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東京家族 : 至極のホームドラマ (つД`σ。゚.o。感動。o.゚。2013年01月24日 17:40

東京家族
 本日紹介する作品は、日本映画界の巨匠である山田洋次が撮ったこちらになります。
【題名】
東京家族

【製作年】
2012年

【製作国】
日本

【ロケ地】
広島県大崎上島、東京都葛飾区柴又等

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「東京家族」は、小津安二郎監督の不朽の名作「東京物語」をモチーフとしたホームドラマです。元教員で瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉役には、「 RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 」の橋爪功。周吉の妻のとみこ役には、「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の吉行和子。周吉の長男で都内で開業医の幸一役には、「のぼうの城」の西村雅彦。幸一の妻の文子役には、「孤高のメス」の夏川結衣。周吉の長女で都内で美容院を経営する金井滋子役には、「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男」の中嶋朋子。滋子の夫の庫造役には、「あらしのよるに」の林家正蔵。周吉の次男で舞台美術のアシスタントとして働く昌次役には、「悪人」の妻夫木聡。昌次役の恋人で書店で働く間宮紀子役には、「洋菓子店 コアンドル 」の蒼井優。監督には、「おとうと」「武士の一分」など、数々の名作を世に送り届けた山田洋次がメガホンをとる。

 私は、小津安二郎監督の「東京物語」は未見です。しかしながら、「東京物語」は英国映画協会(BFI)が発行しているSight&Sound誌の発表した「映画監督が選ぶベスト映画」の1位に選出された作品です。しかも、本作はその「東京物語」の実質的なリメイク作品という記事を読みました。これは、映画館まで足を運ぶしかないでしょう。そして、本作は思っていた以上に素晴らしい作品で足を運んだ甲斐がありました。

 長く連れ添ってきた家族との別れ、新しい家族との出会い、146分の上映時間の間に誰もが経験する人生の大きなイベントが詰め込まれた家族ドラマの逸品、それが本作を観て最初に思ったことです。この映画で語られている物語に、特別なものは何もありません。その悲しみ、その喜び、誰もが生きている以上、経験しなければならないことです。だからこそ、素直に感動できるのでしょう。

 演者の中で光っていたのは、妻夫木聡と蒼井優。二人とも若いのに、上手いですよねぇ。そして、共に良いキャリアを積んでいます。私としては、本作の実質的な主人公は妻夫木聡演じる昌次であると感じました。また、蒼井優は本作のような気立ての良い娘役だけでなく、「るろうに剣心」の時に見せた色香漂う女役もできます。懐が深いよねぇ。彼女こそ、本当によい女なんでしょうなぁ。

 私的に特に嬉しかったのが、「「男はつらいよ」シリーズの面影が強く感じられたこと。それは、帝釈天前でのロケだけではありません。「とらや」で働いていた三平役の北山雅康、加代役の鈴木美恵がちょい役とはいえ、本作に出演しています。また、まるで絵画のように日本の原風景を写し出すカメラワークは、「「男はつらいよ」シリーズの時から全く代わっていません。やはり、山田洋次は偉大な監督です。

 あと、ローカルネタになりますが、広島県大崎上島が本作のロケ地の一つになっております。昨年、本ブログで紹介した「ももへの手紙 」は、大崎下島をモデルにしたものでした。名前が近い通り、地理的にも隣になる島です。ちなみに、大崎上島へは仕事で何度か訪れました。本作のようにフェリーに乗って行きましたよ。大崎上島がロケ地だったのも、本作を観た理由の一つです。

 このように「東京家族」は、ホームドラマの逸品といえる映画です。日本の原風景、世界共通の家族愛、この二つに酔いしれることができる素晴らしい作品です。では、本日はこの辺で [o´・Å・]☆゚+。вчёвчё。+゚☆[・Å・`o] 。


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