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必死剣 鳥刺し : これぞ、武士道2012年02月13日 18:45

 今日は、久々に観た時代劇を紹介します。
【題名】
必死剣 鳥刺し

【製作年】
2010年

【製作国】
日本

【鑑賞手段】
DVD

【おすすめ度】
おすすめ!

【あらすじ】
 東北の小藩である海坂藩。ある日、この海坂藩で藩内を揺るがす一大事件が発生する。物頭を務める兼見三左エ門(豊川悦司)が、藩主である右京太夫(村上淳)の愛妾である連子(関めぐみ)を殿や他の藩士たちが見守る中で刺殺したのであった。

 最愛の妻であった睦江(戸田菜穂)を病で喪った兼見にとって、失政の元凶である連子の刺殺は死に場所を求めた武士の意地でもあった。しかし、兼見に下された沙汰は、驚くほど軽いものだった。中老の津田民部(岸部一徳)から下された沙汰は、「1年の閉門並びに降格」というものだった。

 1年の閉門が終え、兼見は藩主の傍らで仕えることになった。また、兼見の身の周りの世話をする亡妻の姪である里尾(池脇千鶴)との日々の中で兼見は再び生きる力を取り戻してゆくのであった。

 一方、藩主は連子を失った後も身勝手な政策を続け、民衆は疲弊にあえいでいた。そんな中、藩主の従弟である帯屋隼人正(吉川晃司)は、藩主に対する不信を募らせていた。

 そんな状況の中、兼見は中老の津田に呼び出され殿を守るように密命を下される。兼見が天心独名流の剣豪であり“鳥刺し”という必勝の技を持っているのを承知の上での密命であった…。


【感想】
 久々に時代劇を観ました。時代劇はよいものです。しかも、この「必死剣 鳥刺し」は美しい時代劇でした。その美しさは、武家の作法でもある形式美ではあると思われます。たそがれ清兵衛武士の一分のような下級武士のリアルな姿を浮き彫りにする時代劇もよいですが、形式美にこだわったこの作品も趣があります。

 この美しさを醸しだしている原因は、トヨエツの演技に他なりません。武士の生き様は「金でなく道義、道徳、心の気高さがが何よりの価値基準である」といわれます。その美しき武士の生き様をトヨエツは見事に演じ切っています。それだけではありません。武士の死に様も見事に演じ切っているのです。やっぱり、トヨエツはよい俳優です。

 ストーリー展開としては、多少ゆるゆる感があることも確かでした。ただ、私は時代劇だと眠くならないんですよね。不思議なものです。

 本作は、今の時代では失われた武士の精神を持った映画です。中年以上の方は、私と同じように観ていて感じるものがある映画だと思います。では、皆様のコメント及びレビューお待ち申し上げております (m。_。)m オネガイモウシアゲマス 。

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2010年7月5日(月) 19:30~ 丸の内TOEI1 料金:0円(完成披露試写会) パンフレット:0円(売値不明。豪華なプレスかもしれない。) 『必死剣鳥刺し』公式サイト 初めて試写会に行きましたよ。しかも舞台挨拶付き。家に招待状が来ていて、どこで当たったんだろうと思ったが、どうやら「必死剣耳掻き」を調べた時に、公式サイトから申し込んだのが当たったようだ。残念ながら「必死剣耳掻き」は、貰えなかった。 登壇したのは、主役の豊川悦司、ヒロインの池脇千鶴、いい役の吉川晃司、殿役の村上淳、殿の側室の悪女役関めぐみ、出てくるだけで怪しい日本映画界の重鎮岸部一徳、主題歌を歌うalan、監督の平山秀幸。司会進行は、猫家だか噺家みたいな名前の奴。名前失念。千鶴ちゃんが、ちっちゃくて子供みたいだ。関めぐみは、吉川と並んでもデカイ。 噺家みたいな奴は、皆に「どんな人に見てもらいたいですか。」とワンパターンで聞くので、少々飽きる。が、監督だったかが、「サラリーマンに見てもらいたい。」、一徳が、「私は団塊世代なので、日本を支えてきた人たちに。」というのは、サラリーマンの俺には、少し期待感を抱かせる。 しかし、吉川のはずすジョークなどで、挨拶自体は、あまり盛り上がらずあっという間に終了。 メディアの連中は兎も角、一般の招待客と思われる連中まで、挨拶終了後本編を観ずに速攻で出て行く奴がいた。関係者か何かなのか? 離れた席なのに、微妙な知り合い風の挨拶している招待客たちもいたが、映画ブロガーの皆さんですか?知っているハンドルネームでも出るかと思って聞き耳をたてたが、よく聞こえなかった。しかし、そんなところでハンドルネームで呼ばないか。 肝心の映画だが、 必死剣とあるが、藤沢周平の隠し剣シリーズの一遍だそうだ。遅れてきた東映藤沢周平の2作目。 殿を唆し悪政をさせる悪女の側近を、トヨエツが刺し殺すところから、いきなり物語が始まる。トヨエツは、自害も覚悟していたのだが、1年間の減俸と幽閉の身になることを申し付けられるだけ。幽閉されて引っ込んでいるところと、過去のシーンが交互に繰り返される。これが退屈でなんの。 しかも、吉川晃司は正義感の強い役回りらしい、千鶴ちゃんはトヨエツに行為を寄せているらしい、小日向のおっさんは生真面目で孤立しているトヨエツの唯一の理解者らしいのだが、残念ながら、それらの感情が強く訴えてこない。 正直言って...