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利休にたずねよ : 美しい映画でした…。2013年12月08日 20:43

利休にたずねよ
 昨日は、サンフレッチェの逆転連覇。サイコーでした。そのため、自宅から近いショッピングモール内のシネコンに行った帰り、駐車場から出るのに30分以上かかりました。帰りにこんだけ待たされて観た映画は、こちらになります。
【題名】
利休にたずねよ

【製作年】
2013年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
ふつうだね

【あらすじ】
 織田信長(伊勢谷友介)の茶頭として仕えた千利休(市川海老蔵)。利休は信長にへつらうことなく美を徹底的に追い求め、その美意識はやがて信長家臣だった豊臣秀吉(大森南朋)をも魅了。秀吉の庇護のもと、利休は茶の湯を芸術の域にまで高め、茶聖と謳われるほどになる。しかし彼の名声が高まるにつれ秀吉は心を乱していき、利休を窮地に追い詰め、ついには切腹を命じる。3千もの兵が利休の屋敷を取り囲み、自刃のときが迫っていた。妻・宗恩(中谷美紀)の、ずっと想い人がいたのではないかとの問いかけに、利休は胸に秘めていた遠い記憶を蘇らせる。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「利休にたずねよ」は、山本兼一による直木賞受賞小説を映画化したラブストーリーです。織田信長、豊臣秀吉に仕えた希代の茶人・千利休役には、「一命」の十一代目市川海老蔵。利休の妻である宗恩役には、「清須会議 」の中谷美紀。天下人・豊臣秀吉役には、「」の大森南朋。監督は、「火天の城 」の田中光敏。

 息を呑むような美しい映像、それは演者と美術スタッフが作り上げた芸術作品。しかも、その美しさは人の指が触れると壊れてしまいそうな儚さを持っている。”美”の探求者として描かれている千利休に相応しい作品でしたよ。このような美しい映像は、映画館の大画面で観るべき作品だと思わされました。

 この美しい映像を究極のものにすべく田中光敏監督が主演に口説き落としたのが、歌舞伎役者の十一代目市川海老蔵。はまり役を超えて、千利休ってあんな人だったのではと単純な私は考えてしまいました。茶道も歌舞伎も所作が大切、そして”美”を追求しているのも共通しています。今まで映画やドラマで千利休を演じてきた俳優さんは、経歴から削除した方がよいですよ。だって、海老蔵の足元にも及ばないですから。

 その海老蔵に負けない存在感を放っていたのが、利休の妻である宗恩を演じた中谷美紀。圧倒的なオーラを纏った女優は何人かいますが、本作の彼女はオーラだけでなく”人”としての器の大きさが内面から滲み出ているようでした。彼女が第一線で長く活躍できるのが納得できましたよ。

 でも、ここまで完璧な”美”を纏った作品だけに、あらすじ的には残念感が一入でした。利休が”美”を追求するきっかけが、恋愛だったなんて…。それこそ、利休に対する冒涜ではないかな。散々引っ張ってもったいぶってハードル上げておいて、勝手にダダスベリている状態ですよ。別に、恋愛が悪いといっているわけではありません。ただ、描き方がちゃちいわけです。このオチがダダスベリした時点で、差し引きゼロになっちゃいました。

 このように「利休にたずねよ」は、映像の美しさだけは絶賛されるべき作品となっております。そして、十一代目市川海老蔵渾身の演技、海老蔵の前でもかすまない存在感を放った中谷美紀、この二人の演技だけでもお金を払う価値はあるかも。では、本日はこの辺で (○Θ皿Θ)σ○o。バィバィ♪。o○a(Θ皿Θ○) 。


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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年12月08日 20:53

公式サイト。山本兼一原作、田中光敏監督。市川海老蔵、中谷美紀、伊勢谷友介、大森南朋、成海璃子、福士誠治、クララ(イ・ソンミン)、川野直輝、袴田吉彦、黒谷友香、市川團十郎 ...

