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ブーリン家の姉妹 : 歴史の流れを変えた恋愛劇2013年07月12日 14:55

ブーリン家の姉妹
 今朝、愛犬の散歩をしていると、高校球児を乗せたバスが何台も通り過ぎていきました。ここ広島でも県予選が始まるのですね。まあ、高校野球に関しては、基本興味Nothingですが、くいのないように頑張って欲しいものです。ちなみに、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
ブーリン家の姉妹

【製作年】
2008年

【製作国】
アメリカ、イギリス

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 16世紀、王族間において政略結婚が常識だった時代のイングランド。新興貴族のトーマス・ブーリン卿(マーク・ライアンス)には、アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)という二人の姉妹がいた。ブーリン家にとって、娘たちは一族の経済的、社会的繁栄をもたらすための大切な道具であった。その頃、世継ぎの男子を得られない王ヘンリー8世(エリック・バナ)は、世継ぎを生むための愛人を探していた。それを聞きつけたブーリン卿は、娘のアンをその座に据えようと画策。アンを王に引き合わせる。ところが、王が興味を示したのは妹のメアリーだった。既に結婚していたメアリーだったが、一族の繁栄のため、王の申し出を受け入れる。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ブーリン家の姉妹」は、16世紀のイギリス王室を舞台に繰り広げられる宮中の悲しいロマンスを描いた作品です。新興貴族ブーリン家の長女であるアン・ブーリン役には、「マイティ・ソー」のナタリー・ポートマン。その妹であるメアリー・ブーリン役には、「アベンジャーズ」のスカーレット・ヨハンソン。二人の弟であるジョージ・ブーリン役には、「クラウド アトラス」のジム・スタージェス。当時のイギリス王ヘンリー8世役には、「ハンナ」のエリック・バナ。監督は、「おじいさんと草原の小学校」のジャスティン・チャドウィック。

 イングランド国教会って、高校時代に世界史で習いましたよね。そう、本作はイングランド国教会ができる引き金になったロマンスを描いた映画です。なので、この映画に出てくるアンとメアリーのブーリン姉妹やヘンリー8世などは、もちろん実在の人物です。ヘンリー8世が、アンとメアリーのブーリン姉妹を愛していたことも史実であり、アンが不義密通の罪を着せられ処刑されたのも史実です。無論、本作は映画である以上、脚色された部分も多くあるはずですが、今となっては史実と脚色の線引きは難しいでしょうねぇ。だからこそ、本作のような愛と謀略に満ちたラブ・サスペンス映画が作れるのでしょう。

 史実はどうであれ、本作ではアンとメアリーのブーリン姉妹は対照的な性格の持ち主として描かれています。姉のアンは野心家で気の強い女性として、妹のメアリーは優しい女性として描かれています。普通の人間なら妹のメアリーにぞっこんになるはずですが、イギリス王ヘンリー8世はそうはならなかったんですねぇ。メアリーが王の子供を身篭って体調を悪化させてからは、彼女に対する興味を急速に失っていくのです。そこを上手くついたのが姉のアンというわけです。史実においても、ヘンリー8世は6度も結婚しています。建前としては離婚を禁止しているカトリック教徒なので、5度の離婚は珍しいのではないでしょうか。また、自分にとって不要となった妃や側近を処刑する等、苛烈な暴君としても有名です。その反面、ヘンリー8世はイングランド王室史上最高のインテリとされているだけでなく、スポーツや音楽に関しても大いに才能を発揮した人物です。そう考えると、兄の死によって王になった彼は、王になったことで不幸な人生を歩んだのかもしれないですね。王の近親者として仕えていれば、もっと良い形で歴史に名を残せた人かもしれません。ある意味、魅力的な人ですね。

 このような歴史的背景を基に作られた作品ですから、知らず知らず作品の中に引き込んでいく力強さがありました。何といっても、この三人の愛憎劇がイギリスのカトリック教会からの脱退という歴史的な転換点となるわけです。つまり、この三人は、その後のイギリスの歴史を徹底的に変えてしまったのです。物凄い恋愛劇ですよ、リアルガチで。

 このように「ブーリン家の姉妹」は、歴史は男と女が創っていくということを強く意識させてくれる作品です。この三人の愛憎劇がどのような結末になるのか、まだ観ていない方は覗かれてみてはいかがでしょうか。では、本日はこの辺で (マタネ}(o´∀`p[゚・*:.。.☆バィバィ☆.。.:*・゜]q 。


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★この映画の皆さんの評価★

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コメント

_ ぷっちん ― 2013年07月12日 20:31

こんばんは。

この作品は、非常にはっきりと覚えています。
アンとメアリーの対比が鮮明で、特にナタリー・ポートマンの演技は妖気さえ感じるものでしたね。
メアリーが晩年幸せな人生であったのに対しアンの最後が悲惨であったのは、
なんか、そうですね、あまり欲が強い人間の結末は悲惨なことが多いといった見本のようでした。

_ ウマキング ― 2013年07月13日 15:07

ぷっちんっさん、コメありがとうございます。

>あまり欲が強い人間の結末は悲惨なことが多いといった見本のようでした。
ですよねぇ。この辺は世界共通の価値観みたいですね。

でも、アンの娘が後に処女王と呼ばれたエリザベス一世になるわけですから、イギリス宮中の複雑怪奇さは日本人には理解出来ないですね。

ではでは。

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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年07月12日 19:07

公式サイト原題:The Other Boleyn Girl. フィリッパ・グレゴリー原作、ジャスティン・チャドウィック監督、ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソン、エリック・バナ、クリスティ ...

_ 象のロケット - 2013年07月14日 04:56

16世紀イングランド。 世継ぎに恵まれないヘンリー8世に新興貴族・ブーリンは自慢の娘アンを差し出すが、王が目をとめたのは結婚したばかりのアンの妹・メアリーであった。 王の寵愛を射止めるのはどちらなのか? 一族の発展への企みが美しい姉妹の運命を変えていく…。 イングランドの歴史を揺るがせた大事件をもとにした、華麗な王朝絵巻。