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ビザンチウム : 無限の闇を生きる哀しき少女2014年03月12日 10:27

ビザンチウム
 今日の広島は、朝からとってもよい天気です。しかし、世界には訳のわからんことが起こりますね。何と、ロシア空軍の現役戦略爆撃機がネットオークションに出品されたとか。かんたん決済が可能なのでしょうか。それに、凡人の私ではどのように商品を受領するのか想像すらできませんよ。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
ビザンチウム

【製作年】
2012年

【製作国】
イギリス、アイルランド

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 放浪生活を送る16歳の少女エレノア(シアーシャ・ローナン)と8歳年上のクララ(ジェマ・アータートン)が、海辺のリゾート地を訪れる。高齢者向けの保養施設で、若いウェイター、フランク(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)に声を掛けられたエレノアは、彼に自分に似た孤独を感じ、親近感を抱く。その頃、夜の遊園地で、クララが内気な青年ノエル(ダニエル・メイズ)を言葉巧みに丸め込んでいた。ノエルは唯一の肉親である母を亡くし、ビザンチウムという老朽化したゲストハウスを相続していた。クララはビザンチウムを売春宿に仕立て、隠れ家にすることを思いつき、遊園地を根城にするポン引きの男を誘惑する。クララは男の喉笛を切り裂き、その血を飲み干す。クララとエレノアは、人間の血を吸って生きるヴァンパイアなのだ。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ビザンチウム」は、血塗られた運命を背負った者と人間との禁断の恋を描くラブストーリーです。放浪生活を送る16歳の少女エレノア役には、「」のシアーシャ・ローナン。エレノアの8歳年上の姉であるクララ役には、「アンコール!!」のジェマ・アータートン。高齢者向けの保養施設で働くウェイターのフランク役には、「アンチヴァイラル」のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。唯一の肉親である母を亡くしビザンチウムという老朽化したゲストハウスを相続していたノエル役には、「ビトレイヤー」のダニエル・メイズ。19世紀初頭の海軍大尉のダーヴェル役には、「ロシアン・ルーレット」のサム・ライリー。監督は、「ブレイブ ワン」のニール・ジョーダン。

 ヴァンパイアを扱った映画って、沢山ありますよねぇ。実際、本ブログでも随分と紹介しました。その中でも似通った作品としては「トワイライトサーガ ブレイキング・ドーン Part1」がありましたが、これは気絶するほどの臭い映画でした。しかし、本作は同じ題材ながら、とても新鮮で悲しい恋愛映画となっていました。

 とにかく、配役がよかった。永遠に16歳の少女であるエレノアを演じたシアーシャ・ローナン。相変わらず、素晴らしい演技ですねぇ。暗い影を時折垣間見せる美しい少女の役、彼女以外には考えられないでしょう。そして、エレノアに恋するフランクを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。彼の演技はちょっと鳥肌物でしたよ。優しく触れないと壊れそうな繊細さと、うかつに触れると棘の刺さりそうな青年を見事に演じていました。まあ、この二人の心の葛藤が物語の中心となっており、他の俳優は正直割を食ったところはありますけど。その位、二人の存在感が際立っていました。

 そして、あらすじも計算し尽くされたものになっていました。それは、放浪生活を送る二人の姉妹の存在が、現代の格差社会を暗に象徴するものになっているところです。二人は人間社会からも隔離される存在であるだけでなく、同じヴァンパイアからも追われる存在なのです。だからこそ、その二人の姉妹がみせる愛情の深さと強さが観る者にダイレクトに伝わるのでしょう。それは、エレノアのフランクに対する愛情と、クララのエレノアという娘に対する愛情です。何だか、心の奥底からこみ上げてくるものがありました。

 このように「ビザンチウム」は、ヴァンパイアと人間の禁断の愛を描いたラブストーリーの秀作です。恋愛物で、ここまで徹底して臭さを廃した作品はなかなかめぐり合えないと思いますよ。では、本日はこの辺で (●´Д`)ノ【バ】【イ】【バ】【イ】ヽ(・ω・○) 。


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コメント

_ (未記入) ― 2014年04月22日 00:48

あの二人は姉妹ではなく親子だったはずですよ
人間社会で生活するために姉妹と偽ってました

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