_ あーうぃ だにぇっと - 2013年12月08日 21:02

利休にたずねよ@一ツ橋ホール

_ うろうろ日記 - 2013年12月08日 21:02

試写会で見ました。 【私の感覚あらすじ】利休の半生を描いた。みたいな映画です。

_ とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver - 2013年12月09日 00:01

茶道三家や樂家の全面協力で、美術品のような映画が誕生した。まさかとは思ったけど、作中で使われている茶器は実際に利休が使った名器だ。ロケ地も京都の古刹で行われた。物語も海老蔵の演技も完璧だ。これぞ日本映画の傑作なのだ。

_ Akira's VOICE - 2013年12月09日 09:50

美を追う罪と罰と崇高。
 

_ パピとママ映画のblog - 2013年12月09日 18:38

茶人・千利休の人生を描き、第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説を、歌舞伎俳優・市川海老蔵の主演で映画化。豊臣秀吉のもと「天下一の宗匠」として名をはせるも、やがて秀吉に疎まれ、武士でないにもかかわらず切腹しなければならなかった利休。
その謎を、ある女...

_ 悠雅的生活 - 2013年12月10日 22:24

絶対的美意識。

_ こみち - 2013年12月11日 05:57

JUGEMテーマ:映画館で観た映画 



 

都合が悪くなったら利休を頼り

 

不都合になったら切り捨てる。

 

そんな欲に溺れた太閤殿下と物静かな利休との対比は

 

面白かったが、利休の若かりし頃は道楽息子だったとは、驚きだ。

 

駆け落ちしたが自分は死にきれず、肩身を最後まで大事にとっていたとは。

 

利休の妻の宗恩は、かなり悔しかったに違いない。

 

利休と宗恩の出会いも描かれていれば、面白かったと思う。

 

 

 

2013年 東映

 

 

 

キャスト

 千利休・・・・・市川海老蔵

 宗恩・・・・・・中谷美紀

 武野紹鴎・・・・市川團十郎

 織田信長・・・・伊勢谷友介

 豊臣秀吉・・・・大森南朋

 おさん・・・・・成海璃子

 高麗の女・・・・クララ(イ・ソンミン)

 石田三成・・・・福士誠治

 山上宗二・・・・川野直輝

 細川忠興・・・・袴田吉彦

 細川ガラシャ・・黒谷友香

 北政所・・・・・檀れい

 たえ・・・・・・大谷直子

 長次郎・・・・・柄本明

 千与兵衛・・・・伊武雅刀

 古渓宗陳・・・・中村嘉葎雄

 

 

 

 

 

映画 『利休にたずねよ』公式サイト



 

 

 

【言及】

 

 

 

_ はらやんの映画徒然草 - 2013年12月11日 09:02

本作、物語の構成にちょっと難ありなのではないだろうか。 <ということでネタバレあ

_ 象のロケット - 2013年12月11日 10:14

1591年・安土桃山時代。 雷鳴とどろく雨嵐の早朝、太閤・豊臣秀吉の命により、天下一の茶人・千利休の屋敷は3千もの兵に取り囲まれていた。 もはや死ぬしかない夫に妻・宗恩が問う。 「あなた様にはずっと想い人がいらっしゃったのでは…」 その言葉が、利休の胸中に秘められた、遠い時代の記憶を蘇らせていくのだが…。 ラブ・ストーリー。

_ 京の昼寝〜♪ - 2013年12月15日 08:21



□作品オフィシャルサイト 「利休にたずねよ」□監督 田中光敏□脚本 小松江里子□原作 山本兼一□キャスト 市川海老蔵、中谷美紀、市川團十郎、伊勢谷友介、大森南朋、        成海璃子、福士誠治、クララ、川野直輝、袴田吉彦、黒谷友香、       檀れ...

_ 悠雅的生活 - 2013年12月15日 21:18

絶対的美意識。

_ とりあえず、コメントです - 2013年12月15日 22:02

山本兼一著の直木賞受賞作を市川海老蔵主演で映画化した時代劇です。 原作は未読ですけど、海外で受賞したと聞いていたので、どんな物語なのか気になっていました。 利休という人の人生を辿ると同時に、時代を動かした人々の心が伝わってくるような物語でした。

_ FREE TIME - 2013年12月16日 21:29

映画「利休にたずねよ」を鑑賞しました。

_ カノンな日々 - 2013年12月18日 10:28

直木賞受賞作である山本兼一さんの小説を原作を基に市川海老蔵さんを主演に迎え『火天の城』の田中光敏監督が実写映画化した歴史ドラマです。千利休と言えば安土桃山時代を舞台に ...

