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ブラック・スワン : 芸術って、怖いのね2013年06月10日 17:16

ブラック・スワン
 今日の広島は、蒸し暑かったですよ。これから、本格的に梅雨に入りそうだし、しばらくは不快指数高くなりそうですね。ちなみに、本日紹介する作品は、今頃観てるのかよと突っ込まれそうなこちらになります。
【題名】
ブラック・スワン

【製作年】
2010年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元ダンサーの母親・エリカ(バーバラ・ハーシー)の寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。だが純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦であった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ブラック・スワン」は、人生の全てを注ぎ込んだバレリーナの心の葛藤を描いたサイコ・スリラーです。母と共にバレーに心血を注ぐニナ・セイヤーズ役には、「マイティ・ソー」のナタリー・ポートマン。ニナのライバルであるリリー役には、「テッド」のミラ・クニス。ニナの所属するバレー団の芸術監督のトマ・ルロイ役には、「マンク 破戒僧」のヴァンサン・カッセル。ニナの母親でかってバレリーナになる夢を諦めたエリカ・セイヤーズ役には、「インシディアス」のバーバラ・ハーシー。監督は、「レスラー」のダーレン・アロノフスキー。

 やっと、観ました。各レビューでもとても高評価の本作。「立場が人を作る」とは、昔からよく言われています。そして、本作はその立場が狂気の人間を作り上げたドラマ。下手なホラー映画なんかよりも、ずっと怖い作品でした。バレーに母共々心血を注いできたニナ・セイヤーズが、少しずつ壊れていく様がとても丁寧に描かれているんですよねぇ。しかも、ニナ・セイヤーズを見詰めるカメラの目線が、何ともドライなんですよ。まるで、物語の結末を期待していたかのような目線でした。

 本作がここまでの作品になった一番の要因は、ニナ・セイヤーズを演じたナタリー・ポートマンの演技に他なりません。ニナは人格は一見すると壊れていくように見えるのですが、それは否です。人格が壊れていくのではなく、役に染まっているだけなのです。その微妙なさじ加減を見事に演じきっているんですよねぇ。だからこそ、あの悲劇の結末を納得して観ることができるのだと感じました。さすが、本作でアカデミー主演女優賞を受賞しただけのことはありますね。

 これは好みによるのかもしれませんが、演出的には随分とエロさを感じました。その分、私としては怖さが若干薄れているような気がしたんですよねぇ。ナタリー・ポートマンの一人アヘアヘのシーンは、日本のアダルトビデオ界の監督も参考になるのではないでしょうか。まあ、女性目線で観ると違うのかもしれませんが…。

 このように「ブラック・スワン」は、ナタリー・ポートマンの演技が光るサイコスリラーの良作です。もし、未見の方がいたら観ておいた方がよいと思いますよ。決して、108分の上映時間は無駄ではないので…。では、本日はこの辺で (っ∀`)ノ゛ババァィ♪ 。


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★この映画の皆さんの評価★

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コメント

_ 別冊編集人 ― 2013年06月11日 08:28

TBありがとうございます!

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_ Akira's VOICE - 2013年06月10日 17:47

飛びます舞います。倒れるまで!
 

_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年06月10日 19:14

と言うよりブラック・タイガー
公式サイト。ダーレン・アロノフスキー監督、ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダ ...

_ いやいやえん - 2013年06月10日 20:41



ナタリー・ポートマンは凄かった。苛烈なバレエの世界で生き抜くニナの狂気や重圧、嫉妬、妄想や抑圧された心理を巧みに表現していたと思う。
念願のプリマの座を手にしたのはつかのま、「白鳥の湖」は白鳥と黒鳥という相反する二面性を表現しなければならず、黒鳥を演じ切れない彼女は次第に精神が不安定になっていく。
主人公の尋常でないプレッシャーが画面いっぱいに迫ってきて、息苦しくなる、その心理がメインだと思う。ストーリーは平坦なものの、ニナの優等生的な堅い「自分」という殻がずる剥けていく様は現実のナタリー・ポートマンとリンクして恐怖を感じる。彼女の生真面目なイメージが作品中の主人公ニナとそっくりで、もしかして彼女自身もこの作品で女優としての殻を自ら脱いで成長したんじゃないかしらと感じた。
ミラ・クニスさんも良かったよね〜彼女も足首を怪我したりしながらも役に臨んだそうですが、官能的なイメージは確かにありましたね。でも一番怖かったのは自分の果たせなかった夢を娘に託しているニナの母親。母親との密度の濃い関係がニナをまた狂気へと追いやる。母親を前にしてはまるで幼女のよう…この関係はいびつです。
練習風景で踊れなかったニナがラスト20分で踊る黒鳥はメイクのおかげもあってか素晴らしかったですが、繊細な神経を擦るそれにしてもいい意味で不気味な作品だった。ラストの台詞がまた凄い。映画館で観た方は鳥肌がたったでしょうね〜。

【概略】
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。しかし純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦だった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリーの出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった…

スリラー




_ ケントのたそがれ劇場 - 2013年06月10日 21:30

★★★★  ミステリー仕立てのバレエ映画である。ニナは新趣向で上演されることになった『白鳥の湖』の主役に大抜擢され、有頂天になってしまった。だがそのお陰で引退勧告を受けたべスや、主役を横取りされたミラたちの恨みをかってしまう。  だがニナの最大の敵は自分自

