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アニマル・キングダム : 衝撃のホームドラマを観よ!2013年03月02日 17:44

アニマル・キングダム
 今日は、二日酔いで大変でした。楽しい席だと、ついつい飲みすぎるのがいけないのですね。ちなみに、本日紹介する作品は、ついついやり過ぎちゃう家族の物語です。
【題名】
アニマル・キングダム

【製作年】
2010年

【製作国】
オーストラリア

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 オーストラリア・メルボルン。17歳の高校生ジョシュア(ジェームズ・フレッシュヴィル)は母ジュリアと二人で静かに暮らしていたが、ある日突然、ジュリアがヘロインの過剰摂取で死亡してしまう。ジョシュアは、ジュリアが長い間付き合いを避けていた祖母ジャニーン(ジャッキー・ウィーヴァー)に電話をかけ、すぐにジョシュアのもとに駆け付けたジャニーンは、すべてを処理して彼を自分の家に連れ帰る。ジャニーンにはジュリアの他に、アンドリュー(ベン・メンデルソーン)、クレイグ(サリヴァン・ステイプルトン)、ダレン(ルーク・フォード)という3人の息子がいた。彼らは皆家族思いで、一見、明るく温厚な人物に見えたが、全員が銀行強盗や麻薬の密売など、あらゆる凶悪犯罪に手を染め、その収入で生計を立てていた。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「アニマル・キングダム」は、実在の犯罪一家をモデルにした作品で、世界各国の映画祭で評判を呼んだ衝撃作です。母のジュリアが死に一家に引き取られたジョシュア・“J”・コディ役には、ジェームズ・フレッシュヴィル。ジョシュアの祖母で一家をまとめるジャニー・“スマーフ”・コディ役には、「憧れのウェディング・ベル」のジャッキー・ウィーヴァー。ジャニーの息子のアンドリュー・“ポープ”・コディ役には、「ブレイクアウト」のベン・メンデルソン。同じくジャニーの息子のクレイグ・コディ役には「ハンター」のサリヴァン・ステイプルトン。同じくジャニーの息子のダーレン・コディ役には、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」のルーク・フォード。アンドリューの強盗仲間で頭脳明晰なバリー・“バズ・ブラウン役には、「遊星からの物体X ファーストコンタクト」のジョエル・エドガートン。監督・脚本は、デヴィッド・ミショッド。

 いや~、何とも凄まじいホームドラマでした。しかも、作品全体を覆う”重い”空気感は、ジョシュアだけでなく観ている我々も押しつぶされるような圧迫感があります。正直、観終わった後、どっと疲れが出てきましたよ。とはいえ、この”重い”空気感は、この作品のイメージに沿うものであります。そういった意味では、この演出は見事というほかありませんでしたね。

 先ずは、本作が実在の一家を基に作られている事に驚きました。彼らは、犯罪により生活の糧を得ることで、より家族としての結束を強めているようでした。そこへ、母を失ったジョシュアがやって来るのです。最初は、ジョシュアに犯罪行為をさせなかったのですが、ジョシュアが犯罪に手を染めるのも時間の問題。だが、ジョシュアに犯罪行為をさせたことにより、今まで順調に回っていた歯車が狂い始めるのです。そして、最終的にこの家族が行き着く衝撃の結末はネタバレになるので具体的な内容は控えますが、家族の絆を根本的に崩壊させるものでした。何とも、”重い”結末でした。

 では、この映画に出てくるコディ一家は、血も涙もない人間たちなのでしょうか。それは、否です。彼らは、家族とファミリーを守るためならどうなことでもします。しかし、この映画は派手に銀行強盗をやらかしたりするシーンは皆無です。実際、劇中で彼らが犯す犯罪は二つだけで、それも決して派手なものではありません。あとは、彼らなりの思考で、家族のために行動する人間がスクリーンに映し出されているだけなのです。しかしながら、我々はそこに恐怖を感じてしまうのですが…。

 そして、本作がここまで”重い”ドラマになったのは、演者の力によるところが大きいと思われます。ジェームズ・フレッシュヴィル演じるジョシュアは、基本的に無表情です。このような制約下でありながらも、異常な状況下における揺れ動く心の葛藤を見事に演じていましたねぇ。また、本作でオーストラリア映画協会賞主演女優賞受賞やアカデミー助演女優賞のノミネートされたジャッキー・ウィーヴァー。彼女の演じる祖母の怖さは、家族の中でも際立っていました。他の演者さんも含め、皆さん素晴らしい仕事をされていますよ。

 このように「アニマル・キングダム」は、衝撃のホームドラマといってよい作品です。タランティーノが絶賛しただけのことはあります。では、本日はこの辺で ・゚・ヽ(lll>Д<)ノバィバーィ・゚・ 。


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