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リアル 完全なる首長竜の日 : やっと出てきた首長竜2013年06月02日 15:20

リアル 完全なる首長竜の日
 昨日は時間も取れ、映画の日ということで行ってきました。しかし、先日紹介した「体脂肪計タニタの社員食堂」、私が訪れた映画館では体重100Kg以上は無料とのことでした。正直、こんなキャンペーンやってるなんて想像すら出来ませんでした。ちなみに、本日紹介する作品も先の読めない展開が、観る者の想像を超えているこちらになります。
【題名】
リアル 完全なる首長竜の日

【製作年】
2013年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 淳美(綾瀬はるか)が自殺を図り、一命を取り留めたものの昏睡状態となる。彼女と幼い頃から一緒に過ごしいつしか恋人となった浩市(佐藤健)でも淳美が自殺を図った理由がわからない。彼女を救うために、浩市は<センシング>と呼ばれる眠り続ける患者と意思疎通ができる手法を用い、淳美の意識内へ潜り込む。<センシング>を繰り返すうちに、浩市の脳と淳美の意識が混線するようになり、二人は現実と仮想が入り乱れる意識の迷宮を彷徨う。そして二人がかつて過ごした飛古根島へ向かった浩市は、記憶を封印していた15年前の事件に触れる……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「リアル 完全なる首長竜の日」は、第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」を映画化した作品です。自殺を図り昏睡状態となった恋人を救いたいと願う藤田浩市役には、「るろうに剣心」の佐藤健。浩市の恋人で昏睡状態となっている和淳美役には、「プリンセス トヨトミ」の綾瀬はるか。監督は、「贖罪」の黒沢清。

 ラスト前から目まぐるしく変わる展開、しかもその流れはとっても自然なんですよねぇ。変な強引さや都合の良さが全くないわけですよ。これは、脚本も共同執筆された黒沢清監督の手腕もさることながら、原作の素養の良さを感じました。例によって原作は未読なのですが、第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しただけのことはありますね。

 また、とても丁寧に撮られた作品という印象を受けました。”センシング”という他人の意識の潜り込む世界観が、見事に表現されていました。この分かりやすさがあるからこそ、作品の世界観にすんなりと入っていけたのでしょう。そして、最後に出現した首長竜。やっと出てきたと感じたと同時に、首長竜の怒りと優雅さがよく表現されていました。この首長竜には、観た人のほとんどが納得できるのではないでしょうか。

 そして、作品の根底に流れているテーマ。それは、”罪”であると私なりに解釈しました。悪事に積極的に加担するだけでなく、見て見ぬふりをすることも同様です。それだけではなく、知らないうちに”罪”を犯してしまうこともあります。浩市と淳美は、そのことに苦しめられますが、彼らのことを他人事といえる人はこの世に存在しないのではないでしょうか。

 演者の中で存在感があったのは、主演の二人よりも精神科医を演じた中谷美紀。凛とした中にも妙な色香を漂わせており、彼女でないと出せない空気感を纏っておりました。何時観ても、素晴らしい女優さんです。

 このように「リアル 完全なる首長竜の日」は、日本人らしい丁寧な仕事が光るミステリー作品の逸品です。先の読めないあらすじといい、今年になってみたサスペンス映画では一番の作品ですね。では、本日はこの辺で |////|´Д`)ノ|////|ьчёьчё 。


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閉ざされた出口。夢の残骸。首長竜の絵。

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原作である「完全なる首長竜の日」は「このミス」大賞を受賞したということで出版され

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たとえば、こんな機械ができたとしたら
話がしたいよね・・・
人の心の中に入り込んで
精神科医や心理学者が難しい言葉で語るなんたらを
5歳の子供にでもわかるように見て感じられたら。
昨日まで楽しく一緒に食事してた恋人が
いきなり自殺未遂で昏睡状態になってもたら...

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自殺未遂で昏睡状態になった恋人を救うため最新医療技術を通じて彼女の意識下に潜入した青年の物語です。

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選考委員満場一致で決まった『このミステリーがすごい!』大賞に選出された作品「完全なる首長竜の日」が原作。
面白い「このミス」作品とかが映画化されると、たいてい「小説で読むときっと面白いんだろうねぇ」となる事が多いのだけど、これは違う。
『このミステリーがすごい!』は、やっぱり凄かった!!

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 乾緑郎原作(原題「完全なる首長竜の日」、第9回「このミステリーがすごい!」大賞受賞のSFミステリー小説を、「トウキョウソナタ」の黒澤清監督・脚本、佐藤健×綾瀬はるか主演で映画化。 昨今の若手俳優でも1、2を争う人気と実力を兼ね備えた、小生自身も個人的に大

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センシングは姉弟愛
公式サイト。乾緑郎原作、黒沢清監督、佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太、堀部圭亮、松重豊、小泉今日子。タイトルは「リアル」なの ...

