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トールマン : 驚愕の展開がナイスなサスペンスホラー2013年05月15日 13:49

トールマン
 今日は、気持ちの良い朝でした。このところバタバタしていたので、今日はのんびりといきたいところです。ちなみに、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
トールマン

【製作年】
2012年

【製作国】
アメリカ、カナダ、フランス

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 広大な森と迷路のような地下道に囲まれた炭鉱町コールド・ロック。6年前の鉱山閉鎖で急速に寂れたこの町で、次々と幼い子供たちが消えていく連続失踪事件が発生。犠牲者は既に18人。謎が謎を呼び、人々は正体不明の誘拐犯を“トールマン”と名付け、恐れていた。
あらあすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「トールマン」は、鉱山閉鎖により寂れた街を舞台に発生した幼児連続失踪事件を描いたサスペンスホラーです。町の看護師でトールマンに子供を誘拐されるジュリア役には、「トータル・リコール」のジェシカ・ビール。ジュリアが何かと気をかけるジェニー役には、「ローズ・イン・タイドランド」のジョデル・フェルランド。監督は、「マーターズ」のパスカル・ロジェ。

 何が”善”で何が”悪”なのか、とても考えさせられる映画です。そして、誰が”善”で誰が”悪”かも、分からない映画です。扱うテーマも非常に重いだけでなく、作品全体の空気感も重いものです。それは、観る前に予想していた映画の内容や期待値をあっさりと裏切るものでした。

 そもそも、本作を観る前は、トールマンという怪物的なキャラが子供を襲うような映画だと思っておりました。そして、序盤のシーンはその考えが正しかったと思わせるような始まりでした。しかしながら、本作はそのような薄っぺらい作品ではありません。しかも、騙し方が上手いんですよ。このパスカル・ロジェの演出の巧みさには、ただただ脱帽するしかありません。

 とにかく、あらすじが逸品なのです。主人公のジュリアは、夫を失ってからも看護師として町の人を助けながら息子とお手伝いの女性と幸せに暮らしています。ところが、何者かに子供をさらわれてしまうのです。彼女は子供を追って町外れのダイナーにたどり着くのですが、そのダイナーに集まっている客たちが不穏な動きを見せるのです。この時点で、私は町ぐるみで子供を誘拐しているのだと考えました。ところが、その考えはあっさりと否定されます。ネタバレになるのでこれ以上は控えますが、まさに驚愕の展開でした。これには、見事というほかありません。

 但し、気になることも少々あります。ラストでジェニーが、三人の母について語る内容。ジェニーは未成年でありながらも、小さな子供ではありません。そのため、彼女が語る内容はとても的を得ており、観る者を納得させる効果があると思います。でも、その他の小さな子供たちはどうなのでしょう。自分の両親を忘れるなんてことはないと思いますが…。

 このように「トールマン」は、巧みな演出と見事な脚本で観る者を見事に騙すサスペンスホラーの良作です。但し、扱っているテーマがテーマだけに、観る者を相当選ぶ作品でもあります。正に、「観るか観ないかは、あなた次第です。」ってところでしょうかね。では、本日はこの辺で (★´3`)ノ゚+.゚【バ】 ゚+.゚【ィ】゚+.゚【バ】゚+.゚【ィ】゚+.゚ 。


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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年05月15日 15:58

公式サイト。アメリカ=カナダ=フランス。原題:The Tall Man。パスカル・ロジェ監督、ジェシカ・ビール、ジョデル・フェルランド、ウィリアム・B・デイビス、スティーヴン・マクハティ。 ...

_ いやいやえん - 2013年06月19日 09:37



ジェシカ・ビール主演、ジョデル・フェルランドちゃん共演(大きくなりました…)。監督は「マーターズ」のパスカル・ロジェ。この面子なもんで楽しみにしてた作品でした(その割には借りてずっと放置…そこん所はツッコまないで下さい)。
舞台は廃れた鉱山の町。住民たちの多くは貧困状態、そんな中子供たちの失踪事件が相次ぎ、トールマンと囁かれている「子供さらい」の存在が。しかし、この作品でも単なる児童誘拐を巡る猟奇サスペンスではないことが中盤からわかってきます。

子供たちの幸福とは何なのかを突き詰めて行ったらこういう展開になっていくのだろうか。実際のところは社会派サスペンス・スリラーでした。
ある夜自宅に戻ったジュリアの子供デビッドが黒衣の人物にさらわれるのを目撃したジュリアは必死にそれを追う。車に引きづられ、犬に噛まれと傷だらけですが何とか必死にダイナーに辿りつく。一部始終を見ていたのは失語症のジェニー。ダイナーの私室にあった祭壇に、行方不明の子供たちの記事とデビッドの写真があったのをみてしまったジュリアは逃げ出す。町ぐるみのなんらかの陰謀かと思いますよね。アメリカでは、毎年80万人の子供が行方不明になり、数日後に発見される。でも1000人は跡形もなくいなくなる。

どうしたって母親目線で観てしまうので、主人公のジュリアが何者なのかだとかもわからせないような作りで先が読めない展開になっていました。
生まれてくる子供は親を選べない。不幸な環境にいる子供たちを救うために、ひっそりとある活動がなされていた。それを最後まで勘付かせない作りがお見事でした。
「サイレントヒル」のジョデル・フェルランドちゃんが美しく成長していましたが、あのどこか不思議ちゃんな魅力的な風貌はそのままに失語症の少女という複雑な役柄を好演していたのが印象に残ります。(←サイレントヒル当時)
【概略】
広大な森と迷路のような地下壕に囲まれた炭鉱町コールド・ロック。6年前の鉱山閉鎖で急速に寂れ、貧困と静寂の中で死を待つばかりのこの町から、次々と幼い子供たちが消えてゆく。犠牲者は既に18人。誰が?何のために?謎は謎を呼び、人々は正体不明の子取り鬼を"トールマン"と名づけた。町で診療所を開く看護師のジュリアは、ある晩、自宅から何者かに連れ去られた子供を追い、傷だらけになりながらも町はずれのダイナーに辿り着く。そこに集う住人たちの不可解な行動。やがて、全ての謎が解け、想像を絶する真実が明らかになったとき、"トールマン"は忌まわしい伝説と化すー。

サスペンス・スリラー