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推理作家ポー 最期の5日間 : 天才に対する賞賛と謎を求めて2012年10月12日 19:45

推理作家ポー 最期の5日間
 民主党の田中法相、真偽のほどは分かりませんが…。まあ、報道と本人の質疑を見る限り、限りなくクロに近い感じですが、ここはあえて”謎”としておきましょう。ちなみに、本日紹介する作品も、”謎”に満ちた最後の5日間を過ごした人物が主人公のこちらになります。
【題名】
理作家ポー 最期の5日間

【製作年】
2012年

【製作国】
アメリカ

【鑑賞手段】
映画館

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 1849年のアメリカ、ボルティモア。闇夜の中で凄惨な殺人事件が発生する。現場に急行したエメット・フィールズ刑事(ルーク・エヴァンス)が目にしたものは、血まみれの母娘の無残な死体だった。その事件は、トリックも殺害方法も、数年前に世間を震撼させたエドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)の推理小説『モルグ街の殺人』に酷似していた。その頃、酒場で騒ぎを起こして放り出されたポーは、恋人エミリー(アリス・イヴ)と出会うが、彼女の父親のハミルトン大尉(ブレンダン・グリーソン)から、娘に近づかないようにと言われてしまう。新聞社のマドックス編集長(ケヴィン・マクナリー)と口論の後、帰宅した彼をエミリーが訪ねてくる。自分の誕生日に行われる仮面舞踏会でプロポーズして欲しいというのだ。招待客の前であれば、父親も結婚を許してくれるのではないか……それが彼女の思惑だった。
続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「推理作家ポー 最期の5日間」は、初の推理小説といわれる「モルグ街の殺人」の著者であるエドガー・アラン・ポーの最後の日々を史実とフィクションを織り交ぜて描くサスペンス・スリラー映画です。監督は、「ニンジャ・アサシン」「Vフォー・ヴェンデッタ」で個性的なヒーローを描いてきたジェイムズ・マクティーグ。主演のエドガー・アラン・ポー役には、「シャンハイ」のジョン・キューザック。ポーと共に事件解決に奮闘するエメット・フィールズ刑事役には、「インモータルズ -神々の戦い-」のルーク・エヴァンズ。ポーの恋人であるエミリー・ハミルトン役には、「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」のアリス・イヴ。

 それほど期待せずに観に行ったのですが、以外に面白い作品でした。エドガー・アラン・ポーの小説を模した猟奇的な殺人事件の犯人をポーとエメット刑事が追う展開が、とてもスリリングに描かれており、何時の間にか作品の世界に引き込まれていました。

 この作品をスリリングにしている要因の一つに、ジェイムズ・マクティーグ監督のつくる独特の世界観があります。この独特の世界観を形作っているのは、繊細で緻密なセット、どんよりと暗くどこか湿ったような映像、そして”闇”を感じさせる主人公、といったところでしょうか。これらは、ジェイムズ・マクティーグ監督作品に共通の特徴です。特に本作では、決して派手なアクションシーンはありません。にもかかわらず、観る者をスリリングな世界に引きずり込むのは、これらジェイムズ・マクティーグ監督の独特の演出によるものでしょう。

 但し、この作品を観て一番強烈に感じた事は、これだったら「R15+」も当然でしょうという凄惨なシーンと犯人が仕掛けるトリックに関してです。「そんなの色々な映画で観てきたよ。」といわれる向きもあろうかと思いますが、これを1840年代に考え出したエドガー・アラン・ポーの超人的ともいえる先見性には驚かざるをえません。まぎれもなく、ポーは天才です。

 ただ、あらすじ的には若干残念なところがありました。自分としては、ポーと一緒になって犯人を捜すという工夫が欲しかったですね。でも、天才であるポーも犯人の意図的なヒント無しには、たどり着けないような相手だから無理な注文といったところかな。

 このように「推理作家ポー 最期の5日間」は、独特の世界観が魅力的なサスペンス・スリラーの良作です。また、続編は決してないという終わり方も、潔くてよいですよねぇ。では、本日はこの辺で (○´ω`)ノ ゚+。:.゚さようなら゚.:。+゚ ヽ(´ω`○) 。


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_ あーうぃ だにぇっと - 2012年10月12日 20:57

推理作家ポー 最期の5日間@よみうりホール

_ 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 - 2012年10月12日 23:00

Raven [Blu-ray] [Import]クチコミを見る推理作家エドガー・アラン・ポーと模倣犯による壮絶な戦いを描いたミステリー「推理作家ポー 最期の5日間」。東欧ロケが独特のダークな雰囲気を醸 ...

