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私が、生きる肌 : 登場人物の驚愕の行動にドン引き!!2013年05月14日 12:42

私が、生きる肌
 本日の広島県南部、予想最高気温は27℃。5月の気温ではないですよねぇ。朝からバタバタやってますが、おデブの私は肉汁がとめどなく流れてきますよ。こんなだと、夏の暑さはドン引きレベルでしょうねぇ。ちなみに、本日紹介する作品も、全ての登場人物の行動にドン引きしてしまうこちらになります。
【題名】
私が、生きる肌

【製作年】
2011年

【製作国】
スペイン

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
だめだめ!

【あらすじ】
 謎めいた雰囲気を漂わせる女性ベラ(エレナ・アナヤ)は、全裸と見まがうしなやかな肢体に肌色のボディ・ストッキングをまとい、ヨガの瞑想に耽っている。彼女は画期的な人工皮膚の開発に没頭する天才形成外科医ロベル(アントニオ・バンデラス)によって幽閉されていた。ロベルが夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”の創造。あらゆる良心の呵責を失ったロベルはベラを実験台に、開発中の人工皮膚を移植し、今は亡き妻そっくりの美女を創り上げてゆく……。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「私が、生きる肌」は、ティエリ・ジョンケの「蜘蛛の微笑」をスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが映画化した衝撃の問題作です。最愛の妻を亡くした形成外科医のロベル・レガル役には、「ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~」のアントニオ・バンデラス。ロベルに軟禁されているベラ・クルス役には、「この愛のために撃て」のエレナ・アナヤ。ロベルやベラの身の周りの世話をするマリリア役には、「デビルズ・バックボーン」のマリサ・パレデス。

 画面からほとばしる異様な雰囲気、ロベル・レガルの狂気ともいえる愛情、息を呑むほど美しいベラ・クルスの裸身、素晴らしい空気感を持った作品でした。監督のペドロ・アルモドバルは、流石にスペインの巨匠といわれるだけのことはあります。但し、これだけの空気感を持ちながらも、120分の上映時間がひたすら長く感じられる作品でもありました。間延び感が半端ないんですよねぇ。

 あらすじ的にも、とても凝っています。ロベル・レガルが禁断の実験に没頭するようになった理由、マリリアとロベル・レガルの関係、そしてベラ・クルスの真の正体、そのどれもが歪んだ愛情が招く驚愕の事実といってよい内容。正に、狂気の沙汰ともいえるものですよ。これだけ観ている者がびっくらこく仕掛けがあるのに、睡魔に襲われるまでの間延び感。何だかなぁ。

 演者も皆、作品の雰囲気にあった素晴らしい演技を魅せます。アントニオ・バンデラスは狂気じみた外科医を熱演し、抜群の存在感を放っています。でも、出演者の中で逸品の演技をしてくれたのはエレナ・アナヤでしょう。美しい裸身だけでなく、○から△へ変遷する過程を、見事に表情で演じきっていました(○と△はネタバレになるので…)。このように、演者の皆さん、素晴らしい仕事をしているのに、何故か寝てしまいましたよ。何だろう、この間延び感は。

 演出、あらすじ、演者の演技、どれをとっても文句のない作品のはずなのに、どうして間延び感が半端なく感じられるのか。これは、主要登場人物の誰もが余りにも一般人とかけ離れた行動をとるため、感情移入ができないことが原因なのではないかな。一言でいうと、皆さん変態なんですよ、それも超ど級のやつね。これじゃあ、ちょいMとかちょいSレベルだと、全くついていけないというかドン引きですよ。つまり、この映画を観て「サイコー」なんて感じた方は、ど変態決定といってよいのではないでしょうか。

 このように「私が、生きる肌」は、自分の変態度を推し量るにもってこいの映画となっております。まだ観ていない方は、一度本作を観てテストしてはいかがでしょうか。では、本日はこの辺で [o´・Å・]☆゚+。вчёвчё。+゚☆[・Å・`o] 。


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★この映画の皆さんの評価★

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コメント

_ 別冊編集人 ― 2013年05月14日 16:29

TBありがとうございます!

_ ウマキング ― 2013年05月15日 00:30

別冊編集人様

わざわざ、ありがとうございます。

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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年05月14日 12:58

ザ・ピーナッツをオマージュ?
公式サイト。スペイン映画、原題:La piel que habito。英題:The Skin I Live In。ペドロ・アルモドバル監督、アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ、マリサ・ ...

_ いやいやえん - 2013年05月14日 14:01



これは衝撃的。真相には驚いたし、あまりにもアブノーマルな世界観に圧倒された。
ロベルは交通事故で妻を亡くしていた。人工皮膚の権威である彼は自ら開発した人工皮膚を使って、監禁している女性ベラを妻に作り上げていたのだ。
ある日、セカという男がやってきて、モニターに写ったベラの姿を見て、彼女を強姦する。この時帰宅してきたロベルは彼を射殺するのだが、ロベルは強姦されたベラとその日のうちに交わろうとするが「まだ痛い」そんな彼女の言葉はまだ疑う事もないものだったのだが…。
妻が死んだ理由がセカとの浮気が原因だった事、ロベルの娘はビセンテという男に強姦された結果死んでしまった事。そしてロベルはビセンテを誘拐し監禁し…そう、もしかして…その通り、ベラはビセンテなのだった!!

