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禅 ZEN : 歴史好きの方におすすめ!2013年01月09日 10:31

禅 ZEN
 京都府警中京署の30歳代の男性巡査部長が、酔っ払って「接客態度気に入らない」と店員に警察手帳提示したなんて…。しかも、手帳を店員にとられて110番通報されるなんて…。こんな警官は、禅でも組んで精神修行をして欲しいものですね。では、本日紹介する作品は、こちらになります。
【題名】
禅 ZEN

【製作年】
2008年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!(歴史好きに限る)

【あらすじ】
 道元は8歳で母・伊子(高橋惠子)を亡くす。それから16年後、24歳の道元(中村勘太郎)は仏道の正師を求め宋へ渡るが、この国でも仏教は腐敗していた。失意の彼の前に、青年僧・寂円(テイ龍進)が現れる。寂円の案内で、道元は入宋したときに錫を止めた天竜山に帰る。そこで住職・如浄禅師と出会い、如浄の元で修行を積む。そしてある夏の夜明け、道元は悟りを得る。
あらすじの続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「禅 ZEN」は、曹洞宗の開祖、道元禅師の波乱に満ちた生涯と崇高な精神を描いた伝記ドラマです。曹洞宗の開祖である道元役には、歌舞伎役者の六代目中村勘九郎(当時は二代目中村勘太郎)。道元の教えに感銘を受けた遊女のありん役には、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」の内田有紀。道元の親友であり弟子でもある宋人の僧・寂円役には、「スマグラー おまえの未来を運べ」の鄭龍進。時の執権である北条時頼役には、「カイジ2 人生奪回ゲーム」の藤原竜也。監督は、「BOX~袴田事件 命とは~」の高橋伴明。

 道元が僧になり宋へ渡ってからの半生を、とても丁寧に描いた作品でした。歴史好きの私も、日本の仏教に関しては深い知識がないので分かりませんが、淡々と道元の半生を描いている印象を持ちました。そのため、あらすじ的には抑揚に欠ける印象を持ちました。この辺は、映画をエンターテイメントとしては捉えるならば致命的なミスだと思いますが、歴史好きにはこの方が良いのかもしれないですねぇ。

 演者の中では、中村勘九郎の存在感が光っていましたねぇ。歌舞伎俳優独特の所作の美しさは、座禅という一種の形式美を完成させた道元を演じるには最適の配役でした。これは、他の俳優にはまねのできないことだと思いますよ。基本的に、世襲には好感を持っていない私ですが、歌舞伎が培ってきた歴史には感服せざるをえません。但し、相変わらず”あれ”的なのが藤原竜也。あの大袈裟な演技は、何とかならないものなのでしょうか。とにかく、しらけちゃうんですよねぇ。

 演出的には、VFXの使い方が、???なところを感じました。要は、センスが”昭和”なのです。道元が初めて悟りを開く重要な場面があるのですが、あんなチープ感丸出しの映像はないでしょう。また、北条時頼が亡霊に悩まされる映像は、センスを問うレベルを超越したドイヒーなものでした。他の映像が素晴らしいだけに、”おしい”ですよねぇ。

 このように「禅 ZEN」は、歴史好きの方以外には、あまりおすすめできる作品ではないかもしれません。しかしながら、日本の伝統芸能を支えてきた歌舞伎界の底力を感じられる作品でもあります。では、本日はこの辺で ・∀・)ノ*:..。o○ByeBye○o。..:* 。


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_ いやいやえん - 2013年01月09日 10:59


この世こそが浄土でありたい、なぜこの世から苦しみがなくならないのか、その答えを見つけてほしい。その母の願いを胸に問いを続ける僧・道元の物語です。
彼は日本の曹洞宗の開祖ですね。作品にもでてきた曹洞宗の天童如浄より印可を受け、修行の中にこそ悟りがあると(修証一如)ひたすら座禅に打ち込む。
中村勘太郎さんが演じるこの道元は、清涼で透明、非常にすがすがしい人物として描かれており、真摯に何かに向き合う態度こそが真であるといわれているような気がしました。やはり歌舞伎界の方だからなのか、彼の全体の静かな佇まいは素晴らしかったです。座禅する姿も様になっていました。
内田有紀さんが演じたのは遊女のおりん。若き日の道元に命を救われた過去もあるオリジナルキャラクターです。最下層側の人間から道元の思想のもとへと寄り添う重要な役どころです。藤原竜也さんは北条時頼を演じていますが、やはり発声からして違いますねー。中村勘太郎さん以外では安心してみていられた少ない人物の一人かな^;
ところで、自然の流れに身を任せ、ひたすら坐禅する「只管打坐」(しかんたざ)、これがなかなか難しい(ちょっとやってみてください)。道元はみなに思想というよりは姿勢を説きますが、出来れば道元自身の苦悩なんかももう少しだして、人間としての未完成の部分があったほうが良かったように思う。
命が尽き果てても坐禅を続ける彼の姿に涙する弟子たちに、座禅を続けよと叱咤する寂円のシーンは素晴らしかったです。道元がめざした如浄の禅を知るのは、もはや道元亡きあと彼だけ。みなの心の綱なんですね。

【概略】
幼くして母と死別した道元は仏道の正師を求めて入宋、如浄禅師の下で修業を積むことに。ある夏の夜明け、ついに悟りを得た道元は日本に帰国し、真の仏法建立に邁進する。

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750年前の鎌倉時代、大宋国に渡って正師と真実の教えに巡り合った道元は日本に戻り、困窮する人々や戦で滅ぼされた怨霊におびえる時の権力者の苦悩を、自らもひとつになって受けとめていった。 彼によって導かれた“禅ZEN”の教えとは、共に生きること。 ≪喜びも苦しみも涙も…。 あるがままに…。≫ 曹洞宗開祖・道元禅師の生涯を通して描く歴史ロマン。

_ とりあえず、コメントです - 2013年01月11日 22:24

鎌倉時代の僧、道元禅師の生涯を描いたドラマです。 一人の僧が悟りをひらき、それを広めていく姿は、激動の人生の中にあっても 静かで力強く感じられました。