Google
WWW を検索 ブログ内検索

日輪の遺産 : マント男は何者なのか?2012年03月03日 19:23

 本日より新しいアンケートを始めました。広島カープの順位予想です。皆さん、ふるって参加して下さい。では、本日紹介する作品はこちらになります。
【題名】
日輪の遺産

【製作年】
2011年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
だめだめ!

【あらすじ】
 森脇女子学園の卒業式当日、来賓の金原庄造(八名信夫)が息を引き取った。残された妻久枝(八千草薫)は、義理の息子荘一郎(北見敏之)、荘一郎の娘涼子(麻生久美子)、涼子の婚約者後藤俊太郎(塩谷瞬)に封印されたマッカーサーの財宝について語り始める。

 終戦間近の1945年8月10日、陸軍近衛第一師団の真柴司郎少佐(堺雅人)は、師団長森赳(野添義弘)に呼び出される。彼が向かった場所には、阿南惟幾陸軍大臣(柴俊夫)をはじめとする陸軍の首脳たちがいた。また、真柴同様に東部軍経理部の小泉重雄中尉(福士誠治)も呼び出されていた。そこで、真柴少佐と小泉中尉はある密命を帯びる。山下将軍が奪取した900億円(現在の貨幣価値で約200兆円)ものマッカーサーの財宝を、秘密裡に陸軍工場へ移送し隠匿せよというものだった。この莫大な財宝に敗戦後の祖国復興を託したのであった。また、阿南大臣は実戦経験の無い2人のために、望月庄造曹長(中村獅童)を部下として配した。

 3人は、早速作業の準備に入った。彼らに指示を届けるのは、陸軍の旧軍服にマントを羽織った謎の男であった。翌日彼らの作業を補助するために、森脇女学校の野口孝吉教諭(ユースケ・サンタマリア)とその生徒20人が手配された。そして、陸軍工場へ到着した彼らは、作業を始めたのであった…。


【感想】
 常に凛として自らの責任/責務を命を賭して果たそうとする日本人像、それが軍首脳だけでなく末端の少女達まで徹底されています。安倍元首相が観られると、さぞお喜びにされる映画でしょう。

 このように、本作は「美しい日本」を強調する余りに、説得力に欠ける映画に仕上がっています。物語の原型としては、”マレーの虎の埋蔵金”だと思いますが、それがマッカーサーの隠し財宝に置き換えられています。両者の財宝としての取得方法を考えると、製作者側に悪意があるとしか思えません。

 そして、この物語の肝である少女達の自殺の動機も納得出来ません。海軍軍人の少女の説得で、財宝を守るために集団自殺するというこじ付けはかなり無理があります。特に、少女達の教師は、平和主義者です。平和主義者であれば、死ぬことよりも生きることを教えているはずです。

 また、細かい事ですが、マント男は何者でしょう。製作者の意図としては、非情な命令を伝えるマント男を軍国主義の象徴として描いたのだと思います。しかも、最後にあっさりと倒されるんですよねぇ。本作は財宝の隠匿と、その調査を巡る攻防を描いた作品でもあります。ならば、偶像のような男を出すべきではないでしょう。

 このように、本作はリアリティを無視した全くの駄作です。少なくとも、私はこの映画では泣けません。これ以上書くとあれですので、この辺にしておきます。ただ、出演者の熱演だけは d(-_^)good!! です。では、皆さんのコメントやアンケートお待ちしています。
★この映画の皆さんの評価★

関連商品

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://moviegoer.asablo.jp/blog/2012/03/03/6358890/tb