膣形成手術をし、男性体を女性体へ変貌させていくロベル。セカに強姦されたベラ(ビセンテ)は因果が巡ってきたというしかない。そして、セカに強姦されたことで、彼女が性行為が可能になったと認識したロベル。「まだ痛い」のも当たり前、ビセンテ=ベラは膣形成した後だったのですから。
ただこの時まで、「異様な禁断の愛」というのか「執着」というのか、そういうのは表面的にはなかったと思うのですよね、復讐と実験体という感情のみで。しかしセカに強姦されたベラを見たことで、ロベルの心のタガが外れたと考えられる。
遥か彼方に存在する次元の話ですよねえ^;ロベルがどういう心境だったのか、全く持ってわからないし、いやこんな倒錯した世界はわかりたくはない。娘を強姦した相手を女性に…妻に作り変えて安寧を得るというものがどういうものなのか。倒錯的な愛と歪んだ復讐が元のグロテスクで官能的な愛の物語、なんでしょうかねえ。それでも、元男性を作り変えたと分かってて抱ける心境にはおぞましさがありました。
ビセンテがベラになっていく過程で、声や仕草まで女性になりきってしまうのにはびっくりした。それにしても、いやー、こう来たか!!みたいな衝撃的な驚きのある作品でした。
ラストはなるべくして起こった悲劇から変わり果てた自分と母親との再会。あの母親ならきっとわかってもらえる気がする。この作品のもう一人の母親であるマリリアの境遇がなんとも言えず…。

【概略】
画期的な人工皮膚の開発に没頭する形成外科医のロベル。彼が夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造することだった。

サスペンス

_ キノ2 - 2013年05月14日 18:26

★ネタバレ注意★


 ペドロ・アルモドバル監督最新作。
 予告編を観て、人工皮膚の研究に取り付かれたマッドサイエンティストが繰り広げるホラーチックなSF!? なんと、ペドロ・アルモドバル監督がSFを!? とノリノリのワクワクで劇場に赴いたのですが、実際に観ると、こちらの予想のナナメ上をいくどころか、予想のはるか上をきりもみ旋回して空の彼方に飛んで行ってしまうような映画でした。さすがペドロ!

 『私の秘密の花』(1995)以降の、『オール・アバウト・マイ・マザー』や『ボルベール〈帰郷〉』や『抱擁のかけら』といった映画祭ウケのいい芸術性の高い映画ではなく、もっとずっと初期の『...

_ 映画大陸 - 2013年05月14日 21:30


 ※ おそらくあまり知識がない状態で観た方が楽しめる映画だと思うので、この映画に関心がある方はこの先読まない方が良いと思います。ネタバレもありますし・・・と言うこと ...

_ ヨーロッパ映画を観よう! - 2013年05月14日 21:45

「La piel que habito」…aka「The Skin I Live In」 2011 スペイン

ロベル・レガルに「ファム・ファタール/2002」「ボーダータウン/報道されない殺人者/2006」のアントニオ・バンデラス。
ベラ・クルスに「アラトリステ/2006」「美しすぎる母/2007」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」のエレナ・アナヤ。
マリリアに「パリ空港の人々/1993」「オール・アバウト・マイ・マザー/1998」のマリサ・パレデス。
ビセンテにジャン・コルネット。
...

_ カノンな日々 - 2013年05月14日 23:07

『ボルベール〈帰郷〉』ら女性賛歌3部作を手がけたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督がアントニオ・バンデラスとエレナ・アナヤを主演に迎え狂気に満ちた形成外科医の男とそ ...

_ セレンディピティ ダイアリー - 2013年05月15日 08:04

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これってあり…なんですか?
あのペドロ・アルモドバル監督なんである程度の衝撃は予想していましたが、これはその予想幅を大きく振り切ってます。なので「やられた〜!」という ...

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2012年6月5日(火) 20:00~ TOHOシネマズシャンテ3 料金:1200円(レイトショー料金) 『私が、生きる肌』公式サイト 佐清(スケキヨ)みたいな女が出てくるアルモドバル姐さんの怪しい新作は、怪しい予告編を遥かに超えた狂気につつまれた妖しい話だった。 謎が徐々に判っていく演出が素晴らしい。 狂ったストーリーは、流石アルモドバル姐さん(いや、「オール・アバウト・マイ・マザー」と「ボルベール」しか観ていないのだが。この二つは、それ程まで狂っていないし。)と思いきや、原作が存在するようだ。 ヴァンデラスの狂いっぷりもさることながら、早期退場が残念な種違い(?)の弟の無軌道ぶりも楽しい。 お勧め度:☆☆☆★ 狂気度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★

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私が、生きる肌~ LA PIEL QUE HABITO ~     監督: ペドロ・アルモドヴァル    出演: アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ、マリサ・パレデス、ジャン・コルネット、ロベルト・アラモ、ブランカ・スアレス、スシ・サンチェス 公開: 2012年5月26日 2014年6…