_ 幕張コーポ前 - 2013年06月10日 23:17

『ブラック・スワン』観てきました。ウィキペディアで「白鳥の湖」を調べたんですけど、通常オデット(白鳥)とオディール(黒鳥)は同じバレリーナが演じるそうなんですね。白鳥としての踊りは完璧だけど、黒鳥になることの葛藤に苦しみ、しだいに彼女の中に潜むブラックナ

_ 象のロケット - 2013年06月11日 09:54

ニューヨーク・シティ・バレエ団の新シーズンのオープニング演目は「白鳥の湖」。 芸術監督ルロイは、キャスティング・オーディションを実施する。 可憐で繊細な白鳥だけでなく、自由奔放にして邪悪な黒鳥にもなりきらねばならないこの役は、極めて難易度の高い表現力を求められる。 プリマに抜擢されたニナは、「白鳥としては理想的」だと言われるのだが…。 心理サスペンス。 R-15。

_ 悠雅的生活 - 2013年06月11日 14:33

抑圧と解放。清純と邪悪。白と黒。

_ ダイターンクラッシュ!! - 2013年06月11日 16:19

2011年5月22日(日) 18:45~ TOHOシネマズ日劇1 料金:1250円(有楽町のチケットフナキで前売り券を購入) パンフレット:未確認 『ブラック・スワン』公式サイト 予告編を見ていれば誤解することはないと思うが、単純なサクセスストーリーではない。狂気の映画だ。 本作の監督は、「レスラー」との2部作構想があったそうだが、意外にオーソドックスな「レスラー」に対して、これは寧ろ「レクイエム・フォー・ドリーム」にテイストが近い。異論は認める。 俺にとって、本作は「タクシー・ドライバー」のような狂人映画であり、脳内麻薬なこのタイプの作品は好きだ。異論は認める。 ナタリー・ポートマンも優れているが、やはりウィノナ・ライダーは絶賛に値する。異論は認めん。 バカ役の続いたヴァンサン・カッセルだが、狡猾で有能なディレクター役だった。やれば出来るじゃないか。異論は認める。 日曜最終上映に関わらず、意外な客の入り。日劇1で半分近くと思われたので500人近く。明らかに中高年多し。 男便所2箇所中、1箇所が女マークに変更されている。男は1箇所だけになっているので、事前にどこかですませましょう。 お勧め度:☆☆☆ 狂気度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆★

_ とりあえず、コメントです - 2013年06月11日 22:25

ナタリー・ポートマンが昨年の映画祭の主演女優賞を総なめしたスリラーです。 彼女のどんな演技が見られるのか、とても楽しみにしていました。 バレリーナそのもののような見事なダンスを披露しながら、 役に苦悩し狂気に落ちていく主人公を迫真の演技で体現していました。

_ ヨーロッパ映画を観よう! - 2013年06月12日 17:56

「Black Swan」2010 USA

ニナ・セイヤーズに「ブーリン家の姉妹/2008」「マイ・ブラザー/2009」のナタリー・ポートマン。
トーマス・ルロイに「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」のヴァンサン・カッセル。
リリーに「マックス・ペイン/2008」「ザ・ウオーカー/2010」のミラ・クニス。
ニナの母エリカ・セイヤーズに「フォエバー・フレンズ/1988」のバーバラ・ハーシー。
ベス・マッキンタイアに「17歳のカルテ/」「50歳の恋愛白書/2009」のウイノナ・ライダー。
...

_ キノ2 - 2013年06月13日 09:21

★ネタバレ注意★


 ダーレン・アロノフスキー監督、ナタリー・ポートマン主演。
 2010年のアカデミー賞では、作品賞、主演女優賞、監督賞、撮影賞、編集賞にノミネートされ、ポートマンが主演女優賞を受賞したのは記憶に新しいところ。

 ニューヨークのバレエ・カンパニーのダンサー、ニナ(ポートマン)は、テクニック的には問題のない完璧なダンサーだったが、優等生的な性格が禍し、官能を表現することができない。長年バレエ団に君臨してきたプリマダンサー、ベス(ウィノナ・ライダー)の引退を受け、「白鳥の湖」のプリマに抜擢されたが、純真な白鳥は踊れても、セクシュアルな魅力で王子を誘惑する黒鳥...

_ だらだら無気力ブログ - 2013年06月13日 23:17

「レクイエム・フォー・ドリーム」「レスラー」のダーレン・アロノフスキー 監督が、野心と嫉妬渦巻くバレエの世界を舞台に描く異色の心理スリラー。 バレエに全てを捧げるヒロインが、新プリマの座を巡って自分とは対照的な 勝気な新人ダンサーと熾烈な競争を繰り広げる…

_ こねたみっくす - 2013年06月15日 16:50

白鳥と黒鳥。完璧なまでに計算された白と黒を意識させる世界。
第83回アカデミー賞は主演女優賞だけでなく、作品賞も監督賞もこの映画が取るべきだったのではないか!と思わせる、 ...

_ はらやんの映画徒然草 - 2014年03月21日 20:23

ダーレン・アロノフスキー監督自身が言っているように、本作は「レスラー」と対をなす