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レバノン : リアルガチな…(出川先生的表現)2012年09月27日 19:01

レバノン
 オスプレイの沖縄配備に向けてのレールが着々と引かれております。広島市在住の私ですが、オスプレイの配備は個人的に賛成です(中国があれですから)。アメリカのキャンベル次官補が20日の上院外交委員会小委員会で、尖閣諸島について、日本が攻撃された場合に米国が日本を防衛することを定めた日米安保条約の「明らかな」適用対象との認識を示しました。どうしても、オスプレイを日本に配備したいアメリカ、それを支援したい日本の防衛省、中国の尖閣に対する強硬な姿勢と中国国内のデモ。これらを見る限り、今回は日米の思惑に中国が利用された形となったみたいですね。本日紹介する作品は、日本が将来こんな事にならなければよいなという作品です。
【題名】
レバノン

【製作年】
2009年

【製作国】
イスラエル、フランス、イギリス

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 1982年6月、イスラエルがレバノンに侵攻し、レバノン戦争が勃発。イスラエル軍の4人の戦車兵が、前線に配置される。優柔不断な指揮官アシ(イタイ・ティラン)、反抗的なヘルツル(オシュリ・コーエン)、引き金を引くこともできないほど気弱な砲撃手シムリック(ヨアヴ・ドナット)、臆病な操縦士イーガル(ミハエル・モショノフ)の4人は、戦車のスコープ越しに、まるで悪夢のような光景を目の当たりにする。
続きはこちらをクリック。 (MovieWalkerより引用)


【感想】
 この「レバノン」は、2009年のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した戦争ドラマです。監督は、戦車兵として実際にレバノン戦争に従軍した経験を持つサミュエル・マオスで、本作で鮮烈なデビューを飾りました。

 とにかく、戦場のリアル感と臨場感が半端ない作品です。戦場の残酷さ、生々しさ、そして無情感、これらは観る者が目を背けたくなるほどのリアル感です。そして、死体や捕虜と一緒に戦車という鉄の密室の中に閉じ込められた戦車兵の恐怖感や悲惨さは、まるで自分が戦車兵になったかのような臨場感を感じます。以前紹介した「ネイビーシールズ」もリアルで臨場感のある映画でした。しかし、本作は「ネイビーシールズ」の対極に位置しています。ネイビーシールズを観終わった後に感じた高揚感など微塵も無く、どっと疲れてしまうような映画です。

 このリアル感と臨場感生み出したのは、監督のサミュエル・マオスの手腕によるものでしょう。映像のほとんどが、戦車内の映像とスコープ越しに見る戦場の映像です。
戦車内の映像
スコープ越しの映像
この独特の演出により、観る者が戦車兵と同じ状況に置かれるのです。この自身の経験を活かした見事な演出は、リアル感と臨場感を生み、それが圧倒的な緊張感を観る者に強いることになるのです。

 また、戦車兵の性格や行動も非常にリアルなものです。彼らは、優柔不断で、自分勝手で、気弱で、臆病です。私も、彼らのような極限状態に置かれて、正常な判断と行動が取れるかと聞かれれば、「努力する。」としか答えられません。現在、日本の国境に不穏な空気が流れ、ネトウヨの人達の威勢のよいコメントが散見されます。しかし、実際の戦場でためらいなく引き金を引ける人間は殆どいないでしょう。それが、現実だと思います。

 このように「レバノン」は、軍事オタクもどっと疲れるほどの”エグイ”戦争ドラマです。実際、最後まで観れない方も相当いると思われるほどの、ショッキングな映像です。観る者を相当選ぶのは間違いありませんが、あえて「おすすめ!」の評価にしたいと思います。ちなみに、私の場合スコープ越しは「ボトムズ」です。では、本日はこの辺で (○-ω-`)φ.....サョナラ+.☆゚+.☆ 。


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