とくに後半。「細かいことは気にするな」の精神なのかもしれませんが、SFがファンタジーへと変わっちゃった感が。
とくに、人工知能で動くロボットが作れる程度のテクノロジーレベルからかなり飛躍した「意識を取り出す事」が実現してしまうあたり、しかも超簡単に。これを観て「プレステージ」を思い出しましたが、あれも、「なんちゅうものを後半出してきたんだ。魔法じゃないか」と思ったものでした。これも感覚的には同じ感じかな。

あと創造主のライバルでもあるヒュー・ジャックマンが凄いゲス野郎。
子どもがギャングな親の養子になっちゃったから、創造した親がたびたび様子を観にきてこっそり真面目な教育を施すというSFらしからぬ展開になる。不良たちの中に置いてかれ石を投げつけられ火炎瓶を投げつけられ「なんでこんなことをするの。お願いやめて」を連呼して助けを呼ぶチャッピーが可哀想でならなかったよ。無垢な子供が痛めつけられてる様子そのまんま。

「チキンなんてほしくねえよ。興味ないね」とか悪ぶってて笑った。
余命5日しかないのですが、「意識を別の器にコピーすればいいじゃん!」ってなるんですよ。ロボットである自分だけならまだしも、瀕死の創造主やママに対しても同様に「コピーすればいいじゃん!」ってなる。これは、ロボットならではの短絡的思考ですが、チャッピーの愛くるしさに誤魔化されているものの、非常に恐ろしい思考ですよ、そしてそれはまさかのハッピーエンドのような描き方で終わる。
物凄いブラックなものを映画自体に感じた。「これは一時的なボディだ。すぐに新しいのを作るね」可愛らしい物言いの反対にそれは、人間の体を捨て機械化することへの憧憬に他ならない。何を持って人間となすのかと言う線引きが非常に難しく感じる作品ですが、私個人はチャッピーの言う意識(精神)が人を作っていると思っているので、ボディは器という考えは理解できるのですが、しかしそれをとても当たり前のように映画でさらりと描く事の出来る監督は、やはり天才なのかなあとも。
なんともいえない怪作ですね。