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セントアンナの奇跡 : 戦場で起きた小さな奇跡2013年05月16日 21:02

セントアンナの奇跡
 今日は、広島カープの野村監督と見かけましたよ。まあ、嫌いな監督なので声はかけなかったですけど…。まあ、そんな話は置いておいて、本日紹介する作品は人間の素晴らしさを感じる事が出来たこちらになります。
【題名】
セントアンナの奇跡

【製作年】
2008年

【製作国】
アメリカ、イタリア

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 1983年、ニューヨーク。ある日、郵便局員が窓口に現れた客を射殺する事件が発生。前科も借金もない、定年間近の真面目な男が起こした事件は、世間に衝撃を与える。さらに、男の家から発見されたのは、歴史的に貴重なイタリアの彫像の頭部。それは、1944年のナチス侵攻以来、行方不明になっていたものだった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「セントアンナの奇跡」は、第2次大戦下のイタリアで起きた実話を基にした戦争ドラマです。過酷な最前線に送り込まれた黒人部隊“バッファロー・ソルジャー”も一員で、偵察に出て本隊とはぐれた4人組のリーダーであるオブリー・スタンプス二等軍曹役には、「エンド・オブ・ザ・ワールド」のデレク・ルーク。同じく4人組の一人で多少自分勝手なビショップ・カミングス三等軍曹役には、「アンダーワールド 覚醒」のマイケル・イーリー。同じく4人組の一人でフィレンツェで拾った彫像の頭を持ち歩くサム・トレイン上等兵役には、「魔法使いの弟子」のオマー・ベンソン・ミラー。同じく4人組の一人でイタリア語堪能な無線兵のヘクター・ネグロン伍長役には、「アバター」のラズ・アロンソ。ニューヨークでヘクター・ネグロンが起こした事件の真相を追う記者のティム・ボイル役には、「LOOPER ルーパー」のジョゼフ・ゴードン=レヴィット。監督は、「セレブの種」のスパイク・リー。

 163分という上映時間、決して短くはないですよねぇ。しかしながら、本作はそのようなことを全く感じさせない作品に仕上がっていました。娯楽作品として戦争アクション、ファンタジー、ヒューマンドラマの要素を持っているだけでなく、きっちりとしたメッセージ性もあります。つまり、とっても中身の濃い作品だったということです。しかも、これが実話を基に作られたわけですから、人間ってどんだけ凄いのよなんて感じたわけです。

 物語は、事件を起こしたヘクター・ネグロンが、記者のティム・ボイルに自分の過去を打ち明ける形で進行していきます。その物語の序盤は、正に戦争映画の緊張感が味わえるものでした。ここで、手を抜かないのがハリウッド作品の良いところですよねぇ。私は、これで作品の世界にすんなりと入り込めました。そして、少年と出会うのですが、彼には自分しか見えない”友達”がいるのです。そして、少年が起こす小さな奇跡、この辺も実に自然な形で表現されているので、違和感なく観ることができました。そして、物語はドイツの脱走兵、パルチザンが登場することにより急展開を見せます。ここからは、人間の醜さと美しさの両方が極端に描かれていました。戦争により醜い心に変わってしまった者、それでもなお神に素直でありたいと思う美しい心を持った者。この辺りになると、私は完全に作品の中に”どっぷり”と浸かっていましたよ。

 しかしながら以外に感じたのは、事件を起こしたヘクター・ネグロンが保釈されたということ。だって、殺人事件ですよ。確かに、被害者はゴミのような人間ですけど、命は命ですからね。それに、少年のためにナチスと戦い倒れていった仲間もいるわけですから。事実はどうであれ、ここはアレンジして欲しかったなぁ。まあ、これがアメリカだといわれれば、何も返す言葉はありませんけど。

 このように「セントアンナの奇跡」は、様々な要素が高いレベルで詰め込まれた戦争ドラマの秀作です。戦争映画でありながら、女性が観ても満足度の高い映画だと思いますよ。では、本日はこの辺で ヽ(´ω`●)バィバィ(★´ω`)ノ 。


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_ とりあえず、コメントです - 2013年05月16日 21:17

スパイク・リー監督の創り上げた戦争映画です。 1944年のイタリアを舞台に、差別の中で戦った黒人兵士たちの物語を、実話を元に描いています。 孤児の少年と4人のアメリカ黒人兵との奇妙な逃避行の行方はかなり辛いものでした。

_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年05月16日 21:33

公式サイト。スパイク・リー監督、デレク・ルーク、マイケル・イーリー、ラズ・アロンソ、オマー・ベンソン・ミラー、マッテオ・シャボルディ、セルジオ・アルベッリ。1983年のニュ ...

_ カノンな日々 - 2013年05月16日 21:50

スパイク・リー監督の作品には一時期ハマってたこともあって好きな監督なんですが、最初に予告編を目にした時はスパイク・リーの作品とは知らなくて「こんなの作ってたんだァ」と ...

