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キャプテン・フィリップス : 貧しき者の哀しさ2013年12月30日 09:50

キャプテン・フィリップス
 今年も、今日と明日の二日間となりました。私くらいの年齢になると、一年の過ぎるのが早いこと早いこと。そんなおっちゃんが、今年最後にレビューする作品はこちらになります。
【題名】
キャプテン・フィリップス

【製作年】
2013年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 2009年3月28日。マークス海運に勤務するリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、マークス・アラバマ号の船長としてオマーンからケニアへ援助物資を運搬するため、妻アンドレア(キャサリン・キーナー)や2人の子どもたちとともに暮らす米国バーモント州の自宅を出発。到着したオマーンのサラーサ港では、ベテラン船長らしく手際よく出航準備を進めてゆく。乗組員は20名。マークス・アラバマ号は予定通りケニアのモンバサ港へ向けて出航するが、海賊の活動が激化する航路上で、2隻のモーターボートの追跡に気付いたフィリップスは警戒を指示。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「キャプテン・フィリップス」は、2009年にソマリア海域で起きた人質事件を基に描くサスペンス映画です。マークス・アラバマ号の船長であるリチャード・フィリップス役には、「クラウド アトラス」のトム・ハンクス。フィリップスの妻であるアンドレア役には、「25年目の弦楽四重奏」のキャサリン・キーナー。監督は、「ボーン」シリーズのポール・グリーングラス。

 今年の見納めは何にしようかと迷い、本作を選びました。そして、その選択は間違ってはいませんでした。画面から伝わる緊張感、こいつにしびれました。それは、演者と製作陣の高いレベルのチームワークのなせる技だと感じました。

 先ず感じたのが、極限のリアリティー。実話を基にしているだけあり、派手な映像もほとんどありません。物語の中心軸は、あくまでも海賊とフィリップス船長の駆け引きとなっております。その細やかな部分を上手く拾い上げるポール・グリーングラス監督は、相変わらず良い仕事をしています。ある意味、「ボーン」シリーズと趣が異なる作品ですが、作品の方向性は同じだと感じました。

 演者の演技も、観客に訴える素晴らしいできでした。主演のトム・ハンクスは、本作でも文句の付けようのない素晴らしい仕事をしています。でも、彼を遥かに上回ったのが、バーカッド・アブディを始めとする4人の海賊たち。彼らのやせ細った身体、ぎらぎらした目は、危険な海賊を演じるにぴったりです。しかしながら、彼らが凄いのはそれだけではないのです。先進国によりその生業を奪われ、同じソマリアの権力者(海賊の元締め)に利用され、危険な海賊という仕事をせざるをえない哀しさを全身から発しているのです。サラリーマンが一般業務を行うように、極めて冷静に確実に仕事を行うシールズに射殺される様は、胸が締め付けられました。それだけ、説得力のある演技だったのです。

 このように「キャプテン・フィリップス」は、決して派手さはないもののサスペンス映画の逸品となっております。特に、4人の海賊を演じたバーカッド・アブディたちの演技は鳥肌物ですよ。では、本日はこの辺で ヽ(´Д【バイバイ】Д`)ノ 。


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_ はらやんの映画徒然草 - 2013年12月30日 10:39

近年、ソマリア沖の海賊が国際的に問題となっています。 自衛隊が民間船の警護のため

_ 映画のメモ帳+α - 2013年12月30日 10:42

キャプテン・フィリップス(2013 アメリカ)

原題   CAPTAIN PHILLIPS
監督   ポール・グリーングラス
原作   リチャード・フィリップス 『キャプテンの責務』
脚色   ビリー・レイ
撮影   バリー・アクロイド
編集   クリストファー・ラウズ
音楽   ヘンリー・ジャックマン
出演   トム・ハンクス バーカッド・アブディ バーカッド・アブディラマン マハト・M・アリ
      マハト・M・アリ マイケル・チャーナス マイケル・チャーナス コーリイ・ジョンソン
      マックス・マーティーニ クリス・マルケイ ユル・ヴァスケス
      デヴィッド・ウォーショフスキー キャサリン・キーナー     

映画は作品内から読みとれる情報のみで判断すべき、個人的にはそう思っている。だが、どうしても例外はある。時事的テーマを扱った場合だ。公開時期によって映画の印象も評価も大きく左右されてしまう。ポール・グリーングラス監督『ユナイテッド93』(2006)を観た直後、まさにそれを感じた。『ユナイテッド93』はリアリティあふれる傑作だ。でも9.11からわずか4年でこれを撮るって...案の定、ブッシュ前大統領は『ユナイテッド93』を大絶賛。グリーングラスはイラク戦争正当化に片棒をかつぎたかったのか!と憤慨した。そのグリーングラスがまたしても事実を題材にした映画『キャプテン・フィリップス』をつくった。2009年、コンテナ船「マーク・アラバマ号」がソマリア海賊に乗っ取られ、乗組員の解放と引き換えに、船長自ら人質になった実話がベース。またしても4年前かよ!(笑)まあ、今回、グリーングラスは"雇われ監督"のようだし、前評判が高いのでイヤイヤ観に行きました。それにしてもグリーングラス、英国人なのにアメリカの何とかが好きですね〜。

_ カノンな日々 - 2013年12月30日 11:07

2009年にソマリア海域で起きた人質事件をベースに『ボーン』シリーズのポール・グリーングラス監督がトム・ハンクスを主演に映画化した作品です。原作はは船長リチャード・フィリッ ...

