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男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 : とても中身の濃いシリーズ名作の一本2013年12月10日 14:05

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎
 最近、DVDで観た映画を全く紹介していません。まあ、その理由は昨年と違い仕事が忙しくなったからですが、自宅で映画を全く観ていないわけではありません。特に、本シリーズは、時間を見付けて観ていますよ。
【題名】
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

【製作年】
1983年

【製作国】
日本

【ロケ地】
東京都葛飾区柴又、岡山県(備中高梁)、広島県(因島)

【マドンナ】
石橋朋子(住職の娘):竹下景子

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 車寅次郎がふらりとやってきたのは義弟の博の生家がある備中高梁。今年は博の亡父の三回忌にあたり、その墓参りを思いついて訪れたのである。そこで寺の和尚と娘の朋子に出会った寅次郎はお茶に呼ばれ、すすめられるままに酒へと座は盛り上がりすっかり和尚と意気投合。朋子の弟・一道は仏教大学に在籍しているものの写真家になりたいといって父と対立していた。翌日、帰ろうとした寅次郎は朋子が出戻りだということを知る。そこに法事の迎えがやって来て、二日酔の和尚に代って買って出た寅次郎は、名調子の弁舌がすっかり檀家の人たちに気に入られてしまい、寺に居つくハメになった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」は、日本映画界の至宝ともいえる「男はつらいよ」シリーズの第三十二作目となる作品です。主役の車寅次郎を演じるのは、このシリーズが代表作となる渥美清。レギュラー陣では、その妹であり博の妻となったさくら役には倍賞千恵子、第一作でさくらと結婚し夫となった諏訪博役には前田吟、博とさくらの子供である満男役には吉岡秀隆、おいちゃんこと車竜造役には下條正巳、竜造の嫁でおばちゃんこと車つね役には三崎千恵子、裏の印刷工場の経営者であるタコ社長こと桂梅太郎役には太宰久雄、柴又題経寺(柴又帝釈天)の住職である御前様役には笠智衆、題経寺の寺男である原公役には佐藤蛾次郎。準レギュラー・ゲスト陣では、本作のマドンナで住職の娘である石橋朋子役には竹下景子、その父で寺の住職である石橋泰道役には松村達雄、朋子の弟で写真家を目指している石橋一道役には中井貴一、一道の恋人であるひろみ役には杉田かおる、博の兄で諏訪家の長男である毅役には中井貴一、同じく諏訪家の次男である修役には穂積隆信。また、毅の長女役として森口瑤子も出演している。監督には、「おとうと」「武士の一分」など、数々の名作を世に送り届けた山田洋次がメガホンをとる。

 本作は、シリーズ前半においてファンに語り継がれる名作となったリリー三部作に負けるとも劣らない竹下景子に3,000点(竹下景子三部作)といってもよい名作の一本です。竹下景子の場合は、浅丘ルリ子のように同じ松岡リリーとしてではなく、三本全て違った役柄となっております。しかしながら、そのことが竹下景子の女優としての懐の深さを感じるところでもありますね。そして、本作の竹下景子、終盤に何とも艶っぽいイキフンが感じられるんですよ。この艶っぽさは、歴代マドンナの中でもトップレベル。どちらかといえば、若い頃からおばんくさいイメージが拭えなくもない方ですが、役どころによってイキフンをがらりと変えるなんて、未だに第一線で活躍されるだけのことはありますねぇ。

 そして、あらすじも逸品でした。単に盛り沢山なだけでなく、中身も濃い。監督としてだけではなく、脚本家としても山田洋次が超一流であることを再認識させられました。寅さんは、ひょんなことから寺の住職をしている石橋泰道の家に居候することになり、僧侶の真似事までする始末。そんな中、寅さんが居候する寺に第8作目以来となる博の一族が集結して父の三回忌の法事を行うのです。これは、個人的にツボでした。そして、寺の娘でマドンナである石橋朋子と寅さんの分かりきった恋の行方だけでなく、朋子の弟である毅とひろみの長距離恋愛まで描かれています。さらに、寅さんと朋子の少しだけ意外な恋の終演。これ一本で、お腹一杯ですよ、全く。

 このような中身の充実した作品になったのも、スタッフ・キャスト一堂がマンネリ化するわけではなく皆が自分の持ち場を磨き上げた結果でしょう。こればかりは、回数を重ねないとどうにもならないことです。そして、回数を重ねるには興行成績が重要になります。これには、ただただ尊敬の念を抱かずには入れません。

 ちなみに、本作では広島県因島市(現在は尾道市)もロケ地となっております。しかしながら、尾道市は昔でいうと備後の国、私の住む広島市は安芸の国。悲しいことに、安芸の国では「男はつらいよ」のロケは行われたことがないんですよねぇ。ファンとしては、超寂しいわけです。余りにも観光化された宮島は、寅さんには相応しくないのかもしれないですがね…。

 このように「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」は、中身の濃いシリーズ傑作の一本といえます。それに、こんな艶っぽい竹下景子、他ではお目にかかれないですよ。それと、本作とは関係ありませんが、次作からは美保純の登場です。では、本日はこの辺で |○ΘДΘ|⊃○o。βyёβyё。o○⊂|ΘωΘ●| 。


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