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注・内容に触れています。2011年に発表の乾緑郎の原作を、黒沢清監督が映画化した。『リアル~完全なる首長竜の日~』主演は佐藤健と綾瀬はるか。共演は中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太、小泉今日子、堀部圭

_ とりあえず、コメントです - 2013年06月04日 00:05

乾緑郎著の小説「完全なる首長竜の日」を黒沢清監督が映画化したSFファンタジーです。 キャラクターの設定を原作とは変えて佐藤健&綾瀬はるか主演で綴られる物語は どんな展開になるのか楽しみにしていました。 黒沢清監督の独特な演出と共に、とても純粋なラブストーリーが描かれていました。

_ 象のロケット - 2013年06月04日 14:09

1年前、漫画家の淳美は自殺未遂により昏睡状態に陥ってしまう。 幼なじみで恋人の浩市は、淳美を目覚めさせるため、“センシング”という最新医療によって彼女の意識の中へ入っていく。 「なぜ自殺したのか」と問いかける浩市に、淳美は「首長竜の絵を探してきてほしい」と頼む。 何度も彼女の意識の中へ入っていき対話を続ける浩市の前に、見覚えのない少年の幻覚が現れるようになるが…。 ミステリー。

_ 映画@見取り八段 - 2013年06月05日 21:11

リアル~完全なる首長竜の日~     監督: 黒沢清    出演: 佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太、堀部圭亮、松重豊、小泉今日子、青木綾平、川島鈴遥 公開: 2013年6月1日 2013年6月5日。劇場観賞。 原作は第9回このミステリーがすごい!大…

_ ★ Shaberiba  - 2013年06月07日 23:14

この題の意味・・なんだったんだろ・・・?

_ はらやんの映画徒然草 - 2013年06月08日 11:01

原作である「完全なる首長竜の日」は「このミス」大賞を受賞したということで出版され

_ オールマイティにコメンテート - 2013年06月08日 13:23

「リアル〜完全なる首長竜の日〜」は乾緑郎原作の「完全なる首長竜の日」を映画化した作品で意識不明に陥った漫画家の女性を救おうと彼女の意識に入り込んで自殺に至った経緯など ...

_ みんなシネマいいのに! - 2013年06月09日 22:43

 1年前に自殺を図り、昏睡状態に陥った漫画家の恋人を救うため、“センシング”とい

_ いい加減社長の映画日記 - 2013年06月11日 07:35

最初は観る気はなかったんだけど、予告を観るうちに観たくなって・・・

「オフィシャルサイト」

【ストーリー】
幼馴染みの恋人・淳美は理由も告げずに自殺を図った。
昏睡状態の彼女を救うため、浩市は眠り続ける患者と脳内意思疎通ができる医療<センシング>を受ける...

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第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した乾緑郎さんの小説を黒沢清監督が映画化したミステリー・ラブロマンスです。予告編を目にする回数が多いので昏睡状態となった恋人 ...

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【=32 うち今年の試写会5】 富士山に登ってみたいなって思うのだ。せっかく近くに住むようになったから。天気のいい日は波乗りしながらいつも美しい富士山を眺めているし。やっちゃおうかな。

 自殺未遂が原因で1年も眠り続ける幼なじみである恋人・淳美を救い出すた...

_ だらだら無気力ブログ! - 2013年06月23日 00:20

綾瀬はるかが可愛かった!

_ 大江戸時夫の東京温度 - 2013年06月23日 22:21

映画『リアル 完全なる首長竜の日』は、黒沢清が東宝のメジャー娯楽作を手がけるって

_ アニヲタ、ゲーヲタの徒然草(仮) - 2013年06月25日 11:53

【聖闘士星矢Ω 第60話】雨垂れ石を穿つ、の巻。強固な防御力を誇る相手に対して一点のみを辛抱強く集中攻撃し、最終的にその防御を打ち破る…というのは、大抵は主人公側が敵側に ...

_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2013年06月29日 20:02

 『リアル〜完全なる首長竜の日〜』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。

(1)黒沢清監督の作品と聞いて(注1)、映画館に出かけてみました。

 本作の冒頭では、マンションの部屋で、浩市(佐藤健)と淳美(綾瀬はるか)とが食事をしながら、「どうしてかな、生まれたときか...

_ いやいやえん - 2013年12月28日 05:42



前半のホラー映画っぽい仕上がりは何のため?
ミステリー・ファンタジー・SF・ロマンと色々ごった煮の本作、ただ単に綾瀬はるかと佐藤健のために観た人は「むむ?」となるんじゃないのかなー。ちなみに原作では姉弟のようですが、本作では恋人同士。でも主演二人が恋人同士にどうしても見えないのはなぜだろうか。
センシングという技術でこん睡状態の人間と夢を介して意思の疎通が出来るようになった近未来、相原医師に導かれてセンシング状態になった浩市は、こん睡状態の恋人の淳美の意識へとつながる…。
まるで白昼夢が悪夢に変わるかのような感覚。どこまでがリアル(現実)でどこまでが夢(非現実)であるのか。でも正直そう深く悩むような作品でもなく、娯楽作として収まっていたと思います。
映像的には工夫は見られるもののやっぱり邦画かー(゚ё゚`) と思うようなもので、ストーリーもだらだら続くのでちょっと眠たくなったのは確か。そして「首長竜」というのは、深層心理に封印された記憶のキーワードで、これが何かという事が本作のテーマなのですが、あまり切迫感を感じなかった。
結局のところ、モリオ君も自業自得だし、彼を助けられなかった罪悪感=首長竜なんだけど、ラストの展開が強引過ぎで^;正直サブタイの意味もよくわからんし。
モリオは都会人の浩市と淳美が仲良くなったのをいい気してなかったのもそうだけど、嫉妬してたんだろうね、淳美のことが好きだったのかも。だからあのペンダントで引っ込んだんだろうねー。
それにしてもストーリーがつまらない作品だった。グロテスク漫画を描き始めた心理とかそういうものの解明もなく、フィロソフィカル・ゾンビの説明もなく(なかったよね?)、中盤のどんでん返しも衝撃度が全くなかった。

【概略】
幼馴染みで恋人同士の浩市と淳美。だが、淳美は昏睡状態に陥っていた。浩市は淳美を目覚めさせるため、センシングという先端医療を受けるのだが…。

ラブストーリー