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そして父になる : 父親とは不器用なもんですよね2013年10月01日 13:43

 今日は、久々の30度超え。全くもって、おデブさんには辛い世の中になってきたもんです。そんな中、消費増税が発表されますが、その後の経済の流れ、格差問題、どのようになっていくのでしょうか。本日紹介する作品の主人公のように、不器用な対応だけはしないでもらいたいものです。
【題名】
そして父になる

【製作年】
2013年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。それは、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていたというものだった。6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。取り違えられた先の雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)ら一家と会うようになる。血のつながりか、愛情をかけ一緒に過ごしてきた時間か。良多らの心は揺らぐ……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「そして父になる」は、愛情をかけて育てた息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだったことを知らされた父親が抱く苦悩や葛藤を描いたヒューマンドラマです。学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員野々宮良多役には、「真夏の方程式」の福山雅治。良多の妻であるみどり役には、「謝罪の王様」の尾野真千子。電気屋を営む斎木雄大役には、「アフロ田中」のリリー・フランキー。雄大の妻であるゆかり役には、「外事警察 その男に騙されるな」の真木よう子。監督は、「空気人形」の是枝裕和。

 おもいっきり泣いてやろう、そう思って映画館に入りました。一人、端っこの席に座り、ハンドタオルも持って準備万端。でも、そんな準備は全く不要でした。あくまでも、良い意味でね。

 子どもが取り違えられた二つの家族は、様々な意味で対照的。その違いは、二人の父親からきている。良多は建築会社に勤める超エリート、雄大は潰れかけの電気屋を営む甲斐性なし。良多は裕福で誰もが羨むような生活だが家庭を余り顧みない父、雄大は決して裕福な暮らしではないが子どもとの時間を大切にする父。でも、二人に共通するものは、子どもに対する愛情。確かに、良多は愛情表現が下手で、とっても不器用。逆に、雄大は子どもの目線まで下りてきて一緒に遊ぶ。そして、子どもたちにも共通するのが、両親のことを愛していること。これが、映像から見事に伝わってきました。

 これを可能にしたのが、是枝裕和監督の演出力でしょう。「空気人形」の時もそうでしたが、人物描写が抜群に上手いですよねぇ。そして、その人物を上手くロケーションと重ね合わせてるんですよ。だからこそ、二つの家庭をより対照的に感じる事ができ、その愛情の強さが観る者に伝わってくるのでしょう。

 でも、監督の演出力が活かされているのも、演者の演技力の賜物です。特に、福山雅治は良かったですね。父親として何が一番大切なのか、それを苦悩しながら理解していく姿をよく演じていました。福山雅治の場合、決して幅広い演技が出来るタイプではありませんが、自分のポジションに限っては一流の仕事をししてくれますね。リリー・フランキーも良かった。ちょっといやらしい面と、子煩悩な面を併せ持つ父親を上手く演じていたなぁ。そして、子役たちが良かった。変に演技をしていないんですよ。それがかえって、子どもという存在を際立たせていました。F田Fくんのようないかにも仕込まれた演技は、もうたくさんですよ。

 このように「そして父になる」は、是枝裕和監督らしい報画の秀作です。但し、本作を映画館で観る価値があるかと聞かれれば、レンタルで十分と答えざるを得ないかな。では、本日はこの辺で ヽ(´ω`●)バィバィ(★´ω`)ノ 。


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