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それでも夜は明ける : これに投票した私は善良です的な2014年03月15日 21:06

それでも夜は明ける
 何だか、木曜日から急に仕事が忙しくなってきた。なかなか映画を観れないが、やっぱり仕事は忙しくないとね。では、水曜日に観た映画の記事をアップします。
【題名】
それでも夜は明ける

【製作年】
2013年

【製作国】
アメリカ、イギリス

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
だめだめ!

【あらすじ】
 奴隷制度が広がっていた1841年、アメリカ。ニューヨークで家族とともに暮らす自由黒人で音楽家のソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、突如誘拐され、奴隷としてアメリカ南部のニューオーリンズへ売り飛ばされた。農園での労働を強いられ、狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちからはむごい差別と虐待を受けながらも、ソロモンは決して人としての尊厳を失うまいと心に決める。いつかまた家族と再会できる日が来ることを信じ続けて耐え忍ぶソロモン。そして12年もの歳月が流れたある日、奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会い、これを機に彼の運命は大きく変わっていく……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「それでも夜は明ける」は、第86回アカデミー賞において作品賞を受賞した実話を基にした作品です。自由国人で音楽家のソロモン・ノーサップ役には、「ソルト」のキウェテル・イジョフォー。狂信的な選民主義者の農園主であるエドウィン・エップス役には、「悪の法則」のマイケル・ファスベンダー。ソロモンの能力を評価していた農園主のウィリアム・フォード役には、「僕が星になるまえに」のベネディクト・カンバーバッチ。奴隷制度撤廃を訴えるカナダ人労働者のサミュエル・バス役には、「ワールド・ウォーZ」のブラッド・ピット。エップスに偏愛されている黒人の女奴隷であるパッチー役には、本作でアカデミー助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴ。監督は、「Shame/シェイム」のスティーブ・マックイーン。

 アメリカという国は、人類史上最も非人道的な行為をしてきた国。異論のある方もいらっしゃると思いますが、個人的には的を得ているのではないかと考えております。ネイティブの虐殺、黒人奴隷、空襲と原爆投下による日本人非戦闘員の虐殺、ベトナム戦争における枯葉剤の使用、イラク戦争時における捕虜虐待、数え上げたらきりがありません。累計の死亡者数では、ナチスドイツを凌駕するのではないでしょうか。無論、わが国も非人道的行為をしてこなかったわけではありません。無知なネトウヨ君たちが南京大虐殺はなかったとほざいておりますが、蒋介石率いる国民党軍の便衣兵(軍服を脱ぎ捨てた兵士)と一般市民の区別がつかないまま射殺した行為は事実であります。無論、数十万の虐殺を行うことは不可能であり、中国による数字の大誇張であるといわざるを得ません。但し、マスコミの発信力を理解している蒋介石に、無能な陸軍高級将校(彼らの無能な行為こそ、糾弾されるべき売国奴的な行為だと個人的には考えております)がまんまと罠に嵌められたということでしょう。そんなことはさて置き、アメリカ人の尊敬すべきところは、過去の罪を検証し事実であればそれを認め反省するところです。いずれ、空襲と原爆投下に関しても今とは違う解釈になっていくのではないかな。

 こんな個人の歴史観はさて置き、本作は映画の娯楽性を全く無視した退屈な作品でありました。確かに、アメリカ国内で普通に生活している奴隷でない黒人が拉致され、黒人奴隷にされてしまうことは初見でした。でもねぇ、それってキウイを輸入するか国内で栽培するかの違いではないかな、当時のアメリカ人的価値観で言うと。こんなつまらない作品がアカデミー賞の作品賞を受賞するなんて、何だか偽善的なイキフンを感じざるをえないなぁ。

 こんな感じですから、あらすじも超退屈。事実を映画化したわけですから、こんなものかもしれないですけどねぇ。正直いうと、歴史上人種差別を最も行ってきたアメリカ人以外は、私と同じ感想を抱くのではないでしょうか。

 でも、こんなつまらない作品を最後まで観れたのは、演者のキレッキレの演技の賜物でしょう。特に、アカデミー助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴ、狂信的な選民主義者の農園主を演じたマイケル・ファスベンダー、ある意味鳥肌者の演技でした。どちらかといえば損な配役をきっちりとこなし、その演技で観る者を圧倒する二人は今後の活躍を期待せざるを得ません。

 このように「それでも夜は明ける」は、あえて映画館で観る必要のない偽善的作品となっております。但し、映画好きにはルピタ・ニョンゴとマイケル・ファスベンダーの演技は、スクリーンで観た方がよいかも。では本日はこの辺で ヾ(w*´∀`*w【○。・::。バィバィ。::・。○】q 。


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12年、奴隷として。

史実に基づく実話を映画化。
本年度アカデミー賞作品賞で見事受賞





















































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 仮面ライダーは何のために戦うのか? 平和のため? 正義のため?
 そのいずれでもない。
 『仮面ライダー』のオープニングで、ナレーションの中江真司氏はこう述べている。
 「仮面ライダー本郷猛は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」
 そう、仮面ライダーは自由のために戦っているのだ。

 ...

_ とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver - 2014年03月15日 23:37

南北戦争前のニューヨークで暮らしていた自由黒人が誘拐されて南部で奴隷として12年間を過ごした過酷な体験を描いている。娯楽性は全くなく、下手なドキュメンタリー映画が逃げ出すくらいの衝撃を受けた。黒人奴隷が歌う葬式の歌がゴスペルの発祥だったのだ。必見だ。

_ こねたみっくす - 2014年03月16日 00:21

これは黒人監督による黒人奴隷を描いた映画。それゆえに他の作品とは全く違う世界に到達した映画。
辛い、苦しい、怖い、逃げ出したい。でもこの人類の負の歴史を見なければなら ...

_ たいむのひとりごと - 2014年03月16日 08:33

第86回アカデミー作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門の受賞作品。奴隷制度が廃止されるまでにはまだ30年近い年月が必要な1841年のお話で、自由な身分にも拘らず意図的に誘拐され、南部の農園に売られた黒人

_ 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 - 2014年03月17日 00:11





まずオープニングで驚く。

基本プロットは予想がつく通り、主人公はNYに住む、自由証明書で認められた自由黒人。
地位、名誉、家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、南部に連れて行かれる。
そして奴隷にされてしまう、

のだ...

_ ノルウェー暮らし・イン・原宿 - 2014年03月19日 09:08

ひどく太るのとひどく痩せるのと、どちらが大変かというのは別としても、こちらに軍配が上がるのは当然のことでしょう。
ただただその人の特異な人生をたどるだけの実話モノも多い中で、お涙頂戴にならずに、じわりと感動し、じわりと胸に響く。
いつまでも余韻に浸ることのできる映画は、本当にいい映画なのだ。

_ ノルウェー暮らし・イン・原宿 - 2014年03月19日 09:12

アカデミー賞作品賞を見事勝ち取った作品は、映像も素晴らしい、役者の演技も本当に素晴らしい、テーマも見事だ。
場面展開もよく、134分の長さも感じさせないストーリーは、観る者の心をつかんで離さない。

_ Akira's VOICE - 2014年03月19日 17:11

心の痛みは命の重み。
 

_ ヨーロッパ映画を観よう! - 2014年03月19日 22:42

「12 Years a Slave」2013 USA/UK

ソロモン・ノーサップ/プラットに「キンキー・ブーツ/2005」「インサイドマン/2006」「アメリカン・ギャングスター/2007」「2012/20009」のキウェテル・イジョフォー。
エドウィン・エップスに「悪の法則/2013」のマイケル・ファスベンダー。
フォードに「つぐない/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」「戦火の馬/2011」「裏切りのサーカス/2011」「僕が星になるまえに/2010」「ミスティック・アイズ/2011」のベネディクト・カンバーバッチ。
エップス夫人に「カーラの結婚宣言/1999」のサラ...

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エドウィン・エップスに「悪の法則/2013」のマイケル・ファスベンダー。
フォードに「つぐない/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」「戦火の馬/2011」「裏切りのサーカス/2011」「僕が星になるまえに/2010」「ミスティック・アイズ/2011」のベネディクト・カンバーバッチ。
エップス夫人に「カーラの結婚宣言/1999」のサラ...

_ 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 - 2014年03月20日 06:24





まずオープニングで驚く。

基本プロットは予想がつく通り、主人公はNYに住む、自由証明書で認められた自由黒人。
地位、名誉、家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、南部に連れて行かれる。
そして奴隷にされてしまう、

のだ...

