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花よりもなほ : 人情時代劇の傑作2012年12月09日 17:42

花よりもなほ
 本日、サンフレッチェ広島はクラブW杯でアフリカ代表のアルアハリと対戦します。今晩は、テレビの前で応援したいと思います。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
花よりもなほ

【製作年】
2006年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 元禄15年、徳川5代将軍綱吉の治世。巷では、赤穂浪士が切腹させられた主君、浅野内匠頭の仇を討つかどうかが大きな関心ごととなっていた。信州松本から江戸に出てきた若者、青木宗左衛門(岡田准一)が貧乏長屋に腰を据えて、2年が経とうとしていた。宗左は剣術師範だった父を斬り、江戸へ逃亡した金沢十兵衛を捜して町を回るが、一向に見つけられない。仇討ちが上手くいけば百両は報奨金がもらえるが、今では里からの仕送りも途絶えがちだ。しかも宗左は剣の腕はからっきしで、長屋の遊び人・そで吉にこてんぱんに負かされる。宗左の向かいには美しい未亡人・おさえ(宮沢りえ)とその息子・進之助が住んでおり、宗左はおさえにほのかな恋心を抱いていた。
続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「花よりもなほ」は、仇討ちのために江戸へ出てきた若い武士が、人情あふれる長屋で暮らしながら、人間として成長していく姿を描いた人情時代劇です。仇討ちのために江戸へ出てきた青木宗左衛門役には、「天地明察」の岡田准一。宗左衛門が秘かに恋心を抱いているおさえ役には、「オリヲン座からの招待状」の宮沢りえ。宗左衛門の仇討ちの相手である金沢十兵衛役には、「バトルシップ」など、ハリウッドでも活躍する浅野忠信。宗左衛門と同じ長屋に身分を隠して住んでいる赤穂浪士四十七士の一人である小野寺秀和役には、「大鹿村騒動記」の原田芳雄。同じく赤穂浪士四十七士に数えられながら討ち入り直前に逃亡した寺坂信行役には、「アンフェア the answer」の寺島進。宗左衛門と同じ長屋に住む貧乏浪人である平野次郎左衛門役には、「るろうに剣心」の香川照之。宗左衛門の相談相手であり同じ長屋に住む貞四郎役には、「十三人の刺客」の古田新太。喧嘩っ早くどこか影のあるそで吉役には、「アウトレイジ ビヨンド」の加瀬亮。そで吉のかっての許婚であるおりょう役には、「孤高のメス」の夏川結衣。長屋の大家でありおりょうの夫である伊勢勘役には、「月光ノ仮面」の國村隼。他にも、平泉成、田畑智子、絵沢萠子、遠藤憲一、田中哲司、勝地涼といった面々以外にも、上島竜兵、木村祐一、千原靖史、トミーズ雅といったお笑い芸人たちも脇を固める豪華な布陣になっております。監督・脚本・原案は「空気人形」の是枝裕和。

 私が学校で習った江戸時代のいうのは、とても暗いイメージがありました。農民たちは重税にあえぎ、町人たちも一部のものを除いては貧しい生活をしているというものです。但し、色々な書物を読むと、そのイメージは少し違っていると分かってきました。徳川泰平の世、庶民は平和を謳歌していた時代です。町民文化が花開き、庶民は面白おかしく生きていた時代だったようです。本作は、そんな日本が最も平和だった時代を舞台にした作品です。是枝裕和監督は、我々にどんな江戸時代を見せてくれるのでしょうか。

 結論からいうと、そりゃもう面白くてちょっと泣ける、そんな粋な江戸時代を見せてくれました。貧しくとも逞しく生き、少しでも楽して食っていこうと考える江戸庶民が活き活きと描かれています。また、泰平の世になり世の中の価値観が多様化していく様も丁寧に描かれています。何といっても、青木宗左衛門が決断を下すキモは、ここにありますからね。どんな決断かをこれ以上語るとネタバレになるので控えますが、これがもう味わいたっぷりの決断で、観る者を笑わせると同時に心地よい気分にさせてくれました。

 あらすじも、なかなか面白いものでした。青木宗左衛門が身分を隠した赤穂浪士の面々と交わっていくとこなどは、とても面白いアイデアでしたね。特に、寺坂信行との絡みは、「こんなことがあったかもね。」と観ているこちらも想像してしまいます。そう、仇討ちを見事に果たした者、何かのため仇討ちをしなかった者、どちらも正しい生き方なんですよねぇ。

 感心させられたのは、登場人物がとても多いにも関らず、全てのキャラが立って魅力的だということ。そのため、登場人物が多くても混乱することなく観ることが出来ました。これは、演者が監督の意図をきっちりと理解し、その意図を表現する実力があるということでしょう。ある意味、当たり前のことかもしれませんが、それが出来ていない作品が多々あることも事実です。スタッフ・キャストの皆さん、( ^ω^)b グッジョブ!!。

 このように「花よりもなほ」は、人情時代劇の逸品です。観終わった後、必ず心地よい気分にさせてくれるので、まだ観ていない方は是非ご覧下さい。では、本日はこの辺で ε=ε=ε=ヾ(*´з`)ノサラバァー!! 。


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