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男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 : さらば、あけみ。ようこそ、三平ちゃん。2014年07月16日 10:32

男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日
 甲子園でタイブレーク、投手の玉数制限が検討されるみたいですね。個人的には、大変良いことだと思います。炎天下での連投は、どう考えても人権侵害のレベル。高野連の年寄りどもも、少しはマシになったということでしょうか。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

【製作年】
1988年

【製作国】
日本

【ロケ地】
東京都葛飾区柴又、長野県(小諸市、松本市)、長崎県(島原市)

【マドンナ】
原田真知子(女医):三田佳子

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 テキ屋渡世で全国を回っていたフーテンの寅こと車寅次郎は、久しぶりに故郷柴又へ帰って来た。すると、寅に見合いの話があるという。叔父夫婦や、妹のさくら、その夫・博らを喜ばせた寅は、翌日、相手に会ってびっくり。相手は、知合いの駒子という旅館の女中だった。駒子は恋人の為吉と喧嘩して、腹いせに見合いをしたのだった。寅は、為吉を呼んでお説教、即座に二人の結婚式をとりもち、飲めや唄えのドンチャン騒ぎになった。それがもとで、叔父と大喧嘩をやらかし、また柴又を離れた。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」は、日本映画界の至宝ともいえる「男はつらいよ」シリーズの第四十作目となる作品です。主役の車寅次郎を演じるのは、このシリーズが代表作となる渥美清。レギュラー陣では、その妹であり博の妻となったさくら役には倍賞千恵子、第一作でさくらと結婚し夫となった諏訪博役には前田吟、博とさくらの子供である満男役には吉岡秀隆、おいちゃんこと車竜造役には下條正巳、竜造の嫁でおばちゃんこと車つね役には三崎千恵子、裏の印刷工場の経営者であるタコ社長こと桂梅太郎役には太宰久雄、くるまやの店員である関西出身の三平役には北山雅康、柴又題経寺(柴又帝釈天)の住職である御前様役には笠智衆、題経寺の寺男である原公役には佐藤蛾次郎、寅次郎のテキヤ仲間であるポンシュウ役には関敬六。準レギュラー・ゲスト陣では、本作のマドンナで女医の原田真知子役には三田佳子、真知子の姪っ子で早稲田大学の学生である由紀役には三田寛子、同じく早稲田大学の学生である尾崎茂役には尾美としのり、寅次郎が旅先でであった老婆である中込キクエ役には鈴木光枝、真知子が働く病院の院長役にはすまけい、真知子の母である八重子役には奈良岡朋子。監督には、「東京家族」「小さいおうち」など、数々の名作を世に送り届けている巨匠・山田洋次がメガホンをとる。

 序盤の展開は見た事あるなと思わせるもの、「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」と同じくちょいと知り合った老婆の家で酒宴を開いちゃうわけです。でも、この酒宴の翌日は山田洋次が掲げる重いメッセージへと繋がっていきます。いわゆる「終の信託」とでもいいましょうか、どのように人生の最後を迎えるのか、このような重いメッセージが語られているんですよねぇ。誰もが等しく迎える人生の最後、このことに対する明確な回答は作品の中に示されてはいません。考えさせられますよねぇ。

 しかし、本シリーズの良いところは、そんな重たいメッセージを含みながらも、作品のイキフンがとても軽やかなこと。山田洋次は、このシリーズを観る人が何を期待しているか、憎らしいほど理解しています。何時もの寅さんの恋愛物語と、当時流行していたサラダ記念日を交えつつ、作品を上手いことまとめ上げているのです。こんな事が出来るのは、山田洋次が監督と脚本の双方を手掛けるからこそでしょう。

 また、本作から美保純演じるあけみと入れ替わるように、北山雅康演じる三平くんが登場します。彼の特徴は関西出身ということ。ばりばりの江戸っ子ばかりが暮らすイメージがある葛飾区柴又、しかも寅さんは関西弁が少し苦手、そこへ三平くんをはめ込むセンスは流石ですね。登場時間は短いながらも、とても印象に残る人物ですよねぇ。

 ちなみに、本作とは直接関係ないお話を一つ。それは、登場人物達の老い。渥美清自体はこの時点でも老け込みを余り感じさせませんが、笠智衆は本作から座っているシーンしかないとのこと。また、タコ社長も何時の間にか干したこのように肌の張りが無くなっています。無理もないですよねぇ、長いシリーズですから。

 このように「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」は、重いメッセージを含ませながらも軽やかな作品に仕上げる山田洋次の高い才能を感じさせる作品となっております。また、マドンナの三田佳子、個人的にはこの頃が一番女性として美しく女優としてのオーラもあったような気がします。では、本日はこの辺で (o´∀`)ノ⌒【・.。*゚+.βyё☆βyё.+゚*。.・】 。


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_ プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] - 2014年07月16日 10:59

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1988年日本映画 監督・山田洋次
ネタバレあり

_ 23時の雑記帳 - 2014年07月28日 00:33

40作目となる本作から「とらや」の屋号が「くるまや」に変更。
タイトルの強烈さでは、全48作品中いちばんではないだろうか。
『男はつらいよ』シリーズ自体、タイトルには全くこだわっていないようだ。
タイトルだけを言われても、内容が全く思い出せない作品が多いのは私だけではないと思う。

そんな中で『寅次郎サラダ記念日』。
ものすごいインパクトだ。
一発で三田佳子、三田寛子、早稲田大...

_ 23時の雑記帳 - 2014年07月28日 00:34

40作目となる本作から「とらや」の屋号が「くるまや」に変更。
タイトルの強烈さでは、全48作品中いちばんではないだろうか。
『男はつらいよ』シリーズ自体、タイトルには全くこだわっていないようだ。
タイトルだけを言われても、内容が全く思い出せない作品が多いのは私だけではないと思う。

そんな中で『寅次郎サラダ記念日』。
ものすごいインパクトだ。
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