_ 象のロケット - 2014年03月21日 00:39

1841年、まだ奴隷制度が廃止される前のアメリカ・ニューヨーク。 生まれた時から自由黒人(自由証明書で認められた奴隷ではない黒人)で、妻子と幸せに暮らしていたバイオリニストのソロモンは、拉致されニューオーリンズの奴隷市場で“奴隷”として大農園主に売られてしまう。 何でも器用にこなすソロモンだったが、白人から容赦ない差別と暴力を受ける毎日が続いた…。 実話から生まれたヒューマンドラマ。

_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2014年03月21日 22:09

 『それでも夜は明ける』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。

(1)本作は、今度のアカデミー賞で作品賞を獲得したというので映画館に行きました(注1)。

 映画の時点は1841年で、1863年の奴隷解放宣言よりも前のことです。
 場所は、ニューヨーク州のサラトガ。
 バイオ...

_ 心のままに映画の風景 - 2014年03月25日 13:47

1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク。
生まれながらの自由黒人である音楽家ソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は、妻子とともに、白人を含む多くの友人に囲まれ幸せな日々を送っていた。
ある日、2週間の興行に参加したソロモンは、興行主に騙され拉致された末、ルイジアナの奴隷市場に送られてしまう。
自由黒人だと必死に訴えるが、南部の奴隷オーナー、フォード(ベネディクト・カ...

_ ディレクターの目線blog@FC2 - 2014年04月13日 19:42



映画 『それでも夜は明ける』 (公式)を3/7の劇場公開日からだいぶ経ちましたが、やっと先日、劇場鑑賞。採点は、 ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら75点にします。







ざっくりストーリー


舞台は1841年、南北戦争によって奴隷制度が廃止される以前のニューヨーク。家族と共に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イ...

_ ここなつ映画レビュー - 2014年04月22日 14:27

「これがアカデミー賞作品賞だ!」と言われても、「そうですか」としか言いようがない…。いや、悪い作品ではない。丁寧に作り込まれている。騙されて、自由人から奴隷の身に落とされてしまった黒人の主人公ソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)の悲しみ、怖れ、足掻き、などが胸を打つ。だが、この違和感は何なのだろうか?騙されて奴隷、といっても…。それまで自由人であった事実が落差の激しさを表してはいるものの、アフリカの故郷から突然連れて来られた、という、多くの日本人の歴史認識としてあった奴隷とは異なる立ち位置。これが原因?12年間奴隷として暮らして来た中で、例えば本を貪り読むとか聖書にすがるとか...

_ ◆小耳書房◆ - 2014年04月26日 16:29

-ネタバレあり-
【あらすじ】
バイオリニストのソロモン・ノーサップは、幸せな暮らしを送っていた。愛する妻は腕の良い料理人で、幼い娘と息子も元気に育っている。ソロモンは生まれた時から自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた。
知人の紹介でショーの演奏を頼まれたワシントンで、興行主2人の白人と飲み、酔いつぶれた朝、彼は鎖に繋がれて目覚めた。奴隷商人に売られたのだ。

家族も、財産も、名前さえもを奪われたソロモンの事実に基づく約12年に渡る奴隷生活―



およそ2年ぶりに映画を観た理由はといえば、仕事帰りにいくらでも観れる好都合な地にいながら一度も触手が触れなかったけど、
「観に行ってください」と同僚に勧められたので。
「アメリカ人って怖い」って素直な感想が可愛らしかった。

なんやら賞をたくさんとっている作品だということは知ってたので、ちょっと興味もあったのだけど、観終わっての感想は「…こんなもんか」ってのが正直なところ。
ああ、そういえばアメリカは植民地だったからね。
暴力は連鎖するという言葉を思い出す。
国や政治や生活の違いでこういう問題はどこにでもある。人は金で買えは所有物であり、人として扱う価値もない。
酷い言葉だが、日本でいうなら(事実として残っているものはあまりしならないが、小説や映画なんかでは)女郎の話や「おしん」やら「あゝ野麦峠」やらの根底や描かれる主従関係と暴力は同じ気がする。
他に戦争や宗教を背景にすればもっとあるだろう。世の中は常に誰かを冷遇し、いい気になりたいヤツで溢れている。

一日重労働して、くたびれた夜はぐっすり眠りたいものだが、音楽パーティーなんかされちゃって無駄に踊らされたり謳わされたり、信仰したくもない神の言葉を聞かされたりするのは確かにうんざりだが、世のサラリーマンもとくに状況は変わっていない。鞭で打たれることはないが、無理に酒呑まされたり、こなけりゃ嫌み言われて神経病んで入院するヤツだってざらにいる。
どっちが酷かの問題ではない。

