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思い出のマーニー : マーニーの愛情にあふれた秘密2014年07月19日 20:26

思い出のマーニー
 先週に引き続き、今週末も映画館で観たいと思わせる作品がないと感じていました。だからね、仕方なしに行ったのです。でも、以外に良い作品でしたよ。
【題名】
思い出のマーニー

【製作年】
2014年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 北海道。12歳の杏奈(声:高月彩良)は、一見ごく普通の中学生だが実は大きな苦しみを抱えながら生きていた。そんなある日、海辺の村にひと夏を過ごしにやって来た杏奈は、美しい湿地の対岸に古ぼけた洋館を見つける。その屋敷に既視感を覚えた杏奈が村人に尋ねると、そこはもう何10年も人が住んでいない“湿っ地屋敷”だという。好奇心からひとりでボートに乗って屋敷を目指す杏奈だったが、誰もいないはずの屋敷の窓に明かりが灯り、同時に屋敷の方から「ロープをこっちへ投げて」と声が聴こえてくる。声の方に向かって杏奈がロープを投げると、そこには金色の髪、青い瞳、白いネグリジェを纏った裸足の少女が立っていた。彼女の名はマーニー(声:有村架純)。杏奈とマーニーはすぐに仲良くなり、ふたりは“湿っ地屋敷”で過ごすことになるが、その後、杏奈の身には次々と不思議な出来事が起こり始める。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「思い出のマーニー」は、イギリス人作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学を、スタジオジブリが舞台を北海道に移してアニメ映画化したファンタジー映画です。悪化するぜん息の療養のため、夏の間、田舎の海辺の村に暮らす親戚の家で生活することになった杏奈役には、「男子高校生の日常」の高月彩良。“湿っ地屋敷”に住む謎の少女・マーニー役には、「阪急電鉄」の有村架純。監督は、「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌。

 観賞前は、内気でネガティブ思考な少女のひと夏の成長物語、と勝手に想像しておりました。確かに大筋では間違いないのですが、マーニーという謎めいた少女の正体、これが明かされるにつれ、不覚にもおっちゃんは泣いてしまったのです。これには、一杯喰わされましたよ、マジで。

 つまり、主人公の杏奈という少女は、自分ひとりで勝手に成長しているわけではないのです。彼女の成長を導いているのは、彼女を想い続けている家族なのです。この仕掛けはとても見事で、当初はマーニーのことを杏奈の想像上の人物だと思っておりました。というのも、幼い頃の杏奈はマーニーに似た人形を持ってましたからね。でも、その考えはさやかという少女の登場であっさりと否定されます。この時点では、マーニーの正体は杏奈ではないかと思ったりもしました。さやかがマーニーの日記を発見するし、杏奈の目は青いですから。でも、そこからもう一展開あるんですよ。これ以上いちゃうとネタバレになるので控えますが、おばあちゃん子の私は泣けましたねぇ。

 但し、根本的なところで本作に対する疑問が一つ。それは、何故アニメという映像手法をとったのかということ。だってジブリ作品だからといってしまえばそれまでですが、本作に限っては実写で十分に表現可能なはず。個人的な意見ですが、アニメである以上、実写では表現が難しいものを題材として選んで欲しいと思います。その点、ディズニーのアニメはソツがないですよね。

 そして、マーケティングの問題と思われるのですが、小さな子供たちがうるさかった。作品の内容からすると小学校高学年以上が対象の作品と思われるが、予告編やCMでは分からないですよね。あの内容で104分の上映時間は、小さな子供たちには罰ゲームでしょう。これでは、劇場内にいる全ての人達の満足度が下がってしまいますよ。

 このように「思い出のマーニー」は、満足度の高い作品ですが、何故アニメなのか理解できない作品でもあります。また、ジブリ作品の公開初日でありながら、空席が多かった気がします。では、本日はこの辺で (☆ゝω・)ノ<【βyёβyё】>ヽ(・д・●)  。


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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2014年07月19日 20:38

公式サイト。原作英題:When Marnie Was There。ジョーン・G・ロビンソン原作、スタジオジブリ作品、米林宏昌監督。(声)高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉 ...

_ MESCALINE DRIVE - 2014年07月19日 20:53

有楽町はよみうりホールにて試写会。スタジオジブリの最新作、「思い出のマーニー」を観た。 原作はジョーン・G・ロビンソンによる同名の児童文学。これを現代日本を舞台に翻案したのが本作である。 スタジオジブリといえば看板は宮﨑駿、高畑勲。この二大巨匠だろう。 しかし本作の監督は、脚本にも名を連ねる米林宏昌。「借りぐらしのアリエッティ」から四年を経て、再び監督を務める。 さて、宮﨑駿は何度も何度も引退宣言をしては撤回することでも知られている。その性癖から「引退マニア」だの「引退詐欺」だのと陰口を叩かれているが、創作意欲に忠実なところと市場論理が絡み合って、だから思い通りに引退できないでいるのだろう。 そうはいうものの、いつまでも宮﨑駿におんぶにだっこではスタジオジブリも今後が立ちゆかない。 宮﨑駿にせよ高畑勲にせよ、彼らが本当に引退してしまった場合を考えて、後進に実戦を積まさなければならない。 ひとりに屋台骨を背負わせる必要はないが、いずれは世代交代をしなければならない。むしろ、今までそれが成ってないことがスタジオジブリの問題点だ。 その候補は誰だ? 宮﨑吾朗か? 申し訳ないけど「ゲド戦記」も「コクリコ坂から」も観てない。だから評価できない。その資格がない。 でもって米林宏昌初監督作品の「借りぐらしのアリエッティ」も観てない。 ガチガチの宮﨑駿原理主義者ではないけど、彼や高畑勲の手掛けた仕事ほどには魅力を感じてないのかもしれない。 それを勿体ないと思わせられるか。マーニー、どうなのよ?...

_ MESCALINE DRIVE - 2014年07月19日 20:53

前回に引き続いて、スタジオジブリ最新作、「思い出のマーニー」を取り上げる。 札幌在住の杏奈は中学一年生。持病の喘息に苦しむ彼女に主治医は転地療養を提案する。 杏奈は里親の親戚のもとでひと夏を過ごすことになる。 杏奈にとってこの地は空気が澄んでいるだけでなく、自分が「異人」のままいられる気軽さがある。そのうえ、地域住民が立ち入らない、実に素敵な場所があって。 杏奈が身を寄せる大岩宅からほど近い入り江に、「湿っ地屋敷」の通り名を持つ洋館がある。かつての栄華を思わせる外観に、はじめてこの地を訪れたにもかかわらず、杏奈は不思議な既視感を覚える。 夜になり、満潮を迎えて孤立する湿っ地屋敷の姿に、孤高の潔さを杏奈は感じ取る。その高貴なるイメージを体現する少女との邂逅。杏奈はマーニーと出会う。 すぐに無二の親友となった二人。夜毎の交友は杏奈に充実感を与えてくれたが、次第に違和感をも募らせることとなる。 親しく付き合うほどに、マーニーは杏奈が想像だにしない言動をとるようになる。杏奈の与り知らぬ男子と楽しく談笑したりダンスしたり。 杏奈が抱いた違和感は、次に示される事実によって驚きと変わる。 驚きを齎す事実。それはマーニーの実在を示唆する証言であり、物的証拠である。 マーニー、あなたは何者なの?...

_ あーうぃ だにぇっと - 2014年07月19日 21:03

思い出のマーニー@よみうりホール

_ Something Impressive(KYOKOⅢ) - 2014年07月19日 21:17

一昨日、有楽町朝日ホールで「思い出のマーニー」試写会、午前の部招待券が来ていて、母と行ってきました。


観客層は、女の子を連れた母子の親子連れや若~中年層などの、女性が割と多かった印象。(→チラシ表)

ジブリ新作、「借りぐらしのアリエッティ」の米林監督の2作目、とのことで気にはなってて、お話的には、そもそも住む世界が違う2人の少女同士の一時の友情物語のような、と思って見てみたら、

確かにそういう流れではあったけれど、終盤、杏奈(声:高月彩良)とマーニー(有村架純)のやや意外な関係が明るみになって、単なる友情ものではない、運命の絡みもあって、時空を超えた絆、という物語だ...

_ うろうろ日記 - 2014年07月19日 21:22

試写会で見ました。 【私の感覚あらすじ】 療養に来ていた主人公がマーニーに出会っ

_ 映画@見取り八段 - 2014年07月19日 23:29

思い出のマーニー      監督: 米林宏昌    キャスト: 高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳、杉咲花、森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真 公開: 2014年7月19日 2014年7月8日。劇場観賞(試写会) この世…

_ 映画のブログ - 2014年07月20日 05:24

 正直、『思い出のマーニー』には驚いた。
 こんなやり方で来るとは思わなかった。

 私は宮崎駿ファンである。高畑勲ファンでもある。宮崎駿、高畑勲両氏のかかわった作品なら観たいと思う。制作会社が東映動画だろうがAプロダクションだろうが日本アニメーションだろうがテレコムだろうがオープロダクションだろうが関係ない。
 だからスタジオジブリが設立されても、「ジブリ作品」を観たいとか、「ジブ...

_ 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭 - 2014年07月20日 07:40

☆物語の冒頭で、主人公の杏奈が自分の境遇を、「輪の外の人間だ」と呟く。
 社会との疎外感を、やや外界への敵愾心さえ持って生きている女の子。
 だが、結論から言うと、彼女が、輪の内外ではなく、もっとぶっとい「輪」、杏奈がそのものを構成するマスターピースの...

