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KOTOKO : 覚悟せよ!2013年01月20日 13:54

KOTOKO
 アルジェリアの人質事件、凄まじい結果となりました。日本人にはとても理解できないアルジェリア政府の行動ですが、私は軽々しく非難するべきではないと考えます。本日紹介する作品も、凄まじい内容のこちらになります。
【題名】
KOTOKO

【製作年】
2010年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
不明

【あらすじ】
 琴子(Cocco)は世界がふたつに見える。ひとつに見えるのは歌っているときだけだ。琴子には幼い息子・大二郎がいる。日常は予測できない恐怖に満ちている。息子を守ろうとするあまり強迫観念は肥大化し、琴子は現実と虚構の狭間を彷徨いはじめる。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「KOTOKO」は、母親の子供に対する強烈な愛を綴った壮絶なドラマです。そして、第68回べネチア国際映画祭オリゾンティ部門で日本映画として初めて最高賞(グランプリ)に輝いた作品でもあります。主人公の琴子役には、シンガーソングライターであり「大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-」の主演も務めたCocco。本作の監督であり琴子を愛する田中役には、「鉄男 THE BULLET MAN」の塚本晋也。

 観るのに覚悟が必要な位の壮絶な作品でした。この映画に関しては、全ての方におすすめできるものではありません。私も、途中で何度も観るのを止めようと思いました。観るに堪えないシーンが続出するからです。ただ、この映画を最後まで観れたのは、それをさせない”何か”を感じたから。そして、この映画を最後まで観た時、母親の愛の偉大さを感じる事ができました。

 とにかく、その映像が壮絶。それはまるで、凄惨な戦場の映像をモザイク無しに観ているようなものです。KOTOKOは、自らの生を感じるために、自分を傷つけます。特に、KOTOKOのリストカットのシーンは、演技を超えたドキュメンタリーといってよいもの。真相は分かりませんが、本当にカットしているように見えました。それ位、強烈なリアリティーがあるのです。観ていて、お尻がモゾモゾする嫌な気持ちにさせられました。また、KOTOKOは自分だけでなく他人も傷つけます。それは、マニア的なプレイを遥かに超越したもので、KOTOKOを愛するには命がけでなければならないということです。そんなKOTOKOを愛する田中を、彼女は徹底的に傷つけるのです。でも、その無残な行為もKOTOKOの生であり愛を確かめる行為なのです。これらの壮絶なシーンは、観ている我々もKOTOKOに傷つけられている錯覚を受けるかもしれません。そういった意味では、映画はエンターテイメントだとか娯楽だとかという考えは、全く通用しない作品です。その潔さには、一種の感動を覚えました。

 何故、そんな壮絶な映像になるのか。私は、本作で主演のCoccoは初見だったので少しだけWebで調べてみました。Coccoは、シングルマザーで、情緒不安定で、リストカットを繰り返していたようです。まるで、本作の主人公であるKOTOKOの生き写しのよう。だからこそ、あの演技を遥かに超越した壮絶な映像になったのでしょう。そして、これだけ生と愛を強烈に表現できるCoccoの歌を聴いてみたくなったのも事実です。但し、私に彼女の心を理解できるかどうか不明ですが…。

 というのも、以前二度ほどリストカット常習者と付き合いかけたことがありました。一人は、前カノから紹介されて、もう一人はスタンドで知り合いました。でも、私は逃げたのです。彼女たちを受け入れる度量がなかったのです。ただ、それから二十年近く経ちます。少し位度量が大きくなっていればよいのですが…。

 このように「KOTOKO」は、観るにはそれなりの覚悟が必要な作品です。ですが、観終わった後には、共感できる”何か”を感じることができる作品でもあります。というよりも、観終わって数日経ってから、何か暖かいものを感じることができるはずです。その理由は、KOTOKOの子供が彼女の愛をしっかりと受け止めて育っているシーンがあるからです。私は、そこに一種の救いを感じました。では、本日はこの辺で サョナラコーラス♪((((ヾ(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)ノ))))ババーィ♪ 。


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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2013年01月20日 15:32

一人エンジェルウォーズ
公式サイト。Cocco原案・音楽・美術・主演、塚本晋也監督・出演。第68回ベネチア国際映画祭オリゾンティ賞受賞作。琴子(Cocco)は赤ちゃんをあやす時、壁に影絵 ...

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_ ケントのたそがれ劇場 - 2013年01月22日 10:36

★★★  主演のCoccoのことは全く知らなかったが、塚本晋也監督がべネチア国際映画祭でグランプリを受賞した作品だということで、新宿テアトルまで足を運んだ。いつもの塚本作品とは、どこか異質な感もあったが、逆にいつもにも増して毒々しい作品でもあった。  まず