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ファニーゲームU.S.A. : 激!!ホラー2012年10月23日 18:58

ファニーゲームU.S.A.
 一昨日の同窓会、楽しかったですよ~。但し、年のためでしょうがアルコールの抜けが悪く、昨日は午前中の間はしんどかったですね。本日紹介する作品は、最近観たホラー映画の中では、ぴか一のこちらになります。
【題名】
ファニーゲームU.S.A.

【製作年】
2007年

【製作国】
アメリカ、イギリス、フランス、オーストリア、ドイツ

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 アン(ナオミ・ワッツ)とジョージ(ティム・ロス)の夫婦は、息子を連れて、バカンスを過ごすために湖の別荘を訪れる。到着早々、隣の住人と一緒にいる白いポロシャツ、白い手袋という出で立ちの二人組みの青年と出会う。アンが夕食の支度を進めていると青年の一人、ピーター(ブラディ・コーベット)が、卵を分けて欲しいと訪ねてくる。丁重なその態度にアンは快く卵を渡すが、彼はそれを床に落としてしまう。割れてしまった卵を掃除するアンに、ピーターは再度卵を要求。渋々渡して追い返すと、玄関先で犬が吠え出す。アンが様子を伺うと、そこにはピーターの他にもう一人の青年ポール(マイケル・ピット)が立っていた。
続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「ファニーゲームU.S.A.」は、「ピアニスト」のミヒャエル・ハネケ監督が、1997年公開の衝撃作「ファニーゲーム」をハリウッドでセルフリメイクした作品です。主人公のアン役と製作総指揮には、「21グラム」ナオミ・ワッツ。その夫ジョージ役には、「PLANET OF THE APES/猿の惑星」のティム・ロス。

 今まで観たホラー映画とは、一線を画す作品でした。他の作品とは異なる緊張感があり、観終わった後に味わったことのない疲労感を感じました。何だか、心の奥底が疲れたような感じです。つまり、深層心理を揺さぶられたということでしょうか。

 あらすじとしては、オリジナルの「ファニーゲーム」と詳細まで全く同じとのことです。つまり、ハリウッド作品の特徴であるハッピーエンドは無いということ。そのため、観る者にとって後味の悪い結末が待っています。ピーターとポールにより、理不尽にも徹底的に痛めつけられる家族。この悲運の家族には、絶望しか待っていないのです。

 演出にも、独特のものがありました。凄惨な暴力シーンが皆無なのです。そして、映画を観る観客に、サインを出したり話しかけるピーター。このことにより、観客はあたかも自分自身が、その場にいるかのような錯覚を受けるのです。音楽の使い方も印象に残るものでした。強烈なのが、作品の冒頭でクラッシックからいきなりノイズのようなヘビメタに代わるシーンです。このことにより、これから観る作品が観る者にそれなりの覚悟を要求する作品であると感じさせます。ミヒャエル・ハネケは、本当に凄い人ですね。

 演者の高い演技力も、この尋常ならざる空気感をつくるのに一役かっています。ブラディ・コーベットとマイケル・ピットが演じる青年たちは、淡々としかも彼らなりのユーモアを交えるように、冷酷な行いをする人間を演じています。ナオミ・ワッツとティム・ロスの高い演技力も、極限状態に追い詰められた人間の尋常でない状態を演じ切っています。彼らの演技により、観る者もどんどんと深みにはまっていくのです。

 このように「ファニーゲームU.S.A.」は、人間の深層心理を揺さぶる今までにないホラー映画です。ミヒャエル・ハネケの作品は、本作が初めてでしたが、世界には素晴らしい才能を持った人が大勢いるのですねぇ。では、本日はこの辺で |///|(´∀`●)ノ[゚+。:.゚サョナラ゚.:。+゚ ] 。


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_ いやいやえん - 2012年10月23日 19:23


ハネケ監督のセルフリメイク作品です。オリジナルとほぼ同じ構成にカメラワーク…でもオリジナルのほうが陰鬱な雰囲気が強かったかな。他のハネケ作品と同じように不愉快に思ったり理不尽さを感じる、それはまさに監督の意図したところなんですよね。案の定、監督の手のひらで転がされてる気がする。
主婦にナオミワッツ、犯人の一人にマイケル・ピット。
カメラの構図なんかはハネケ世界ですね、わざとイライラさせる構成もね。
ポールとピーター…彼らの態度には絶対にイライラさせられる…それがゲームの始まりです。「なんでもいいから、とりあえずでてってくれ!」と言いたくなるはず。
3家族でてきますね。ナオミワッツの家は2番目。冒頭で最初に声をかけた隣人と彼女は同じ反応をしていることにも気付きます。
早く逃げてという逼迫した状況で、ガラスを割ってでも逃げるとまではしないのは人間の安全感覚なのかなあ。頭では自分では我を忘れて逃げまくるだろうって思うけども、実際にはきっと恐怖で頭もこわばっちゃって上手く逃げられないんでしょうね。
子供を目の前で殺された両親はやはり気が動転しているのか、旅行なんだから充電器もってきてるでしょ、充電しながら電話かけなよ!とか、突っ込みどころは多々。
結局、絶望的な理不尽さは続いていく。
「リモコン」もそうですが、彼らの語る内容だとかも、現実離れをしている。そしてその内容を考えていくと「ファニーゲーム」というタイトルさえもが非常に薄気味悪く感じてくる。
陰湿な暴力表現です、「いじめ」とかもそうだよね、相手に責任をおしつける。あんたたちのせいでこうなったんだ、って。そして見ている私達をもときおりカメラ目線で話しかけることによって、この行為の参加者のように扱われる。
もともとオリジナル作品において、監督自身が「暴力というものは絶対に殲滅できない。暴力が快楽を求める時代に、暴力の意味を再認識させられる作品があるべき」とコメントしていました。これは提起作品なんですね。

【概略】
湖畔の別荘でバカンスを過ごす家族の前に現れたふたりの美青年。隣家の遣いと称し礼儀正しく振舞っていた彼らは、徐々に冷酷で残忍な本性を露にしていく。

サスペンス・スリラー

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