_ 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭 - 2012年10月13日 00:39

☆予告を見た限りでは、何でこの映画が企画されたのか不明で、あまり期待しないで映画館に足を運んだ。

 21:30からのレイトショーで、眠気が予想されていたのだが、意外にも、非常に面白く夢中になった。

 ・・・創作意欲がなくなり、酒に溺れる生活のエドガー・...

_ MESCALINE DRIVE - 2012年10月13日 08:22

有楽町はよみうりホールにて「推理作家ポー 最期の5日間」の試写会があり、これに足を運んだ。 本作の主人公はエドガー・アラン・ポー。怪奇幻想文学の歴史を繙くと、特にミステリ史においてその名は燦然と輝く。 謎解きそのものを物語の主題に据えた作品を物した革命家である。その業績はミステリに限らず、ホラーはいうまでもなくSFのジャンルに及び、その影響を受けた作家は枚挙に暇がない。本邦には彼の名に漢字を当てて筆名とした作家がいたくらいだ。その探偵小説界の巨人は、いわずもがなの江戸川乱歩である。 探偵推理小説の父と呼ばれるエドガー・アラン・ポーだが、作中にあるように本人は詩作を愛し詩人としての成功を望んでいた。成りたい自分と成れる自分は違うというわけで、ポーは散文において評価を得ることになる。これは詩人にとっては甚だ不本意だったかもしれない。 ポーは詩人として全く成功しなかったわけではない。代表作「大鴉」は大層な評判となった。しかし、初出掲載の際にポーに支払われたのは9ドルにすぎなかった。 エドガー・アラン・ポーを語るのに、波乱に満ちた私生活に触れないわけにはいかない。私生活においては決して幸せとはいえず、父親の失踪にはじまり母親の死と兄弟の離散、大学と陸軍士官学校を中途で辞め、愛する妻とは死に別れ、酒に溺れて放浪を繰り返した挙げ句、ボルティモアで帰らぬ人となる。1849年10月7日のことだ。 本作の邦題はネタを割っているようなもので、彼が死ぬまでの数日間を取り上げている。これは史実とは異なるのだが、真相が解明されてないことをよいことに想像の翼を羽ばたかせたのが本作である。...

_ 新・映画鑑賞★日記・・・ - 2012年10月13日 22:35


【THE RAVEN】 2012/10/12公開 アメリカ R15+ 110分監督:ジェームズ・マクティーグ出演:ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス、アリス・イヴ、ブレンダン・グリーソン、ケヴィン・マクナリー
偉大なる作家エドガー・アラン・ポーは、なぜ死んだのか…...

_ 象のロケット - 2012年10月14日 07:17

1849年、アメリカ・ボルティモアで殺人事件が発生。 現場に駆け付けた若き刑事エメット・フィールズは、事件が作家エドガー・アラン・ポーの推理小説「モルグ街の殺人」に酷似していることに気づく。 その後もポーの小説を模倣した殺人事件が立て続けに起こり、ポーはエメットと共に犯人を追うことを決意するのだが…。 ミステリー。 R-15。 ≪すべてのヒントは、死体とポーの小説に隠されている!≫

_ いい加減社長の映画日記 - 2012年10月14日 09:59

最初は、あんまり観る気はなかったんだけど、なんとなくそのミステリーの香りに誘われて・・・

「オフィシャルサイト」

【ストーリー】
米国ボルチモア、1849年の秋。
密室で惨殺された母娘の遺体が発見され、現場に駆けつけた刑事フィールズは、数年前に発表された推理...

