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フューリー : 戦争映画の新たなる王道2014年12月01日 22:09

フューリー
 土日は、山陰に久々の旅行に行ってまいりました。第一目的は、もちろん蟹とお酒とコンパニオン。楽しかったですなぁ。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
フューリー

【製作年】
2014年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 1945年4月、第二次世界大戦下。ナチス占領下のドイツに侵攻を進める連合軍の中にウォーダディー(ブラッド・ピット)と呼ばれる米兵がいた。長年の戦場での経験を持ち、戦車部隊のリーダー格存在である彼は、自身が“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車に3人の兵士と共に乗っていた。ある日、ウォーダディーの部隊に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)が副操縦手として配属される。だが彼はこれまで戦場を経験したことがなく、銃を撃つこともできない兵士であった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「フューリー」は、たった一台の戦車で300人ものドイツ軍に戦いを挑む5人の男たちの姿を描いた戦争ドラマです。“フューリー”と名付けたシャーマンM4中戦車の戦車長でウォーダディーと呼ばれるドン・コリアー役には、「ワールド・ウォー Z」のブラッド・ピット。“フューリー”の乗員でバイブルと呼ばれているボイド・スワン役には、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のシャイア・ラブーフ。“フューリー”に配属された新兵のノーマン・エリソン役には、「ノア 約束の舟」のローガン・ラーマン。監督・脚本は、「エンド・オブ・ウォッチ」のデヴィッド・エアー。

 シャーマンM4中戦車、ガンダムでいえばジムのような存在といえばよいでしょうか。ドイツ軍には少数とはいえ重装甲で攻撃力の高いティガーⅠとⅡ、バランスの取れた傑作戦車であるパンター、ドイツ軍の中では雑魚ながらもシャーマンM4より強いⅣ号戦車のF2型以降のシリーズ、つまりシャーマンM4中戦車は自分よりも強い敵としか勝負できない残念な戦車だったわけ。乗りたくないよねぇ、こんなの。でも、主人公たちが乗っているのは、この残念感が半端ないシャーマンM4。だからこそ、本作が手に汗握る戦争ドラマになったのだと思いますよ、マジで。

 本作の主人公は、“フューリー”の戦車長であるウォーダディー。そして、物語としては新兵であるノーマン・エリソンの兵士としての成長物語となっている。ウォーダディーは戦争が悲惨で理不尽であることをノーマンに教え込んでいく。その教えの中には、平和ボケの我々には想像すらできない内容まであるわけ。しかし、一般のドイツ市民には、敬意を持って接するウォーダディー。ノーマンはそんな彼をしっかりと見て、戦場でいかに行動すべきかを学んでいくのです。だからこそ、絶望的な任務をウォーダディーと共に遂行することを決心したノーマンの行動に観る者は熱いものを感じられるのでしょう。そして、最後にノーマンが助かった理由も文句なしの展開。完璧でしたよ、デヴィッド・エアーの脚本は。

 また、映像も逸品でした。機銃により頭が吹っ飛ぶ兵士、戦車に生きたまま踏み潰される兵士、車に跳ねられた動物のように薄くなるまで踏み潰された遺体、どれも単にキモイだけでなく、戦争が悲惨で理不尽であることをリアルな映像で伝えてくれます。掲示板の書き込みだけは威勢のよいネトウヨのおバカさんたちも、これがリアルな戦場だと認識した上で責任を持った書き込みを心がけて欲しいものです。

 演者の中でピカイチの光を放っていたのは、主人公のウォーダディーを演じたブラッド・ピット。正直、ここまでのオーラを放っている彼は初めてでした。ぶっちゃけ、ウォーダディーを彼が演じていなかったら、ここまで説得力のある作品にはならなかったと感じます。ブラッド・ピットにも、何か感じるものがあったのかもしれないですね。

 このように「フューリー」は、リアルな戦場の破壊的映像に興奮できるだけでなく、戦争の悲惨さと理不尽さを学ぶこともできる戦争ドラマの逸品です。中学生の頃、課外授業で「プラトーン<特別編> [DVD]」を観る機会がありましたが、本作も今時の子どもたちにこそお勧めしたい映画でもあります。では、本日はこの辺で ゚+。:.゚p《☆вУё ВуЁ☆》@'∀`)ノシ゚.:。+゚ 。


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_ とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver - 2014年12月01日 23:06

もうじきヒトラーが自殺して無条件降伏する直前に、300人のナチスに5名の兵士がたった一台の戦車で立ち向かう。戦争の裏も表も描き出したすごい内容の物語になっている。理想は平和だが、現実は地獄そのものだった。戦争映画の歴史に残る作品だ。

_ だらだら無気力ブログ! - 2014年12月02日 00:49

ティーガー、固いなぁ。

_ ディレクターの目線blog@FC2 - 2014年12月02日 09:34



映画 『フューリー』 (公式)を昨日(映画の日)、劇場鑑賞。採点は ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら65点にします。









ざっくりストーリー


1945年4月、第二次世界大戦の最終局面のドイツ。ナチスが大暴れするドイツ軍に侵攻を進める連合軍に、ベテラン兵士ウォーダディー(ブラッド・ピット)の部隊に、戦闘経験の無い副操...

_ 象のロケット - 2014年12月03日 00:41

第二次世界大戦中の1945年、連合軍はドイツへの侵攻を進めていた。 連合軍の“フューリー(激しい怒り)”と名付けられたシャーマン戦車を指揮をするのは、各地でドイツ軍を蹴散らしてきた歴戦の猛者ドン・コリアー軍曹。 18歳の新兵ノーマンはコリアーの部隊に送り込まれ、仲間たちから手荒い歓迎を受ける。 そこは想像をはるかに超えた最前線の戦場だった…。 戦争アクション。

_ Akira's VOICE - 2014年12月03日 10:18

血と涙が轍となり命になる。
 

_ 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 - 2014年12月08日 20:02



今作の話題は やはり何と言っても、映画 史上初の、モノホンのタイガー型戦車(写真)が登場すること。
ボービントン博物館に保存されていていた、唯一の動くタイガー!
アメリカ軍の戦車を圧倒するその脅威を、よりリアルに感じさせるのに非常に効果的だったと思う。

...