_ Akira's VOICE - 2014年07月20日 09:23

彼岸からのプレゼント。
 

_ ダイターンクラッシュ!! - 2014年07月20日 22:43

2014年7月19日(土) 19:15~ 109シネマズ川崎6 料金:1100円(ポイント会員感謝の日) パンフレット:未確認 ジャイ子に謝罪したので安心 『思い出のマーニー』公式サイト 予告編がつまらなそうで、観るかどうか躊躇したのだが、思いのほか良かったよ。 著名児童文学の原作ありだったのだな。 精神的にやばい、周りとうまく出来ない(渡り合おうとしない)少女が、明るく前向きに変わっていく話だった。 実の婆さんの幽霊か何かと親友になり変わっていくのだが、彼女の更生の最大の功労者は、異常に器が大きく懐の深い叔母夫婦だろう。包容力のある人間だ。心配しさな過ぎとも言う。 釧路が舞台とのことだが、俺の行った釧路とかなり違う。 どの辺りなんだろう。 お勧め度:☆☆☆ 放任度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆

_ 映画雑記・COLOR of CINEMA - 2014年07月21日 03:27

注・内容、台詞に触れています。『思い出のマーニー』監督 : 米林宏昌 原作:ジョーン・G・ロビンソン脚本:丹羽圭子/安藤雅司/米林宏昌物語・心を閉ざした少女杏奈(高月彩良)は、ぜんそくの療養を目的に親

_ とりあえず、コメントです - 2014年07月21日 11:28

ジョーン・G・ロビンソン著の児童文学を米林宏昌監督が映画化したアニメです。 今度のジブリはどんな物語なのか予告編を観ても分からないなとちょっと気になっていました。 観終った時、こんなに純粋できれいな映画を観たのは久々だなあと感じるような作品でした。

_ はらやんの映画徒然草 - 2014年07月21日 22:05

「借りぐらしのアリエッティ」で監督デビューし、宮崎駿さんが引退した今、スタジオジ

_ とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver - 2014年07月22日 16:43

両親を亡くして孤独な12歳の少女が不思議な体験をして大人への一歩を踏み出す。その不思議な体験は同じくらいの年齢の金髪の少女との出会いで、それが夢のなかで進行しているようだ。現実と夢を区別しないで見ると美しい映像と巧みな物語に感動する。

_ 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 - 2014年07月22日 19:39




観賞直後の一言感想=「借りぐらしのアリエッティ」に似たトーンだな...

で、さっそく調べてみると...
監督の米林氏が「アリエッティでやり残したことがある。もう1本、映画を作りたい」と話したことがきっかけだという。
その時点で米林監督は原作を決めていなかった...

_ 象のロケット - 2014年07月22日 21:49

喘息療養のため、北海道・札幌から海辺の田舎町へやってきた12歳の少女・杏奈(あんな)。 彼女は入江の向こうにある青い窓の“湿(しめ)っ地(ち)屋敷”で、金髪の少女マーニーと出会う。 養女であることに悩む孤独な杏奈と、両親と離れて暮らす寂しさを抱えるマーニーは、海辺で落ち合っては友情を深めていくのだが…。 スタジオジブリ・アニメーション。

_ 健康への長い道 - 2014年07月23日 18:11

 アメリカで最も興業的に成功したジブリ映画『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督の第2作。予告編で絵と主題歌を気に入っていたので鑑賞してきました。夏休みのジブリ映画ということで、少しでも空いている時間に・・・と思い、久しぶりに午前中に劇場へ。  おか…

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宮崎駿を意識していないがゆえに、中途半端で個性に欠ける。
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2014年・日本/スタジオジブリ配給:東宝 英題:When Marnie Was There監督:米林宏昌原作:ジョーン・G・ロビンソン脚本:丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌作画監督:安藤雅司美術監督:種

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「思い出のマーニー」は心を閉ざした少女が夏休みに自然の多い田舎で過ごす事で自分のルーツを知り自分の存在意義を取り戻していくストーリーである。誰もが生まれたルーツがあり ...

_ 単館系 - 2014年07月31日 22:19

思い出のマーニー MOVIX川口 7/19公開

心を閉ざした少女杏奈は、ぜんそくの療養を目的に親戚が生活している海沿いの村にやって来た。
そんなある日、彼女の前に誰もいない屋敷の青い窓に閉じ込められた、きれいなブロンドの少女マーニーが
姿を見せる。
その出会い以来、杏奈の身の回りでは立て続けに奇妙な出来事が起きるようになるが、
それは二人だけの秘密だった。

米林宏昌監督2...

