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男はつらいよ 寅次郎相合い傘 : リリー再び2013年01月31日 17:37

男はつらいよ 寅次郎相合い傘
 広島では、寒さも一段落といったところです。なので、我が家の愛犬も楽しそうに散歩していましたよ。ちなみに、本日紹介する作品は、我が家の犬もぼーっと観てしまうこちらになります。
【題名】
男はつらいよ 寅次郎相合い傘

【製作年】
1975年

【製作国】
日本

【ロケ地】
東京都葛飾区柴又、青森県(青森市)、北海道(函館市、長万部町、札幌市、小樽市)

【マドンナ】
松岡リリー(歌手):浅丘ルリ子

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 相変らずのテキヤ稼業で全国を旅して廻る車寅次郎ことフーテンの寅は、東北のとある田舎町で、変な男と出会った。男は兵頭謙次郎と名乗り、親の七光りもあって一流会社の“おかざり重役”で、冷たい家庭と平々凡々な生活にあき蒸発したのだった。事情を聞いた寅は、柴又の妹・さくらのところへ電話して、兵頭の家族との連絡をとるなどして一生懸命。翌日から兵頭は寅と一緒に旅をして廻った。そんなある日、函館の屋台のラーメン屋で、寅は二年ぶりにリリーと再会した。リリーは鮨屋の亭主と離婚し、もとの歌手に戻って、全国のキャバレーを廻っていたのだ。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」は、日本映画界の至宝ともいえる「男はつらいよ」シリーズの第十五作目となる作品です。主役の車寅次郎を演じるのは、このシリーズが代表作となる渥美清。レギュラー陣では、その妹であり博の妻となったさくら役には倍賞千恵子、第一作でさくらと結婚し夫となった諏訪博役には前田吟、博とさくらの子供である満男役には中村はやと、おいちゃんこと車竜造役には下條正巳、竜造の嫁でおばちゃんこと車つね役には三崎千恵子、裏の印刷工場の経営者であるタコ社長こと桂梅太郎役には桂梅太郎、柴又題経寺(柴又帝釈天)の住職である御前様役には笠智衆、題経寺の寺男である原公役には佐藤蛾次郎。準レギュラー・ゲスト陣では、本作のマドンナで地方のキャバレーを廻っている歌手の松岡リリー役には浅丘ルリ子、仕事と家庭に嫌気が差し蒸発して寅さんと旅をすることになった兵頭謙次郎役には船越英二、謙次郎の妻である君子役には久里千春、同じく謙次郎の娘である鞠子役には早乙女愛、謙次郎の初恋の相手である信子役には岩崎加根子、寅次郎の夢に出てくる奴隷商には吉田義夫。監督には、「おとうと」「武士の一分」など、数々の名作を世に送り届けた山田洋次がメガホンをとる。

 本作は、私にとってシリーズ中、一二を争うほど大好きな作品です。何といっても、山田洋次が、当初は最終作品と考えて撮っていただけのころはあります。また、ファンの方にとっても、この作品を一番に挙げる方は多いと思いますよ。作品全般を包む哀愁を伴った空気感は、シリーズの中でも特に物悲しさを感じる作品であります。何だか、松岡リリーが出るとこんな”重い”空気感になるのですが、私はこういった寅さんも好きですねぇ。

 何といっても、本作の最大の魅力は松岡リリーの登場に尽きるでしょう。「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」では、寅さんと釣り合いの仲でありながらも気性の強さが目立った女性でした。ところが、本作では何ともしおらしい一面を見せてくれるのです。それは、さくらがリリーに「リリーさんがね、お兄ちゃんの奥さんになってくれたらどんなに素敵だろうなあって。」と語った後、リリーが「いいわよ。私みたいな女でよかったら。」と答える姿に表れています。その時のリリーは、寅さんに対する深い愛情からつい発してしまった言葉の重みに必死で堪えているようでした。何ともいじらしく可愛い女性なのでしょう。この瞬間、私にとって松岡リリーはシリーズNO.1のマドンナとなったのでした。

 まあ、松岡リリーが出ると何かと”重い”空気感になるのですが、本作でそれを和らげているのが船越英二演じる兵頭謙次郎です。育ちのよさからくる楽天的思想は、ある意味寅さんよりも現実を直視していないところさえ感じさせます。本当に、良い味出していますよ。また、家族の元に戻った謙次郎がお礼の品として持参する品物が、あの有名なメロン騒動を巻き起こしたりするのです。何度も言うようですが、この辺のバランスの取り方は絶妙ですよねぇ。

 ちなみに、広島RCCの超人気アナウンサーである横山雄二が、渥美清の語る日本語の美しさについて述べていたことがありました。確かに、渥美清の語る日本語は、滑舌の良さだけではなく、川のせせらぎを聴いているような心地よさを感じさせます。その魅力が最大限に発揮されるのは、寅さんの一人語りでしょう。本作においても、その名場面とえるシーンがあります。それは、リリーをキャバレーまで送った寅さんが、その劣悪な環境に絶句してとらやに戻ってきたところから始まります。「俺にふんだんに銭があったら…」と始まる一人語りは、観る者の目頭を熱くさせるものです。これは、渥美清でないとできない演技だと思いますよ。

 このように「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」は、私がシリーズ中一二を争う名作といって良い作品です。また、この作品があったからこそ、松岡リリーがシリーズ最高のマドンナになれたのだと思いますよ。では、本日はこの辺で (*σ´_U`)σ【ВЧЁВЧЁ】^☆ 。


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_ erabu - 2013年02月01日 20:46

第11作のりりーが再登場します。 本作は必ず前回のりりーを観てからの鑑賞が必須で