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カラスの親指 : これぞ、配役の妙2012年11月25日 11:23

カラスの親指
 朝から各党の論客が、熱い議論を戦わせているようですねぇ。皆さん、いろいろ仰っていますが、今度はダマされませんよ。では、本日紹介する作品は、観る者を見事にダマすこちらになります。
【題名】
カラスの親指

【製作年】
2012年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
超おすすめ!!

【あらすじ】
 悲しい過去を背負ったままサギ師になったタケ(阿部寛)と、成り行きでコンビを組むことになった新米サギ師のテツ(村上ショージ)。そんな2人の元に、ある日ひょんなことから河合やひろ(石原さとみ)と河合まひろ(能年玲奈)の美人姉妹、それにノッポの石屋貫太郎(小柳友)を加えた3人の若者が転がり込んでくる。
続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「カラスの親指」は、直木賞作家である道尾秀介原作の「カラスの親指 by rule of CROW’s thumb」を映画化した作品です。詐欺師の武沢竹夫(通称タケ)役には、「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」「テルマエ・ロマエ」の阿部寛。タケの相棒となった新米詐欺師の入川鉄巳(通称テツ)役には、「NIN × NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」の村上ショージ。タケとテツの元に転がり込む河合まひろ役には、「告白」の能年玲奈。まひろの姉である河合やひろ役には、「貞子 3D 」の石原さとみ。やひろの恋人であるノッポの石屋貫太郎役には、「阪急電車 片道15分の奇跡」の小柳友。監督は、「楳図かずお恐怖劇場 絶食」の伊藤匡史。

 この映画の予告編を観た時、阿部寛演じる「ベテラン詐欺師:タケ」の次の紹介されるのが、村上ショージ演じる「ヌケた相棒:テツ」でした。村上ショージが役者するということに関して、私は相当なインパクトを感じました。だって、すべり芸を極めてるわけですから、当然ですよね。村上ショージの芸風を野球でたとえれば、「三振かホームラン」ではなく「三振か三振」という表現が妥当でしょう。まあ、そこが村上ショージの味といえるわけで、たまに観るのが丁度良い芸人さんです。それで、本作における役者としての村上ショージは、やっぱり「三振か三振」でした。要は、ダメダメということです。

 それで、実際に作品を観た感想ですが、160分というやけに長い上映時間、序盤のゆる~い展開、村上ショージの気に障る位の下手な演技、最初は何時終わるのだとろうと感じるような駄作感ぷんぷんの作品でした。ところが、中盤から始まる”正義”でダマす展開に入ってからは実に見事で、終わってみればとても満足度の高い作品でした。

 何といっても、配役の妙と演者の演技力が抜群でした。主演の阿部寛は、本作でも良い味出してますね。「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」「テルマエ・ロマエ」とやっている演技は特に変わらないように感じるのですが、内面から発する”何か”が違うんですよ。そして、能年玲奈はしっかり者の次女役を、石原さとみはいっちゃってる長女役を、小柳友はヌーボ感出しまくりの役を、皆さんソツのない演技でした。しかし、一番のキーパーソンは村上ショージです。確かに、演技はかなり下手くそで、何とかしてよと思えるレベルのものです。正に、「三振か三振」。でも、その若干腹立たしい下手な演技が、タケだけでなく、観客の全てをダマすことになるのです。まあ、どんな感じでダマされるかは、実際に作品を観てもらった方が良いかな。

 あらすじも、観ている者を上手くダマしますよ。序盤のゆる~い展開は、少々しんどくはありますが、オチに向けての伏線を丁寧に丁寧に張り巡らせているのです。そして、一番肝心な伏線は”正義”でダマした後に、タケとテツが別れるシーンです。このシーンはとても印象的で、鈍感な私でも「むっむ!」と思いました。でも、結局最後までダマされていましけどね。

 このように「カラスの親指」は、観ている者を見事にダマす面白い作品です。伊藤匡史監督をはじめとするスタッフ陣は、最高の詐欺師といってよいのではないでしょうか。では、本日はこの辺で (*゚C_,゚*)ノ【☆:*:・バイバイ・:*゜☆】  。


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★この映画の皆さんの評価★

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_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2012年11月25日 11:40

周到に見えて全て一発ギャグぽい
公式サイト。道尾秀介原作、伊藤匡史監督。阿部寛、村上ショージ、石原さとみ、能年玲奈、小柳友、ベンガル、ユースケ・サンタマリア、戸次重幸 ...