_ 佐藤秀の徒然幻視録 - 2012年10月14日 19:33

犯人は鏡の中のポー?
公式サイト。原題:The Raven。ジェームズ・マクティーグ監督、ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス、アリス・イヴ、ブレンダン・グリーソン、ケヴィン・ ...

_ 放浪の狼のたわごと - 2012年10月14日 21:18

2012年アメリカで製作された ジェームズ・マクティーグ監督作品。40歳の若さで

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コナンドイルが世に出る以前であり、近代的な事件捜査は行われていない。野蛮な時代とも言える環境で、理路整然とした事件捜査を貫いたポーの苦悩が見事に表現されていた。小説で描かれた手口を模倣している連続殺人犯は、ポーが生み出したものだけど当時の世の中を反映して

_ たいむのひとりごと - 2012年10月14日 22:49

世界初の推理作家:エドガー・アラン・ポーの、謎に包まれた最期の日々を描いたミステリー・サスペンス。江戸川乱歩はいくつか読んだが、本家本元のポーの作品は実は全く読んだことが無い。オリジナルを知らないので

_ タナウツネット雑記ブログ - 2012年10月15日 00:08

映画「推理作家ポー 最期の5日間」観に行ってきました。
19世紀前半のアメリカで推理小説を執筆し有名になったエドガー・アラン・ポーの、その死に至るまでの最後の5日間に何が起こったのかについて描いたサスペンス・スリラー作品。
今作は猟奇的な殺人および死体の描写が満載のため、R-15指定されています。

_ とりあえず、コメントです - 2012年10月15日 23:00

推理小説と詩で有名な作家エドガー・アラン・ポーの死の謎を描いたミステリーです。 ダークな雰囲気が立ち込めている予告編を観た時から、凄そうだなあと気になっていました。 猟奇的な連続殺人事件とポーの恋が織り成す展開に、最後までドキドキな作品でした。

_ 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜 - 2012年10月15日 23:12

評価:★★★☆【3,5点】(F)

本編の最大の謎、ポーの死因って、、、

_ 風に吹かれて - 2012年10月16日 13:12

不幸な有名作家公式サイト http://www.movies.co.jp/poe5days監督: ジェームズ・マクティーク  「Vフォー・ヴェンデッタ」1849年、アメリカのボルチモアで、密室で惨殺さ

_ 悠雅的生活 - 2012年10月16日 15:40

告げ口心臓。赤死病の仮面。大鴉。

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【=41 -5-】 ちょっと怖そうやけどでもぎりぎり耐えられそうかな〜o( ̄ー ̄;)ゞううむ
そういえば子供の頃、江戸川乱歩の名前をぱくった憎い奴だと、エドガー・アラン・ポーのことを思っていた。

 米国ボルチモア、1849年の秋。密室で惨殺された母娘の遺体が発見され...

_ 映画 K'z films 2 - 2012年10月17日 01:16

Data 原題 THE RAVEN 監督 ジェームズ・マクティーグ 出演 ジョン・キューザック 
ルーク・エヴァンス 
アリス・イヴ 
ブレンダン・グリーソン 
ケヴィン・マクナリー 公開 2012年 10月

_ ノルウェー暮らし・イン・原宿 - 2012年10月17日 22:53

懐かしいあのかんじ。
まだ小学生や中学生の頃よく読んでいた、直訳的な文章の古典文学や推理小説。
歴史的な名作であっても、翻訳が直訳的だと話しに入り込めないよね?
推理を解く前に、翻訳した文章が言わんとするところを理解するのが難解で・・・・

_ ★ Shaberiba  - 2012年10月18日 20:56

上質なゴシックミステリーに痺れた〜!!

_ ☆お気楽♪電影生活☆ - 2012年10月24日 14:25

THE ONLY ONE WHO CAN STOP A SERIAL KILLER
      IS THE MAN WHO INSPIRED HIM.

