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男はつらいよ 寅次郎忘れな草 : シリーズ最高のマドンナ登場2012年12月28日 16:10

男はつらいよ 寅次郎忘れな草
 今日が仕事納めという方が多いと思いますが、私も事務所の大掃除してまいりました。これで、来年は良いスタートが切れそうです。では、本日紹介する作品は、私の一番好きなマドンナが登場するこちらになります。
【題名】
男はつらいよ 寅次郎忘れな草

【製作年】
1973年

【製作国】
日本

【ロケ地】
東京都葛飾区柴又、北海道(網走)、北海道(釧路湿原)

【マドンナ】
松岡リリー(歌手):浅丘ルリ子

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 柴又。今日は、寅、さくらの父の二十七回忌である。“とらや”に、おいちゃん、おばちゃん、さくら、博が集って御前様にお経をあげてもらっている。その時、寅が久し振りに戻って来た。だが、寅のおかげで法事はメチャクチャになってなってしまう。ある日、さくらが、満男にピアノを買ってやりたいと言うのを聞いた寅は、早速、玩具のピアノを買って来て、得意満面。一同、欲しいのは本物のピアノだ、とも言えず寅の機嫌をとるが、やがてその場の雰囲気で気がついた寅、皆に悪態をついて、プイッと家を出てしまった。北海道。夜行列車の中で、派手で何処となく安手の服を着ている女が、走り去る外の暗闇を見ながら涙を流している。じっと彼女を瞶める寅。網走。ヒョンなことから寅は列車の時の女と知り合った。名はリリーといって、地方のキャバレーを廻って歌っている、三流歌手である。互いに共通する身の上話をしながら、いつしか二人の心は溶け合うのだった。
続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」は、日本映画界の至宝ともいえる「男はつらいよ」シリーズの第十一作目となる作品です。主役の車寅次郎を演じるのは、このシリーズが代表作となる渥美清。レギュラー陣では、その妹であり博の妻となったさくら役には倍賞千恵子、第一作でさくらと結婚し夫となった諏訪博役には前田吟、博とさくらの子供である満男役には中村はやと、おいちゃんこと車竜造役には松村達雄、竜造の嫁でおばちゃんこと車つね役には三崎千恵子、裏の印刷工場の経営者であるタコ社長こと桂梅太郎役には桂梅太郎、柴又題経寺(柴又帝釈天)の住職である御前様役には笠智衆、題経寺の寺男である原公役には佐藤蛾次郎。準レギュラー・ゲスト陣では、本作のマドンナで地方のキャバレーを廻っている歌手の松岡清子(リリー松岡)役には浅丘ルリ子、北海道の牧場経営者である栗原役には織本順吉、すし屋を営むことになる石田良吉役には毒蝮三太夫、リリーの母役には利根はる恵、寅次郎の夢に出てくる吾作(寅さんの架空の父)役には吉田義夫。監督には、「おとうと」「武士の一分」など、数々の名作を世に送り届けた山田洋次がメガホンをとる。

 何といっても、本作のキモはマドンナのリリー松岡に尽きるでしょう。リリー松岡は、寅さんと相思相愛なだけでなく釣り合いのとれた関係でもあります。シリーズ唯一の存在といってよいでしょう。実際、シリーズのマドンナの中で最も人気のある存在ではないでしょうか。かくいう私も、このリリー松岡が一番ですね。でも、このリリー松岡を魅力的にしているのは、浅丘ルリ子の演技に他なりません。正直いうと、浅丘ルリ子という女優は幼い頃から、余り好きではありませんでした。細くてけばけばしいところが、どうしてもだめだったのです。ところが、リリー松岡を演じる彼女を見てから、好きな女優さんになったのです。細くてけばけばしいところは変わらないのに、不思議なもんですねぇ。

 で、作品としてのおすすめ度に関しては、間違いなく”超おすすめ!!”といえる内容になっています。しかしながら、本作を包み込む空気感は何時もの作品とは少し違います。喜劇性が若干薄れた分、とても切なく哀愁を感じるものになっているのです。こんなに”重い”寅さんは珍しいですよ。それは、リリー松岡の生きてきた人生を象徴しているかのようです。また、リリーが夜遅くに酔っ払って寅さん宅に来たとき、寅さんのリリーに対する接し方も他のマドンナとは違うものでした。気を使うおばちゃんを制し、寅さんはリリーの相手をします。それは、ヤクザな自分達と素人であるおいちゃんやおばちゃんとの線引きをしているようでした。だからこそリリーは、ウルトラ警備隊隊員の毒蝮三太夫と幸せな家庭を夢見ることになったのでしょう。何とも、物悲しいシーンでした。

 何かと”重い”本作ですが、喜劇性もきちんと用意されています。それは、北海道で牧場を経営する栗原一家とのやり取りです。きっかけとしては、考えを入れ替えた寅さんが、栗原家の牧場で働こうとやって来たところから始まります。しかし、考えは立派だが、身体はおろか気持ちもついていかないのが寅さんのよいところ。結局、寅さんには素人仕事は無理ってことでしょうねぇ。

 このように「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」は、シリーズの中でも哀愁を強く感じる作品に仕上がっています。また、本作、「<男はつらいよ 寅次郎相合い傘」、「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」は、リリー三部作としてファンに特に愛されている作品でもあります。その最初の作品である「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」、興味のある方は是非観ていただけたらと思います。では、本日はこの辺で ★.:゚+。☆ Вчё|○´Д`|´Д`●|Вчё★.:゚+。☆ 。


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