_ 映画 K'z films 2 - 2012年11月25日 13:36

Data 監督 伊藤匡史 原作 道尾秀介 出演 阿部寛 
村上ショージ 
石原さとみ 
能年玲奈 
小柳友 公開 2012年 11月

_ とりあえず、コメントです - 2012年11月25日 15:28

道尾秀介著の同名小説を阿部寛主演で映画化したサスペンスです。 予告編を観て、これは面白そうと公開を楽しみにしていました。 5人それぞれのキャラクターが創り上げるコラボレーションにワクワクするような作品でした(^^ゞ

_ シネマ親父の“日々是妄言” - 2012年11月25日 16:45

[カラスの親指] ブログ村キーワード
 阿部寛、今年3本目の主演作!「カラスの親指」(20世紀フォックス映画)。刑事、古代ローマ人に続いて今度はプロのサギ師。さあ、あなたもダマされちゃいますか?


 武沢竹夫(阿部寛)=通称・タケは、8年前に自身に振りかかった或る出来事を境に、全てを捨て裏の社会でサギ師として生きてきた。最近は、自分より年長だがサギ師としては後輩の入川鉄巳(村上ショージ)=通称・テツとコンビを組み、日々の生活は順調だった。或る日、タケの過去に関係があると思われる不審火が原因で、住んでいたアパートを失った2人は心機一転とばかり新たな住居に転居し、仕事道具を購入する...

_ 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭 - 2012年11月26日 05:08

☆過去の因縁に苛まれる詐欺師(阿部寛)が、自殺しようとしていた男を仲間に引き入れ、そして、因縁のあった男の追跡から逃れるために引っ越した先に、3人の若者が転がり込み、擬似家族を形成しつつ、それぞれの過去と決別するため、大きなヤマに挑む、ハートウォーミン...

_ 象のロケット - 2012年11月26日 11:20

中年男のタケとテツは、コンビを組んだばかりのサギ師(カラス)。 アパートが火事に遭い荒川沿いの一軒家へ引っ越した二人の元に、スリの少女“まひろ”が、姉“やひろ”とその恋人“貫太郎”と共に転がり込んでくる。 5人の奇妙だがちょっと楽しい共同生活が始まったものの、再び謎の不審火が! 自分に恨みを持つヤミ金業者ヒグチの仕業と確信したタケは、5人で反撃に出ることにしたのだが…。 サスペンス。

_ いい加減社長の映画日記 - 2012年11月27日 08:21

だまされてやろうじゃないか、と・・・

「オフィシャルサイト」

【ストーリー】
悲しい過去を背負い、詐欺師として生きるタケとなりゆきでコンビを組むことになった男、テツ。
詐欺に励む二人のもとに、アパートを追い出された美人姉妹とその恋人が転がり込んできた。
...

_ たいむのひとりごと - 2012年11月27日 16:57

今度は”詐欺師”になった阿部ちゃんを観に行ってきた。原作は未読だし、予告編では「ラストのネタバレしないでね」という感じだったので、『シックス・センス』的な大ドンデン返しを楽しみにしていたのだけど、「な

_ とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver - 2012年11月27日 22:41

カラスというのは詐欺師のことで、誰が親分なのかは最後までわからないのがいい。人間の5本の指でほかの4本としっかり向き合えるのが、親指だけだという。言葉遊びのユーモアもあって、時々笑える物語になっている。

_ タナウツネット雑記ブログ - 2012年11月28日 00:06

映画「カラスの親指」観に行ってきました。道尾秀介の同名小説を実写化した、阿部寛と村上ショージが主演を担う人間ドラマ作品。物語最初の舞台は競馬場。競馬場の馬券売り場で、あ...

_ あーうぃ だにぇっと - 2012年11月29日 21:17

カラスの親指@シネマサンシャイン池袋

_ カノンな日々 - 2012年11月29日 21:50

何やら面白そうなミステリー作品だなぁと楽しみにしてました。原作は未読ですが直木賞作家・道尾秀介さんの本格ミステリー小説を映画した作品だそうです。阿部寛さんと村上ショー ...

_ 映画@見取り八段 - 2012年11月30日 01:37

カラスの親指    監督: 伊藤匡史    出演: 阿部寛、石原さとみ、能年玲奈、小柳友、村上ショージ、鶴見辰吾、ベンガル、ユースケ・サンタマリア、戸次重幸、なだぎ武、上田耕一 公開: 2012年11月23日 2012年11月26日。劇場観賞。 原作は第62回日本推理作家協会…

_ オールマイティにコメンテート - 2012年12月01日 01:11

「カラスの親指」は詐欺師のコンビがある日突然少女を助けた事で姉妹とその恋人との共同生活をする事となり、過去の因縁から5人は狙われてしまうが、5人は最後の大勝負を掛けて ...