_ 京の昼寝〜♪ - 2014年08月05日 17:33



□作品オフィシャルサイト 「思い出のマーニー」 □監督 米林宏昌□脚本 丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌□原作 ジョーン・G・ロビンソン□キャスト(声) 高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島 進、根岸季衣、黒木 瞳■鑑賞日 7月27日(日)■劇場 TOHOシネマ...

_ 映画好きパパの鑑賞日記 - 2014年08月06日 13:25

ジブリ映画の新作で、宮崎駿監督の引退宣言のあと、有力後継者として目される米林宏昌監督の手腕が注目されているのですが、正直、いま一つ。登場人物に魅力を感じられず、感情移入できませんでした。  作品情報 2014年日本映画 監督:米林宏昌 声の出演:高月彩…

_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2014年08月06日 21:14

 『思い出のマ―ニー』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。

(1)『借りぐらしのアリエッティ』を制作した米林宏昌監督によるスタジオジブリ作品(注1)ということで、映画館に行ってきました。

 米林監督の前作は、メアリー・ノートン作『床下の小人たち』を日本の東京郊外...

_ カノンな日々 - 2014年08月07日 21:32

『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督がイギリス人作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学を原案に北海道を舞台に移して苦悩を抱えて生きる主人公の12歳の少女・杏奈 ...

_ FREE TIME - 2014年08月09日 19:26

注目の映画「思い出のマーニー」を鑑賞しました。

_ 流浪の狂人ブログ〜旅路より〜 - 2014年09月05日 20:10

 イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソン原作の児童文学小説を、「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌監督、スタジオジブリ製作で長編アニメ映画化。 哀しい過去により心を閉ざした少女・杏奈が、喘息の療養のために訪れた北海道の田舎町で、湿地に建つ古い屋敷に住

_ 僕らのドラマ - 2014年09月15日 07:50

思い出のマーニー×種田陽平展 at 江戸東京博物館/ Fine On The Outside

_ C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜 - 2014年09月18日 21:38

思い出のマーニー
'14:日本


◆監督:米林宏昌「借りぐらしのアリエッティ」
◆主演:高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳


◆STORY◆北海道。12歳の杏奈(声:高月彩良)は、一見ごく普通の中学生だが実は大きな苦しみを抱え...

_ いやいやえん - 2015年03月25日 08:56

【概略】
幼い頃に両親を亡くし、あることがきっかけで心を閉ざしてしまった12歳の少女が、療養のために訪れた海辺の村で経験するひと夏の不思議な出会いを描く。
アニメ



ジブリなんだけど、あまりジブリを意識してみないほうがいいかも。
私は「外側の人間」と、自ら心閉ざした少女。この気持ちは凄く理解出来るなあ。私も好き好んで一人じゃないし、誰か側に居て、苦悩や葛藤を打ち明けられたら…たわいもないお話をして盛り上がれたら…そんな風に憧れの目で見てしまう、けれど、出来ない自分が腹立たしくて、自分で自分が一番嫌い。自らそういうちょっと勇気だせばいいことにも目を瞑ってしまって、離れていく。そしてまた自己嫌悪。
謎の少女マーニーは、そんな主人公・杏奈に「あなたのことが大すき」と言います。
自分を肯定し理解してくれるマーニーに好感をもった杏奈は、一緒に不思議な体験をする。でも、杏奈はマーニーには心を開いても、他の人には開かないのです。市からお金をもらっている自分…親戚に引き取られている自分…その全てを嫌悪して。自分がもう嫌で嫌で…杏奈が自分への悔しさで涙を流すシーンは自分の事のようで胸が痛かった。
マーニーは実は杏奈の祖母だった。彼女も複雑な家庭に育っておりけっして幸せな人生を歩んだ訳じゃなかった。ただ、日記ではその後マーニーは幼馴染と結婚し娘を産んだが、病気で最愛の夫を亡くし、自身も病気で娘を寄宿舎に預けざる得なくなった。その娘との関係は良好とは言えなかった。そんな中娘に子供が誕生…それが杏奈だった。杏奈の両親は交通事故で不慮の死を遂げ、杏奈を引き取るも1年後にマーニーも亡くなってしまったので、杏奈は今の親戚のおばさんに引き取られる事になったのだ。
なぜ、杏奈に市からお金が支払われているのかはここでわかるのですが、遺族年金だったのですね。でも、子供にはそんな難しい事はわからないので、そんな特別な境遇の自分に卑屈になってしまっていたのでしょう。
そしてマーニーが伝えてくれていたこと、それは、愛してる事、愛されてる事、それを伝えてくれていたのですね。
それがわかった瞬間(写真の裏の文字)でジワァとなりました。「アリエッティ」は設定は面白いもののいまひとつピンと来なかったのですが、こちらの作品は共感性も高く、儚く美しい世界観がとっても良かったです。