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どら平太 : いわゆる、チャンバラ映画です。2013年03月18日 17:32

どら平太
 侍ジャパン、負けちゃいましたね。残念ですが、プエルトリコが強かったということでしょう。それに、連覇もいずれは途切れるわけだし、次回からは変なプレッシャーを感じずに臨めるのではないかな。では、本日紹介する作品は、侍が大暴れのこちらになります。
【題名】
どら平太

【製作年】
2000年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
ふつうだね

【あらすじ】
 或る小藩。ここでは、町奉行が不明瞭な辞職を繰り返していた。そんな矢先、江戸から望月小平太なる新任がやってくる。ところが、その男には振る舞いの不埒さから_どら平太_という渾名がついていた。実際、着任する筈の期日を10日も過ぎても、彼は奉行所に出仕しない始末なのだ。しかし、それはどら平太本人が友人で大目付の仙波義十郎に頼んで、わざと流させた悪評であった。実は、彼は密輸、売春、賭博、殺傷などが横行する「壕外」と呼ばれる治外法権と化した地域の浄化にやってきたのだ。早速、遊び人になりすまし壕外に潜入した彼は、壕外の利権を分け合っている3人の親分の存在を知る。密輸業を仕切る大河岸の灘八、売春業を仕切る巴の太十、賭博を仕切る継町の才兵衛。そんな彼らに、腕っぷしの強さと豪快な遊び方を見せつけ圧倒するどら平太。遂に、彼は誰もがなし得なかった3人の親分を観念させることに成功する。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「どら平太」は、山本周五郎の「町奉行日記」を原作として、市川崑、黒澤明、木下惠介、小林正樹の4人によって結成された「四騎の会」がシナリオを執筆した作品です。振る舞いの不埒さから「どら平太」という渾名が付けられていた望月小平太役には、「終の信託 」の役所広司。江戸から小平太を追って或る小藩までやって来た芸者のこせい役には、「劇場版 SPEC~天~」の浅野ゆう子。小平太が心を許す藩の重臣の一人である仙波義十郎役には、「任侠ヘルパー」の宇崎竜童。同じく小平太が心を許す藩の重臣の一人である安川半蔵役には、「引き出しの中のラブレター」の片岡鶴太郎。「壕外」と呼ばれる治外法権と化した地域の一番の親分である大河岸の灘八役には、「バッテリー」の菅原文太。監督は、「犬神家の一族」の市川崑。

 久々に、チャンバラ物の時代劇を観よう、なんて思い立ったので早速レンタル。監督が市川崑、主演が役所広司、安心の品質保証ではないですか。まるでアップルのiPhoneを、Panasonicが製造しているようなもの。しかし、12年の月日がそれを許さなかった。時の流れはいかに残酷であるか、そんなことを感じる作品となりました。

 日本映画界の名匠である市川崑、日本映画界の名優である役所広司、本作はこの二人がその才能を遺憾なく発揮している作品といえるでしょう。もし、私が本作を公開から3年以内に観ていたら、間違いなく超面白いと感じたでしょうねぇ。でも、あらすじがいま一つだったんですよ。物語の流れとしては、小平太が「壕外」を仕切る3人の親分衆の堀を少しずつ埋めていく様がとても丁寧に描かれているんです、途中までは。それが、何でここからと思えるところから一気にクライマックスへ突き進んでいっちゃうんです。この唐突で強引とも言える展開には、びっくりしましたねぇ。もう少し上映時間を長くして、丁寧に描けなかったのでしょうか。10年前なら、チャンバラ映画なんてこんなもんだと済んだことでしょうが、今の時代では強引な力技としか思えないですよ。

 ちなみに、市川崑といえば我々の世代は金田一耕助のシリーズを思い出します。ホラーに近い猟奇殺人事件を、私立探偵の金田一耕助が解決していく物語です。その演出は、緊張感の中にも、独特の映像美とほんの少しのコミカルさを上手く混ぜ合わせた独特のものです。本作においても、その演出は十分に活かされています。流石、名匠といわれる方ですよねぇ。まあ、本作のシナリオを執筆した「四騎の会」は、1969年に市川崑、黒澤明、木下惠介、小林正樹の4人によって結成されたものです。本作のシナリオが描かれた時期に関しては勉強不足のため知りませんが、2000年よりもかなり前だと推察されます。であれば、この古く感じたシナリオも仕方ないのかもしれないですねぇ。

 このように「どら平太」は、古めかさを感じさせるチャンバラ映画といえます。但し、本作の公開時には「四騎の会」でこの世に残っていたのは市川崑のみです。だからこそ、古臭いシナリオのまま、映画を撮影したのかもしれないですねぇ。だとすれば、市川崑監督は真の侍ですよ。では、本日はこの辺で バィバィ━━ヾ(w*'Д`*w)σ・‥…━━━★ 。


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