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男はつらいよ 寅次郎純情詩集 : シリーズ中、唯一の悲劇作2013年03月14日 20:01

男はつらいよ 寅次郎純情詩集
 今日は、とても寒い一日でしたねぇ。でも、こんなのは3月では当たり前です。今日みたいなことが5月の広島で起こると、本日紹介する作品のような衝撃があるかもしれないですが…。では、こちらの作品をどうぞ。
【題名】
男はつらいよ 寅次郎純情詩集

【製作年】
1976年

【製作国】
日本

【ロケ地】
東京都葛飾区柴又、長野県(別所温泉)、新潟県(六日町)

【マドンナ】
柳生綾(寅の幼馴染):京マチ子

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 暖かな初秋の陽差しをあびて、今日も帝釈天の参道は多くの参拝客で賑っている。その門前で、柴又名物のだんごや「とらや」を経営している寅のおいちゃん夫婦、最愛の妹さくら夫婦、そして隣りの印刷工場の社長らも平穏無事な日々を過ごしていた。今日は、さくら夫婦の一人息子満男を先生が家庭訪問する日であった。「とらや」の連中は朝からそわそわしている。というのは、担任の先生が産休のため、代わりに、美しい雅子先生がやって来るからである。「こんな時に寅が帰って来たら大変なことになる」と一同が噂している最中、雅子先生の後から、寅が平和な顔をしてブラリと帰ってきた。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」は、日本映画界の至宝ともいえる「男はつらいよ」シリーズの第十八作目となる作品です。主役の車寅次郎を演じるのは、このシリーズが代表作となる渥美清。レギュラー陣では、その妹であり博の妻となったさくら役には倍賞千恵子、第一作でさくらと結婚し夫となった諏訪博役には前田吟、博とさくらの子供である満男役には中村はやと、おいちゃんこと車竜造役には下條正巳、竜造の嫁でおばちゃんこと車つね役には三崎千恵子、裏の印刷工場の経営者であるタコ社長こと桂梅太郎役には太宰久雄、柴又題経寺(柴又帝釈天)の住職である御前様役には笠智衆、題経寺の寺男である原公役には佐藤蛾次郎。準レギュラー・ゲスト陣では、本作のマドンナで寅次郎の幼馴染でもある柳生綾役には京マチ子、綾の娘で産休の教師をしている柳生雅子役には檀ふみ、綾の家でお手伝いをしている婆や役には浦辺粂子、婆やの孫役には赤塚真人、旅一座の座長である坂東鶴八郎役には吉田義夫、旅一座の看板女優である大空小百合役には岡本茉莉。監督には、「おとうと」「武士の一分」など、数々の名作を世に送り届けた山田洋次がメガホンをとる。

 本作は48作中唯一、マドンナが病で亡くなってしまうという悲劇の物語となっております。前半は何時も通りの人情喜劇なのですが、さくらがマドンナである柳生綾の病状を聞いてからはリアルガチで悲劇の物語となってしまいます。しかも、マドンナの綾は寅さんに想いを寄せているのです。また、寅さんも渡世人から足を洗い、綾と花屋を営む決心を密かにしているわけですよ。そのふたりの仲を割いたのが、永遠の別れという結末なのです。私的にも、本作がシリーズ中一番泣ける作品でありました。

 但し、前半は何時もの「男はつらいよ」です。本作では、久々に旅一座の座長や大空小百合の面々と再会します。そこで有頂天になった寅さんは、タニマチよろしくとばかりに旅一座の面々と大宴会となるわけです。勿論、代金を払えるわけはありません。まあ、どうなるかは観てのお楽しみにしておきますが、大体察しはつきますよねぇ。

 また、本作では今後のシリーズの作風を思わせる興味深いシーンがありました。当初、寅さんは、満男の担任である柳生雅子を好きになりかけました。それを、さくらや博に年齢を考えろと諭されたわけです。つまり、雅子先生は寅さんの娘の年齢であるということですね。そこで、雅子先生のお母さん位の女性ならと考え直したとたんに、本作のマドンナとなる柳生綾の登場となるわけです。実際、本作以降のマドンナは、いわゆる熟女の比率が高くなったような気がします。その分、マドンナも様々な人生経験を積んでいるわけで、それが物語に深みを与えてるようになったのかもしれないですね。いよいよもって、「男はつらいよ」のパターンが完成したということでしょうか。

 このように「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」は、涙なくしては観られない作品となっております。たまには、「男はつらいよ」を観て涙するのも悪くないかもしれないですねぇ。では、本日はこの辺で ヽ(☆‘∀‘☆)ノ~~byebye~~ヽ(★‘∀‘★)ノ 。


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