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親子ぐらい違う2人の船長のガチバトル
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トム・ハンクス主演、2009年にソマリア海域で起きた海賊による貨物船人質事件を映

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2009年のソマリア海域人質事件を船長リチャード・フィリップスが著したノンフィクションを元にトム・ハンクスを主演に映画化した『キャプテン・フィリップス(captain philips)』監督は『ボーン

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フィリップス船長は、あることのためにアメリカ海軍の医務室に連れて行かれる。ショッ

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これを勇気の鑑と言わずして、何を勇気の鑑と言うのか。
2009年にソマリア沖で発生した海賊によるアメリカ貨物船襲撃及びリチャード・フィリップス船長誘拐事件を映画化したこの作 ...

_ みはいる・BのB - 2013年12月30日 17:58




☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
11月30日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 13:00の回を鑑賞。

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映画『キャプテン・フィリップス』は、がっしりした「映画らしい映画」。こういうVF

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トム・ハンクスが出る映画は感動の涙で圧倒されなければいけない、みたいな恥ずかしい宣伝をS ...

_ 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜 - 2013年12月31日 11:00



実話の映画化。
ソマリア沖を航行中の貨物船が、海賊の襲撃を受ける。
そこから貨物船の船長フィリップス(トム・ハンクス)と、海賊ボスと闘いが始まる...


実はあまり期待してなかった。
とりあえず抑えとこうくらいの意識で映画館に。
ところが....

すぐさま物語にず...

_ ダイターンクラッシュ!! - 2013年12月31日 15:41

2013年12月11日(水) 20:35~ 109シネマズ川崎7 料金:2000円(IMAX 2D) パンフレット:未確認 USAに逆らってはいけない。 『キャプテン・フィリップス』公式サイト 海賊に襲われた船。乗組員が、工夫を凝らして撃退する話なのかと思ったら、舞台は早々に海賊4人と船長を乗せた救命艇に移動。 海賊が憐れになるくらい、USA軍隊が、その実力を見せ付ける。 「俺の家族に伝えてくれ座席番号15だ!」とか、軍隊に大声で伝える船長。 海賊は、座席番号に何の疑いも持たない。アホなのですか。 自ら、海賊を射殺する指令を出したような船長だったが、終盤に色々と狂乱するのが謎。 「グリーン・ゾーン」では、切れが悪かったポール・グリーングラスだが、今回は快調。 お勧め度:☆☆☆★ USA最強度:☆☆☆★ 俺度:☆☆☆★

_ 象のロケット - 2014年01月02日 17:59

2009年4月。 アメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号は、援助物資5000トン以上の食糧を積んでケニアに向かうべくインド洋を航行していた。 ところがソマリア海域で4人の海賊に襲われ、非武装のアラバマ号はたちまち占拠されてしまう。 53歳になるベテラン船長リチャード・フィリップスは、船と乗組員20名の解放を条件に、自分が人質になることにしたのだが…。 実話から生まれた海洋サスペンス・アクション。

_ ノルウェー暮らし・イン・原宿 - 2014年01月05日 00:32

とんでもない緊迫感、ハンパない臨場感で、疲労感は「ゼロ・グラビティ」の1.5倍!!
手に汗握る134分は、肩に力が入って長いようでいて息もつかせずあっという間。
もう、とにかくぐったりするので、午後の用事はお昼寝だけしないと。

_ とりあえず、コメントです - 2014年01月11日 12:39

2009年に起きた海賊事件を基にポール・グリーングラス監督&トム・ハンクス主演で描いた映画です。 トム・ハンクスの演技とリアルな展開が好評だったので、ずっと気になっていました。 スクリーンで観たソマリア沖の海域には、日常とはかけ離れた緊迫感に満ちていました。

_ ここなつ映画レビュー - 2014年01月19日 01:35


東京国際映画祭のオープニング作品だったけれど、チケットはあっという間にSoldOut。まあ、すぐにロードショー公開される事は判っていたので、そのままスルーして公開を待つ事に。

緊迫感溢れる展開。正に手に汗握る2時間14分。見終わった後、肩が凝ってしまっていた位。実話を元にした話でこれ程ドラマチックな展開はそうそうない。


オマーンからソマリア海域を通過して積荷を運ぶアメリカ船籍の貨物船が、ソマリアの海賊にシージャックされるという物語。海賊達は船長を人質に交渉をしようとする。その船長がキャプテン・フィリップス(トム・ハンクス)。


東京国際映画祭↔船舶乗っ取り物、...

_ 笑う社会人の生活 - 2014年02月22日 22:20

3日のことですが、映画「キャプテン・フィリップス」を鑑賞しました。

2009年のソマリア海域人質事件をテーマに
海賊の人質となった船長の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を描く

これは面白かった
まさに最後までハラハラドキドキで

海賊というと...

_ Subterranean サブタレイニアン - 2016年03月03日 14:04

監督 ポール・グリーングラス 主演 トム・ハンクス 2013年 アメリカ映画 134分 ドラマ 採点★★★★ “海賊”と言うと、今の子なんかは手足が伸びる元気いっぱいの男の子とかジョニデのアトラクション映画を浮かべるんでしょうけど、私が真っ先に思い浮かべるのは…