ただ、この映画はあまり人に薦めるような映画ではないなと思った。
とくに嫌だったのは、シーンが長いこと。
首吊られるシーンだって、鞭うつシーンだって、そこまで見せつける必要はないだろうと思う。長く観せることでなにを狙っているのだろう?
長いこと続いたよって思わせる方法なんか映画なんだからいっくらでもあるだろうに、ただひたすら撮り続けている。黒人の裸を晒すのもどうかと思う。人気女優だったら、いや白人だったらそんなゾンザイな撮影はしないんじゃないかとか、なんか映画のストーリーというより、この映画そのもの、つーか作った人たちに不快感を感じた。

騒動なんかもあったようだが(ブラピ売り)、配給会社の問題なんかもあるだろうが、まずホームページだって、このソロモン・ノーサップについてより便乗で人を寄せるためのネタが前面に出ていて、純粋に映画に浸れるほどの気持ちにはまずならないんじゃないかと思うんだけど。

ラスト、ようやく家族に逢うシーン。そうか?
12年も離れていると疑い深くなるものなのかな? 外人だから、ドア開けた瞬間に飛び付いて、キスの嵐と涙なみだの長いシーンなのかと思ってたけど、そうではなかった。
ちょうどこの頃大きな事故で連日他国の人々の表情がニュースや情報番組で報道されてたが、そっちのインパクトの方が強かった。映画と比べるのは失礼かもしれないが、あの国の人々はどんな事故でも事件でもびっくりするくらいのリアクションをする。日本人であんな号泣する人も気絶する人もまず、カメラの前には現れない。

なんか、私みたいな人間はこういう映画は観てもなにも響かないということを改めて理解した。


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映画

_ とりあえず、コメントです - 2014年04月27日 01:04

19世紀のアメリカを舞台に黒人男性の過酷な12年間を描いたアカデミー賞受賞作です。 観るのに勇気のいる作品だなあと、チャレンジするまでに時間がかかってしまったのですけど、 監督さんが舞台挨拶に来る回があると知って、これはチャレンジしようと決意しました。 ようやく観ることの出来た物語には、何と酷いことが起きるのだろうとため息が出るような 日々が綴られていました。

_ 笑う社会人の生活 - 2014年09月28日 22:12

14日のことですが、映画「それでも夜は明ける」を鑑賞しました。 

1841年、奴隷制廃止以前のニューヨーク、家族と一緒に幸せに暮らしていた黒人音楽家ソロモン
彼はある日突然拉致され、奴隷として南部の綿花農園に売られてしまい・・・

重厚な重き作品、やはり作品賞...

_ いやいやえん - 2015年09月02日 08:29

【概略】
突然誘拐され、奴隷として売られた黒人音楽家・ソロモン。差別と虐待を受ける日々を耐え忍ぶが、ある男との出会いが彼の運命を大きく変えることになる。
ドラマ



黒人差別問題が題材の映画は昔からあったけれど、表面上はなくなったとは言え根強く残っているからこそ何度も取り上げるのでしょうね。アメリカの負の歴史にスポットをあてた重厚で見ごたえのある作品です。しかし映画としては見ても苦しいだけでそこに憤怒の気持ちはわいても、特別この作品だけに、というものでもなくて、そういう意味では無難な仕上がりの作品ともいえる。
実話ですから仕方がないのですが、主人公が「自由黒人」と言う設定は、(奴隷黒人の話であれば、もっと過酷な見るも無残なとでもいいましょうか、物凄い差別問題を提起する作品になってたでしょう)自分は自由なはずなんだ、家族の元へ帰れるはずなんだ、というのが希望になっていて、もうその考えこそが自分は「自由黒人だから奴隷黒人とは違うんだ」という考えが見え隠れしているような気もするし(そこまで意地悪く考えなくてもいいんですが^;)。その考えこそが、また一つの差別になっていて、二重の差別になっているのが面白い。
首を吊られたまま放置のシーンはとても長く感じられて苦しかったし、怖かった恐ろしいシーンでした。理不尽な非人道的な仕打ちばかりで、なんともいえない気持ちになった。
奴隷として白人に仕えていた奴隷黒人をみても、当たり前だと思っていた主人公ソロモン。しかし、自分の身にそれが降りかかってきた時、それが当たり前のことではなかったと強く感じざるを得ない。仲間を見捨てなければ生き延びることはできない世界を知ってしまった。その見捨てなければならない痛みが、その後彼を黒人解放運動に駆り立てたのだろうね。
プロデュースも務めたらしいブラッド・ピットの役回りは美味しすぎて、悪徳商人でも演じればよかったのに、なんか、気にいらないです(笑)