_ ここなつ映画レビュー - 2014年12月12日 12:52

第二次世界大戦物で、戦車戦にスポットを当てた作品。よく考えてみたら当然のことだけれど、戦車はチーム制になっていて、内部のメンバーや役割は定められている。そこには命を賭けた、友情を超えた絆が存在する。その中の一機フューリー号での戦いを描いた作品である。戦車戦の迫力、恐ろしい戦場の様、息を呑んでただただ見続けるしかない。ウォーダディーことドン・コリアー(ブラッド・ピット)がリーダーを務めるフューリー号は、ドイツ上陸後の激しい戦闘で副操縦士を失い、新たにメンバーに加わったのは、兵士になってわずか8週目の新兵。しかもタイピストとして養成されてきた彼は、前線ど真ん中にとても相応しいとは言えない。し...

_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2014年12月18日 21:30

 『フューリー』を吉祥寺オデヲンで見ました。

(1)戦争映画はあまり好みではありませんが、ポスターに「アカデミー賞最有力」とあるのにつられて映画館に行ってきました。

 本作(注1)の時代設定は、1945年4月(注2)。
 「フューリー」と名付けられたM4中戦車シャ...

_ 映画のブログ - 2014年12月20日 15:59

 悔しいなぁ。
 『フューリー』を上映している135分間、私は歯軋りしたいくらいだった。
 これは日本じゃ撮れない映画だ。

 デヴィッド・エアー監督・脚本の『フューリー』は、ナチス・ドイツ崩壊目前の1945年4月における、戦車フューリー(憤激)号に乗り込む5人の男たちの物語である。敵地ドイツの奥深く進撃する彼らは、友軍を次々に失い孤立していく。その戦いの酷さをこれでもかと描くのが本...

_ C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜 - 2014年12月22日 22:51

フューリー
&#039;14:米




◆原題:FURY
◆監督:デヴィッド・エアー「サボタージュ」「エンド・オブ・ウォッチ」
◆出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、スコット・イーストウッド、ゼイヴィア・サミ...

_ とりあえず、コメントです - 2015年01月11日 23:16

第二次世界大戦終盤のドイツを舞台に描いたブラッド・ピット主演の戦争映画です。 公開前から気になっていたのですけど、なかなか観る度胸が無くて遅くなってしまいました。 スクリーンいっぱいに広がった無残な戦場の姿に、戦争の哀しさをじわじわと感じるような作品でした。

_ いやいやえん - 2015年03月12日 08:19

【概略】
1945年4月、戦車“フューリー&quot;を駆るウォーダディーのチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマンが配置された。新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリー&quot;の乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていく。たった一輌の戦車でドイツの大軍と戦った5人の男達は、なぜ自ら死を意味する任務に挑んだのか―。
アクション



戦車!戦車といえばドイツ軍。現存するティーガー戦車が出てきます。それだけで燃える。
どうやら胸滾!(むねたぎ)といわせたいらしいが、そこまでの滾るものはなかったように思う…戦争ものがあまり好きじゃないせいか?
ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャと俳優は豪華ですが、戦車と戦車兵に焦点を当てたという新鮮さはあるものの、「戦争映画」以外のなにものでもなかった、当たり前だけど。つまりは多くの戦争映画の特徴でもある、犠牲を強いた戦いの後の虚しさが重々しいのだ。死屍累々とした惨状、戦争の悲惨さと虚しさを表現した映像ですよね。ブラピの「理想は平和だが、歴史は残酷だ」って台詞は最もだった。
とはいえ、本物のティーガーとの戦車戦は見応えあった!ブラピの一貫性を感じないつかめない性格のところとか、レーザー光線のような曳光弾(えいこうだん)だとか、ツッコミどころはあるものの、重厚感溢れる主砲の応戦はかなりテンションあがったー!
違和感があるのが300人VS戦車戦での十字路を守る戦い。あれは必要だったのか?アメリカ万歳映画になってる気がするんだよねー。まあ最初と比べればいっぱしの男に成長した顔つきになったローガン・ラーマンが良かった。
ただし臨場感があるように見える一連のシーンは、それなりに撮られているものの、一言で言えば格好良い映画だったが何も残らない映画で、鑑賞者は新米兵のノーマンとリンクして「戦場」の悲惨さを伝えているような感覚で、見終わった後はぐったり疲れてしまいました。
心に残った台詞?そりゃ勿論「死ねこの豚ども!」だったわ。

_ 笑う社会人の生活 - 2015年03月25日 08:10

1日のことですが、映画「フューリー」 を鑑賞しました。

1945年4月、ナチスドイツに総攻撃を仕掛ける連合軍にアメリカ人のベテラン兵士 ウォーダディーがいた
彼は 自らフューリーと名付けた中戦車シャーマンM4に3人の兵士と一緒に戦っていた そんなある日 新兵ノーマ...

_ 偏愛映画自由帳 - 2015年03月27日 22:30

2014年/アメリカ・イギリス/135分
監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット
   ローガン・ラーマン
   シャイア・ラブーフ
   マイケル・ペーニャ
   ジョン・バーンサル

■概要
原題は『Fury』。アメリカ・イギリス合作による2014年の戦争映画です。監督は『エンド・オブ・ウォッチ』のデヴィッド・エアー。主演は『ファイト・クラブ』のブラッド・ピッ...