_ だらだら無気力ブログ! - 2012年10月30日 00:16

ルーク・エヴァンスの存在が良かった。

_ ヨーロッパ映画を観よう! - 2012年11月04日 14:22

「The Raven」 2012 USA/ハンガリー/スペイン

世界初の推理小説家とも言われる、かの有名なる、偉大なるエドガー・アラン・ポーが極貧に喘いでいたという事実を知り驚いた。著名なるアメリカの作家としてしか知りようがないが、画家のゴッホみたいに生きてる間は世間から認められなくて貧乏だったみたい...
映画は貧苦の中で妻を結核で失い、その2年後40歳で謎の死をとげたポーの姿を描いている。

エドガー・アラン・ポーに「理想の恋人.com/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」「1408号室/2007」のジョン・キューザック。
エメット・フィールズ刑事に「タイ...

_ kintyre's Diary 新館 - 2013年01月13日 22:38

12-86.推理作家ポー最期の5日間■原題:The Raven■製作年、国:2012年、アメリカ■上映時間:110分■字幕:石田泰子■観賞日:11月10日、新宿ミラノ1(歌舞伎町)■料金:1,800円
□監督:ジェームズ・マクティーグ◆ジョン・キューザック(エドガー・アラン...

_ よしなしごと - 2013年01月20日 18:32




 あれ?公式サイトがなくなってる!いくら何でも早くない?と言うわけで推理作家ポー 最期の5日間を見てきました。

_ はらやんの映画徒然草 - 2013年04月09日 22:39

劇場で見逃したので、レンタルで観賞。 主人公は「モルグ街の殺人」などの作品がよく

_ いやいやえん - 2013年06月02日 09:42



アパートの一室から響き渡る女性の悲鳴に警官隊がかけつけるも時すでに遅く、母親と思われる女性は首がほとんど切り離された状態で横たわり、娘は首を絞められ煙突に逆さまに突っ込まれていた。ドアは内側から鍵がかけられ、窓は釘で打ち付けられている密室殺人であった…。
これ↑は密室殺人を扱った最初の推理小説とも言われているポーの「モルグ街の殺人」における事件です。が、ポーの小説ではC・オーギュスト・デュパンが解明するこの事件を模倣した殺人事件が起きるのです。その後も、ポーの作品「落とし穴と振り子」を模した殺人事件が起こり、捜査協力を依頼されたポーとフィールズ警視が捜査を開始する、というもの。
この作品の魅力は、エドガー・アラン・ポーの推理小説の犯罪トリックが使われている点で、「赤死病の仮面」「黒猫」「早すぎた埋葬」「マリー・ロジェの謎」など、ポーの作品がストーリー上に絡められていくのはなかなか面白いと思う。
しかしながらポーの作品は有名なところを2,3作昔(小学生当時)読んだだけで、正直事件の細かい部分なんて忘れちゃってるのでニヤニヤ出来なかったのは残念。
最愛の幼な妻ヴァージニアを亡くし、その悲しみや心の闇からなかなか抜けられないながらも、新しい恋人エミリーという存在も出来た矢先、事件がおきエミリーが攫われてしまう。犯人はポーに事件の事を小説にして発表すれば、エミリーの居所のヒントをやろうと挑発。エミリーを助けたい彼は筆を走らせるが…。
どんよりと暗くどこか湿ったようなゴシックな世界観はなかなかいい塩梅のおどろおどろしさがあって、引き込まれたし楽しめました。ポーの謎の死因を脚色した作品ですが、映画の中のラストのセリフは実際の死に際も言っていたそうで、上手く繋げています。また犯人自体が野放しにならずに終わるところも良かったです(どうやって先回り?とか色々難はつけられるけど)。
実際に事件を実行してみると実にグロい殺人になる事から、殺人事件を小説に書くという面においては、やはりポーは天才だったのでしょうね。
フィールズ役のルーク・エヴァンスさんがなかなか良かったです。

【概略】
1849年、ボルティモアの密室で母娘が殺害される。刑事・エメットは、事件がエドガー・アラン・ポーの小説に酷似していることに気付く。

サスペンス