_ だらだら無気力ブログ! - 2012年12月01日 21:43

予告編には騙されたなぁ。

_ 官庁エコノミストのブログ - 2012年12月03日 20:08

今日はかなり前からの天気予報でも雨ということで室内競技を志向し、映画「カラスの親指」を見て来ました。原作は芥川賞作家の道尾秀介です。一応、かなり前ですが、私は原作を読んでいます。面白かったと記憶しています。詐欺師が主人公です。少し前の10月下旬の東京国際映画祭で阿部寛と石原さとみがグリーン・カーペットの上を歩いていたのは、この映画の出演者とスタッフだったハズです。でも、東京国際映画祭で私がもっとも注目したのは吉田修一原作の「横道世之介」だったりしました。来年2月に封切られますので、ぜひ見たいと考えています。 ということで、映画「カラスの親指」なんですが、原作のプロットが秀逸だけに、原作に忠実に

_ 京の昼寝〜♪ - 2012年12月08日 09:27




□作品オフィシャルサイト 「カラスの親指」□監督・脚本 伊藤匡史□原作 道尾秀介□キャスト 阿部 寛、村上ショージ、石原さとみ、能年玲奈、小柳 友■鑑賞日 12月2日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想>
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基本、キャストを見られなきゃ映画を見ない人(爆)10/20(土)〜28(日)までTOHOシネマズ六本木ヒルズなどで行われた「第25回東京国際映画祭」でワールドプレミアとして、また11/8( ...

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事前情報をあまり入れないで観賞しました。 詐欺師のお話というのは知っていたという

_ みんなシネマいいのに! - 2012年12月16日 03:08

 しまった~ チケットを買う時にうっかり「カラスの飼育」と言ってしまったよ。 そ

_ 流浪の狂人ブログ〜旅路より〜 - 2012年12月23日 17:47

 道尾秀介原作のミステリー小説を、「楳図かずお恐怖劇場 絶食」の伊藤匡史監督・脚本、「テルマエ・ロマエ」の阿部寛主演で映画化。 一見、蛇足で無意味に思えるような些細な部分も含めた、大小様々なパーツが、ほとんどムダなく、完全な形で機能していく巧みな構図に加

_ 映画的・絵画的・音楽的 - 2012年12月26日 06:10

 『カラスの親指』を新宿武蔵野館で見ました。

(1)阿部寛がお笑いの村上ショージと共演するのが面白いと思い、映画館に出かけました。

 物語の冒頭では、競馬場で、どの馬券を買うべきか思案に暮れている男タケ(阿部寛)が映し出されます。すると彼のそばに、いかに...

_ またり、すばるくん。 - 2012年12月27日 20:29

原作:道尾秀介、主演:阿部寛の
映画「カラスの親指」を見ました。

_ 小説のおすすめ(ミステリ中心) - 2013年02月08日 15:01

「月の恋人」っていう月9のドラマご存知ですか。 キムタクが主演だったのですが。。 私は見たことがありません笑 で。 その原作を書いていたのが、道尾秀介さんでした。 これは、この本を読んでから知ったことでした。 道尾秀介さんの小説にハマってしまったのも、この小…

_ よしなしごと - 2013年03月23日 21:20




 去年に見たのにまだ記事にしていないのをぼちぼちと記事にしていきます。
 もともと好きな俳優さんですが、テルマエ・ロマエで爆笑させてくれた阿部寛がローマ人、刑事に続いて詐欺師を。石原さとみの「もう騙されちゃったもんね。」という予告も特徴的なカラスの親指を見てきました。

_ 365日読書好きが選ぶ 買って損しない本はコレ! - 2013年04月14日 22:47

今日は地震が多かった。 午後は結構揺れました! あと、風も強かった!! さて、今日は「ガラスの親指」です。 【買いポイント】 この作品、阿部寛主演で、映画化もされました。 詐欺師として生業をしていた「タケ」が、ひょんなことから、同じ家業の 「テツ」と出会い…

_ いやいやえん - 2013年08月16日 08:49



わけあって短信です。
・美人姉妹がかーわいい。準主役は能年玲奈さんなのだ
・コミカルなコン・ゲーム、詐欺師の物語です
・親指は他の全部の指と向き合える(確かに!)
・どんでん返し自体はそんなにびっくりするものではなかった
・ストーリーは良く練られているが興奮するほどのものではない
・160分は長いよー。けど序盤1時間はさほど物語は動かない
・映画というよりはドラマ
・「またみんなバラバラになるんだね」という台詞の家族感が薄っ
・本当の意味でのカラスはテツだった、愛のある大鴉だねー。

【概略】
悲しい過去を背負いサギ師になったタケと、成り行きでコンビを組むことになった新米サギ師・テツの下に、ひょんなことから美人姉妹とひとりのノッポが転がり込んで来る。

サスペンス