_ 悠雅的生活 - 2013年05月17日 10:04

彼が何をしたにせよ、戦争ほどの悪行ではない・・・

_ はらやんの映画徒然草 - 2013年05月17日 23:03

印象深いシーンがありました。 登場人物が神に祈りを捧げているシーンです。 アメリ

_ 風に吹かれて - 2013年05月18日 12:28

信じたい奇跡 公式サイト http://www.stanna-kiseki.jp7月25日公開監督 スパイク・リー原作は叔父がかつて“バッファロー・ソルジャー”の一員だったという、ジェームズ・マクブラ

_ ダイターンクラッシュ!! - 2013年05月18日 15:57

2009年9月6日(日) 18:15~ TOHOシネマズ シャンテ3 料金:0円(シネマイレージカード ポイント使用) パンフレット:未確認 『セントアンナの奇跡』公式サイト スパイク・リーらしくないらしい。と言っても、「ゲット・オン・ザ・バス」と「インサイド・マン」しか観ていないので、詳しくはわからない。 冒頭、郵便局の切符売り場の黒人の男が、いきなり白人の客を射殺する。 犯人の男の部屋から長いこと行方不明だったイタリアの彫像の頭部が発見される。 犯人の男と彫像を写真入で報じる新聞。 それを見て、立ち上がってコーヒーを溢すほど愕然とする白人の男。 舞台は、第二次大戦、イタリアの黒人部隊の行動に。 2時間40分の力作。 陰惨な戦争の中にも、「奇跡」というタイトルが示す通り、絆があり、それは希望となった。 感動系の作品なのだが、戦争の描写は情け容赦なく、しかも苛烈である。苦手な人には、結構辛いぞ。耐性がある人間にも結構辛いのだから。 ナチスの虐殺描写は苛烈だが、ドイツ軍に二人ばかりいい軍人が出ており、重要な役柄となっている。 後に出てくるほうの将校の行動理由が、わからなくなくてポカンだったが、人の感想など調べてみて、ああ、あいつだったのかと思い出した。軍服を着ている人間の顔の認識が困難なのと、長い話なんで忘れてしまうエピソードなのかもしれないで、注意力が散漫だと、俺と同じ結果に陥るだろう。是非、気を抜かず懸命に観てほしい。 お勧め度:☆☆☆★ 容赦なし度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★

_ 象のロケット - 2013年05月18日 22:13

1983年、ニューヨークの真面目な郵便局員が切手を買いに来ただけの男を突然射殺した。 そして局員の部屋から古い彫像の頭が発見される。 不可解な事件の謎を解くカギは1944年のイタリアにあった。 第二次世界大戦中、イタリア・トスカーナでの戦いの最中にケガをした現地の少年を助け、部隊とはぐれてしまったアメリカの黒人兵4人がいた…。 戦争ヒューマン・ドラマ。

_ ひねくれ者と呼んでくれ - 2013年05月21日 06:52

監督:スパイク・リー 出演:デレク・ルーク 米国・イタリア2008年 さて、考えてみよう。これはジグソーパズルである。 無辜の民の虐殺/バッファロー・ソルジャー/記憶喪失の子ども/ドイツ軍の銃/彫像の頭/ニューヨークの郵便局窓口での殺人/伝説の山 これらをつなぎ合わせてなんとか一つの絵を作りあげるんだっ[E:run]--と脚本家がひねり出したような印象の話である(原作小説の作者が担当しているらしいが)。 しかし、無理やり色んな形のピースをくっつけてるためにどうも辻褄あわない所

_ ケントのたそがれ劇場 - 2013年05月21日 11:10

★★★★ 新宿高島屋12階にあるテアトルタイムズスクエアは、8月限りで閉館となる。ミニシアター系のテアトル直営映画館では、最大のスクリーンを誇り、ロケーションも含めてなかなかお洒落な存在だっただけに、非常に残念である。 ここには何度も足を運んだので、いろい

_ てんびんthe LIFE - 2013年05月28日 14:07

「セントアンナの奇跡」試写会 ショウゲート試写室

作品情報も読まずに行ったのはちょっと失敗。
作品がいいとか悪いとかいう前に、戦争映画なのです。
2時間半という尺の長さの大半が戦争のシーンというのは私にはきついです。
かなり残虐なシーンが多い戦争映画なのでこれは見る人を選ぶでしょう。
しかしながら、感動的なストーリーというか、心やさしい兵士たちの子供を守ろうとする態度には非常に心を打たれます。
そしてトスカーナの美しい景色。
なんだかんだいってもやっぱり戦争は止めようという教訓です。
奇跡は起こったけれども、奇跡を願う兵士たちの気持ちが美しく、物哀しい。
本当の戦争...