Google
WWW を検索 ブログ内検索

高地戦 : 現実の虚しさを感じる2013年05月24日 19:49

高地戦
 アメリカのワシントン州で、1955年にかけられた橋が崩落したとのこと。日本の現状を考えれば、他人事では済まされない出来事です。ちなみに、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
高地戦

【製作年】
2011年

【製作国】
韓国

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 1953年冬。南北朝鮮の戦争が泥沼化する中、板門店では2年前に始まった停戦協議が難航し、アメリカと北朝鮮、中国の三者が南北境界の線引きを巡って火花を散らしていた。そんな中、自分の任務に嫌気を覚えた韓国軍防諜隊中尉カン・ウンピョ(シン・ハギュン)は、公然と軍の方針に異を唱えて最前線である東部戦線への調査着任を命じられる。激戦地のひとつ、エロック高地で戦死した中隊長の死体から、味方の弾丸が発見されたのだ。敵軍の内通者がいると見られるのはワニ中隊。そこに、戦死したと思っていた友人、キム・スヒョク(コ・ス)がいることを知ったウンピョの脳裏に、ある記憶が蘇る。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「高地戦」は、朝鮮戦争の高地戦を舞台にした戦争ドラマです。韓国軍防諜隊に所属していたが軍の方針に異を唱えたため東部戦線への調査着任を命じらたカン・ウンピョ中尉役には、「渇き」のシン・ハギュン。ウンピョ中尉の友人でワニ中隊所属のキム・スヒョク中尉役には、「超能力者」のコ・ス。ワニ中隊の臨時中隊長であるシン・イリョン大尉役には、「建築学概論」のイ・ジェフン。監督は、「義兄弟~SECRET REUNION~」のチャン・フン。

 戦争の過酷さ、悲惨さ、虚無感、これらが上手いこと描かれていました。停戦協定が結ばれ生きて帰れると喜んだのもつかの間、協定の実行まで自国の領土を広げるために戦わなければいけないなんて…。現実の厳しさや愚かさから目を背けず直視しているところが良いですよねぇ。

 先ずは、映像がスンバらしい。戦場の迫力と緊張感、これぞ戦争映画ですよ。銃火が飛び交い頭を上げることすら躊躇させる戦場、ちょっとした油断から敵の狙撃手に狙われてしまう張り詰めた状況。自分が生き残るために敵を殺す、そのシンプルな考えが出来ない人間は即ふるいに掛けられる厳しい現実。これらを言葉ではなく、映像で伝えるから心に残るんですよねぇ。

 そして、そんな厳しい戦場の中で、ささやかな人間性を与えているのがあらすじ。それは、大国の思惑のために分断された同じ民族同士が、互いを想い合う優しさに満ち溢れたものでした。歴史を振り返れば、疑心暗鬼から北の兵士も南の兵士も多くの自国民の命を奪いました。しかし、祖国の再建のため負傷した敵兵を手当てしたり、ささやかな心の交流を続けた者たちもいたのです。脚本のパク・サンヨン、上手いことやりますよねぇ。

 演者の中で光っていたのが、ワニ中隊の隊長であるシン・イリョン大尉を演じたイ・ジェフン。戦場ではターミネーターばりの活躍をするかと思えば、兵舎で時折見せる幼い表情。現在は、兵役のためリアルに韓国軍に所属しているそうですが、除隊後の活躍が楽しみです。

 このように「高地戦」は、現実を直視して作られた戦争映画の秀作です。悔しいですが、こんなドライな戦争映画は日本人には作れないような気がしますよ。では、本日はこの辺で (○´ω`)ノ ゚+。:.゚゚ьчё-ьчё.:。+゚ ヽ(´Д`○) 。


人気ブログランキングへ ←記事を気に入った方は”ポッチ”とお願いします。

★この映画の皆さんの評価★

関連商品