_ 大江戸時夫の東京温度 - 2013年12月18日 11:39

映画『利休にたずねよ』は、あの面白い原作を読んでいただけに、「これを2時間ほどの

_ みはいる・BのB - 2013年12月18日 21:12




☆☆☆-- (10段階評価で 6)
12月7日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 15:10の回を鑑賞。

_ こねたみっくす - 2013年12月18日 23:03

己を汚れと認めた者だけが、美を追求することが出来る。
第140回直木賞受賞作を映画化し、第37回モントリオール国際映画祭では最優秀芸術貢献賞を受賞したこの作品。
茶人・千利休 ...

_ ノルウェー暮らし・イン・原宿 - 2014年01月05日 00:45

まさに『日本の美』の真髄である。
紛れも無い日本がそこにあり、日本の美を限りなく追求して、これほどまでに見事に再現しつくした映画が他にあっただろうか?
しかしその美に惑わされ、酔っている間に見落とした何かがそこにはあり・・・・

_ C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜 - 2014年01月12日 23:28

利休にたずねよ
'13:日本

◆監督:田中光敏「化粧師 KEWAISHI」「火天の城」
◆主演:市川海老蔵、中谷美紀、市川團十郎、伊勢谷友介、大森南朋、成海璃子、福士誠治、クララ、川野直輝、袴田吉彦、黒谷友香、檀れい、大谷直子、柄本明、伊武雅刀、中村嘉葎雄

◆STORY◆...

_ いやいやえん - 2014年12月03日 00:36

【概略】
織田信長に重用され、豊臣秀吉の下“天下一宗匠”として名を馳せながらも、秀吉の怒りを買い切腹を命じられた茶人・千利休が遺した謎と生涯秘め続けた恋を描く。
時代劇



日本の美の極地でもある茶道に通じる者としての、利休=市川海老蔵はなかなか良い。所作、静謐さ、そういったものは歌舞伎とも通じるのだろう、違和感なく美しかった。様式美に幼少の頃から触れている海老蔵の身体からはそれを表現するものの覚悟みたいなものがとても伝わってくる。
しかし、美しくないものが、若き日のその恋である。まあ若き日の恋というものはおいおい格好悪いものなのでしょうが、それにしてもこの相手は異国・高麗の李王朝の血筋ながら、政争に巻き込まれて日本に連れてこられた女性であり、恋心中するのである(利休は死に切れず)。世を倦んだ放蕩息子がなぜこの女に惹かれたのか、全くわからない。若き日の誰しもがもつ青年としての利休の迸る情熱は、このときに、死んだ。
盆に水を張りその中に月を映し出す美しさがまたねえ。それを認めた信長:伊勢谷さんもまた懐が広いというか。でも「美は私が決める事」なんて、なんて傲慢な台詞だろう。しかし実際に美意識で相手の心をつかむ才能があり、美を理解する心をもっていた。でもその美しさは、趣味の違う人には全く受け入れられないのだ。出来うれば自分だけ生き残った「美に対する執念」をもっと狂気的に描いてくれればもっとよかったのにと思います。
映画は多分原作のダイジェスト版みたいな感じなんでしょうね。そもそも本作は、利休の生涯や切腹に至る秀吉との関係、周囲との関係がわかっていること前提の話ではないかと思います。
しかし映画特有の魅力もあります。なんと利休所有の本物の茶器が、実際にお茶を点てるシ−ンで使われていました!侘・寂が織りなす日本の究極の美の世界を、本作を見るだけで目の前にあるかのごとく感じ取れるのですから、茶道史上にとっても、大掛かりなプロジェクトだったことでしょう。出演者さんたちも手が震えてたりして(笑)

_ 黄昏のシネマハウス - 2015年09月05日 07:40

直木賞に輝いた山本兼一の小説を映画化。
歌舞伎役者 市川海老蔵が千利休に扮し、10代から70代近くまでの変遷を見事に体現しています。
最初に海老蔵のビデオレターが上映されましたが、これは初日だけのサービスなのでしょうか?



3,000もの兵に取り囲まれ、雷鳴が響きわたる雨の中、秀吉の命により今まさに切腹しようとする利休。
妻 宗恩は「自分以外の想い人がいたのではないか?」と、かねてより夫に抱いていた疑念をぶつけます。
彼はそれを受け、10代から今日に至るまでの波瀾万丈の道のりを振り返り、若き日のある思い出にたどり着きます。

<己がぬかずくのはただ美しいものだけ・...